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新築一戸建ての建築期間はどれくらい?スケジュールや大切にしたいポイント

家選びネット公式 (ie-erabi.net) 2019-03-13
基礎知識

新築一戸建ての建築期間はどれくらいかご存知ですか。家づくりを考える場合には、建築にかかる期間や段取りをしっかり把握してスケジュールを立てておくと、新しい住まいのイメージもより明確になり、安心につながるでしょう。今回は、新築一戸建ての一般的な建築期間やスケジュールの流れなどをご紹介します。


一戸建て購入のときに気になる建築期間


新築の一戸建てを建てると決めたら「早く住みたい!」と新しい家への期待が膨らむ一方、実際に住み始めるまでにどれくらいの建築期間を見込めばよいのか疑問に思う方もいるのではないでしょうか。


家選びネットによるアンケート調査によると、はじめての資料請求から入居までにかかる平均期間は、建売住宅で7ヶ月、注文住宅で12ヶ月程度のようです。家づくりの進め方や工法によって入居までにかかる時間は大きく異なりますが、設計から着工に至るまでの準備に2~4ヶ月半、着工から完成までに3~4ヶ月程度はかかると考えておきましょう。


今回は、注文住宅の新築一戸建てを建てる際の大まかなスケジュールや、建築期間中に大切にするとよいポイントなどをご紹介します。


一戸建ての設計から着工まで 


建築用語では、建築会社によって工事が始まることを「着工」、工事が完了することを「竣工」と呼びますが、着工に至るまでの流れや、竣工して家の引き渡しが完了するまでの期間にはどのような工程があるのでしょうか。


設計から建築確認申請まで

注文住宅で新築一戸建てを建てる場合、依頼先を決めたらまず設計を行います。条件や予算などを踏まえて、家づくりに対する理想をカタチにする工程です。ハウスメーカーとの打ち合わせを通して、イメージや情報を共有しながら住宅プランの決定をしていきましょう。一般的に2~3ヶ月程度の期間で完成することが多いようです。


プランが確定し住宅の設計が完了したら、建築工事請負契約を結びます。契約後、建築物が法律の規制に則っているか確認する「建築確認申請」の手続きを自治体で行います。何も問題無い場合には1週間程度で許可が下りますが、何か問題が生じた場合には、1~1ヶ月半程度かかることもあるでしょう。


建築申請の許可が下りてから着工まで

建築申請の許可が下りたら、土地を整備をするなどの着工前準備を行います。建設予定の土地に建築物がある場合には解体や整地を行い、地面を平らにします。次に、建物が敷地に対してどのように建てられるのかを確認するための工事である「地縄張り」などを行います。


着工できる準備が整ったら、その土地の神を祭り、工事の無事を祈る「地鎮祭」を行う方もいるようです。そのほか、着工前には近隣のご家庭へご挨拶をすることも、近所の方たちと良好な関係を保つためのポイントと言えるでしょう。


その他この時期に必要なこと

一戸建ての設計から着工までの期間中に、住宅ローンを組む場合は住宅ローンの本申請が必要になります。また土地を購入する場合には、住宅の基礎工事が始まる以前に土地の購入手続きをしなければなりません。不動産会社、ハウスメーカー、住宅ローンを組む金融機関の3者とスケジュールを確認し、情報交換をしながら進めるとよいでしょう。


関連記事:マイホーム探しにかける期間。土地探しや建築の流れとポイント


一戸建ての着工から引き渡しまで


着工したら、まず建物の土台となる基礎を造る「基礎工事」を行います。その後、屋根組みなど木を使って行う「木工事」を経て、住宅の骨組みができ上がったら「屋根工事」や「外壁工事」へと移っていきます。


屋根が組みあがる上棟時には、棟が上がったことを喜び、感謝するお祝いである「上棟式」を行う方もいるでしょう。棟上げのあとは、外壁や断熱材を張った段階で構造や施工の状況が建築基準法に適合しているか確認する「中間現場検査」があります。


内部の壁や床を張り、ガスや電気などの「設備工事」を行い、全て完了すれば「竣工」となります。一般的に着工から竣工まで約3~4ヶ月ほどの建築期間がかかります。


竣工となれば、設計図どおり施工されたかを検査する「竣工検査」を受け、無事引き渡しとなります。設計から完成まで、話し合いや工事だけでなく建築にまつわる行事や審査など、このように建築スケジュールは少し複雑です。事前にどれくらいの建築期間が必要なのかを把握しておくと、余裕を持った家づくりができるでしょう。


建築期間のスケジュールを把握して段取りを組もう


今回の記事では、新築一戸建ての建築期間やスケジュールをご紹介しました。注文住宅の場合は、納得のいく設計やプランニングが出来上がるまでに、多くの時間を要することも考えられます。いつから新しい家に住み始めたいのか、しっかりゴールを見据えて家づくりをスタートすることも大切です。


新築に住み始めるまでのスケジュールを考えたとき、着工前準備にあまり時間をかけたくないと考えた場合には、ハウスメーカーなどの分譲地を購入することも検討してみてはいかがでしょうか。


分譲地の場合は、基本的に土地の地盤調査が済んでおり、生活に欠かせない上下水道・ガスなどのインフラが整っています。町並みもきれいで統一感があり、道路などもしっかり整備されているので着工までに時間がかからず安心して任せられるでしょう。家を建てるときには、住み始めたい時期などを家族で話し合い計画できるとよいですね。


関連記事:注文住宅の建築スケジュール。契約やローンの支払い時期など知っておきたいこと

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