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分譲地の区画の選び方。人気の土地や選ぶときに大切にすると良いこと

家選びネット公式 (ie-erabi.net) 2022-12-12
選び方

分譲地の購入を考えたとき、区画の選び方はどうすればよいのか分からなかったり、人気のある区画が気になったりすることもあるでしょう。今回は、分譲地の概要や道路に着目した区画ごとの特徴、土地選びをする上で大切にするとよいポイントなどをご紹介します。


分譲地とは?


まずは、分譲地とはどのような土地を指すのか、分譲地の定義や特徴を紹介します。


分譲地と宅地の違い

分譲地とは、ハウスメーカーや不動産会社が広い面積を一定の区画で分割し販売する土地のことです。一方「宅地」とは、土地の種類を表す地目のひとつであり、家を建てられる土地全般のことを指します。つまり、分譲地は「宅地」のひとつの種類として捉えられるでしょう。


分譲地の特徴

分譲地は、区画整備が終了しており、土地の境界がはっきり分かれているという特徴があります。家を建てるための造成工事が済んでいるほか、水道やガスなどのライフラインが既に引き込まれた状態で販売されることが一般的です。


なお、家を建てるために区切って販売されている一般的な分譲地のなかでも、指定のハウスメーカーや工務店で建てることを条件に販売している土地は建築条件付きの土地と呼ばれています。


このほか、分譲地の中にすでに建築されている、または建設予定の住宅を土地とセットで販売している形態として「建売住宅」があります。


関連記事:分譲住宅のメリットとデメリット。購入するときに知っておきたいこと


分譲地の区画の選び方は大切


分譲地は選ぶ区画によって、生活のしやすさや価格、配慮すべき点が異なります。


ハウスメーカーや不動産会社が提供する分譲地は、どの区画も、より良い条件になるよう工夫して区画割りが行われていますが、それぞれの場所に応じたメリット・デメリットがあります。区画選びで失敗したと感じることのないよう、しっかり区画ごとの特徴を把握していきましょう。


分譲地の区画ごとの特徴


区画の選び方としては、まず区画ごとの特徴をつかむとよいでしょう。区画選びに対する視点はさまざまですが、今回は、道路が接する方角に着目した区画ごとの特徴をご紹介します。


東側道路

東側が道路と接している区画は、朝や午前中の日差しを十分に取り入れられるのがメリットです。南側の隣接する区画に住宅が建っている場合、午後からの日差しを取り込みづらくなる可能性が考えられますが、暑い夏場は直射日光を避けられるので比較的過ごしやすいでしょう。アプローチや玄関部分を北側に寄せるなど設計を工夫すると、南側のスペースを活かした家づくりができます。


西側道路

西側が道路と接している区画は、日照時間が長いことがメリットです。午後の日差しが入りやすく、冬場は比較的暖かく過ごせます。西日の日差しが気になる場合は、間取りを工夫するほか、西側の窓に断熱性の高いカーテンを取り付け、サンシェードを利用するなど、西日予防の工夫により過ごしやすい住まいになるでしょう。


南側道路

南側が道路と接している区画は、日照条件が非常によく人気があります。一方で、リビングや洗濯物を干す場所を南側に配置すると、道路側からの視線が気になるかもしれません。プライバシーの確保を考えた設計がよいでしょう。


北側道路

北側が道路と接している区画は、日照条件がほかと比べて悪くなりがちです。その反面、北側に建物を寄せて南側にスペースを確保できれば、道路側からの視線が気にならず、庭やプライベート空間を作ることが可能です。ほかの区画と比べた場合、日照条件が悪いことから価格が安い傾向にあります。


道路の方角以外に区画選びで注目すべき点


土地の位置や形状に応じても区画選びは変わります。道路の方角のほかに、注目したい点をご紹介します。


角地

角地とは、密集している分譲地の中で、角に面している区画を指します。角地は2本の道路に接していることから、日当たりが良く開放感があり人気の高い区画です。販売価格が比較的高い傾向にあり、資産価値も大きいという特徴があります。


