
マイホームのトイレの位置や広さはどうする?ポイントやコツを紹介
マイホームのトイレは、位置や広さにこだわって使いやすい空間にしたいですよね。トイレ内の収納や壁紙をどうするかなど、家づくりをする中で悩んでいる人もいるかもしれません。今回の記事では、マイホームのトイレに注目し、快適な空間にするためのポイントやコツをご紹介します。
マイホームに使いやすいトイレを作ろう
マイホームの中で「トイレ」は欠かせない間取りの一つです。しかし、いざ家づくりを始めると、トイレづくりに悩む人もいるのではないでしょうか。
「トイレは使いやすい場所に設置したいと思っていますが、プライバシーは保てるようにしたいです。どのような間取りにすればよいのか気になります」
「来客が多いので、トイレの音や臭いが気にならないようにしたいです。何か工夫はできることはあるのでしょうか」
このように、トイレの位置や広さ、音や臭いなどについて気になる人は多いようです。このほか、トイレ内のインテリアや便器の機種に悩むといった声も聞かれました。
マイホームのトイレづくりで成功するためには、どのようなことを意識するとよいのでしょう。今回は、マイホームのトイレについて検討するときのポイントやコツをを分かりやすく解説します。ぜひ家づくりをする上で参考にしてみてください。
トイレについて検討したい4つのポイント
マイホームのトイレについて検討するとき、どのようなポイントを意識するとよいのでしょうか。
トイレの数
マイホームにトイレがいくつ必要か検討しましょう。通勤や通学前などの朝の時間帯に家族みんながトイレを利用すると考えたとき、家族が4人以上の場合は、トイレが1つだと不便だと感じることもあるかもしれません。また、家族が少なくても、「トイレにゆっくり入りたい」という家族がいる場合は、トイレが1つだとストレスを感じることもあるでしょう。
一方で、夫婦2人暮らしならトイレは1つで十分と考える人が多いでしょう。平屋の場合やトイレに使う面積をほかのことに使いたいといった場合も1つにする人が多いようです。家族の人数や生活スタイルにあわせてトイレの数を検討してみてください。
トイレの位置
トイレは臭いや音が気にならない場所に配置したいですよね。来客が多い場合は、リビングやダイニングのそばは避けた方がよいかもしれません。また、2階にトイレを設置する場合は、トイレを使ったときの流水音などが1階に響いてしまうこともあります。例えば1階に寝室がある場合、2階のトイレの位置は寝室の上に来ないように間取りを工夫するとよいでしょう。
トイレのベストな位置は、生活スタイルや間取りによって異なります。日常生活をイメージして音や臭いなどの問題が起きないか確かめるとともに、隣に立っている家との関係性も考えながら検討するとよいのではないでしょうか。
トイレの種類
トイレの種類は、便器とタンクを組み合わせた従来型のトイレのほか、タンクと便器部分が一体型になった「タンク一体型トイレ」、貯水用のタンクがない「タンクレストイレ」があります。
組み合わせタイプのトイレは、価格がもっともリーズナブルです。しかし、隙間が多いため、他のトイレと比べて掃除がしづらいかもしれません。タンクが一体型になったトイレはお手入れが楽なことがメリットですが、価格は組み合わせタイプと比べて倍ほど高くなります。
また、流す水を溜めないタンクレストイレの価格帯は3つのタイプの中で一番高くなりますが、非常にコンパクトで、見た目がすっきりすることから、トイレ内を広く使いたい人やシンプルでおしゃれなトイレにしたい人に人気です。
しかし、電気を使って水を流すので停電時に使えなくなる可能性や、故障時には組み合わせタイプのトイレに比べてコストがかかるなどのデメリットがあります。機能や見た目、価格をそれぞれ比較検討してトイレの種類を選んでみてはいかがでしょうか。
トイレの広さ
一戸建ての場合、トイレの一般的な広さは約0.5坪と言われています。2階に設置するトイレや狭小住宅などでは、もう少し狭くする場合が多いでしょう。バリアフリー対応のトイレにしたい場合は、約0.75坪以上と考えましょう。介助スペースをとりたい場合は、さらに広さが必要となります。
また、採用するトイレの種類によって便器の大きさが異なるため便器の種類を決めてから、必要最低限の広さを確保するよう心がけましょう。
マイホームのトイレを快適空間にするためのコツ
収納を確保してすっきりとした印象に
トイレのスペースに余裕があれば、収納スペースをつくることをおすすめします。トイレットペーパーのストックや、清掃道具、女性用のエチケットボックスなどを収納して見えないようにすれば、見た目がスッキリしておしゃれな印象のトイレになるでしょう。
湿気や臭い対策には風通しの確保が大切
トイレを清潔に保つためには、窓を作るなど風通しの確保が大切です。窓を作るときは、人が多れない大きさにするなど防犯面のことも考慮しておけるとよいでしょう。どうしても窓を作れない場合には、換気扇を設置するなどの工夫をするとよいですね。
掃除しやすい素材を選んで清潔を保とう
トイレに使う床材や壁紙は、掃除しやすいよう水分やアルコールに強い素材でできたものを選びたいですね。最近では、消臭や抗菌、汚れ防止効果などのあるものもあります。デザインも豊富で、インテリアにこだわりたい方も好みのものを見つけられるのではないでしょうか。
マイホームのトイレは使いやすい位置や広さ、種類を検討しよう
今回の記事では、マイホームに欠かせないトイレについて検討するときのポイントをご紹介しました。家族が使いやすいトイレにするためには、位置や広さのほか、トイレの数や種類を家庭にあわせて選ぶことが必要です。
収納スペースを作るほか、風通しを確保したり、掃除しやすい床材や壁紙を選んだりすることもポイントのひとつ。マイホームに清潔で快適に使えるトイレを作れるとよいですね。