その反面、人目が気になりやすかったり、二方向の道路と接しているため、車の出入りの際に注意が必要になったりします。角地の懸念点を意識して、小さい子どものいる家庭では、あえて真ん中の区画を選ぶケースもあるようです。


参考記事:角地のメリット・デメリット。後悔しない外構・トラブルを避けるポイントを解説


旗竿地

旗竿地とは、道路から路地が伸び、奥に広がった場所に位置する土地を指します。道路とつながる部分が狭いことで、車の出し入れがしにくく、近隣住宅に囲まれて閉塞感があることから、販売価格が低く設定されているケースが多いです。


不便な点があるものの、住宅部分が道路から離れていることで、人目に付きにくくプライバシーを確保しやすく、騒音なども気になりにくいという特徴があります。


参考記事:旗竿地のメリット・デメリット。購入前の土地選びの注意点

参考記事:旗竿地の間取り。解放感や採光を取り入れるための工夫や実例


分譲地で売れる順番


分譲地において、どこの区画から順番に売れるかは以下の2点がポイントです。


  • 道路に面しているか
  • 方角


まず、「道路に面しているか」というポイントにおいて、特に角地は早く売れる傾向にあります。日当たりが良く開放的で、車の出入りもしやすいため、生活のしやすさで人気が高いのです。


もう一つの「方角」については、周囲の状況によっては異なりますが、日当たりのもっとも良い南向きは人気が高く、早めに買い手が決まるでしょう。


ただし、分譲地の売れていく順番は価格や面積が影響する可能性も高いです。土地探しは、候補に上がっていた土地がすぐに売れてしまうというケースも多いです。そのため、家づくりに求める条件を早めに決めておき、自分の求める条件にピッタリの分譲地が空いていた場合には早めに押さえることが大切になるでしょう。


分譲地の区画の選び方


分譲地の区画の選び方で大切にするとよいことは何でしょうか。実際に分譲地を購入して住宅を建てた方の体験談とあわせて紹介します。


現地の見学

「気になった分譲地がいくつかあったので、実際に現地へ見学に行き購入する区画を決めました。実際に足を運ぶことで、周辺の状況を肌身で感じることができ家づくりのイメージがより膨らみました」(20代女性)


実際に現地へ足を運ぶ際は、天候や時間帯など条件を変えて、土地の状況や交通量、騒音などを確認することが大切なポイントです。分譲地を手がけているハウスメーカーなどの担当者に話を聞けるのであれば、気になることを直接確認することで、より詳しくその土地の情報を知ることができるでしょう。


優先順位を決める

「分譲地の区画選びは、家づくりで何を大切にしたいのか優先順位を決めることからはじめました。予算や日当たり、角地などさまざまな条件を書き出し家族で話し合って優先すべきことを決めました」(30代男性)


分譲地のなかで人気のある区画であっても、それぞれ長所や短所があります。価格や日当たり以外にも、どのような暮らしを望んでいるのかや子どもはいるのかによっても優先順位は変わります。優先したいことをしっかり家族と話し合っておくことで、分譲地選びがスムーズに進むでしょう。


分譲地の区画は優先順位を考えた選び方が大切


分譲地に家を建てたいと思っても、区画毎の土地の特徴やどこから売れるのかが気になり選び方に悩んでしまう方もいるでしょう。分譲地の区画には道路との関係によってそれぞれ特徴があります。区画を選ぶときには、実際に現地や展示場へ見学に行ったり、優先順位を家族で話し合ったりして決めたいですね。


大手ハウスメーカーなどが提供する分譲地は、隣接する建物との関係を考えて長く快適に暮らせるよう設計されています。一度現地へ足を運んでみると、住まいへのイメージが膨らみやすくなるでしょう。分譲地の区画ごとの特徴を知った上で、家族で話し合い満足できる土地選びができるとよいですね。


関連記事:分譲地は2区画購入できる!メリット・デメリットや購入時の注意点

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