IoT住宅とは。メリットや建築事例、スマートハウスとの違いを紹介

間取り・設備 2020-02-21
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IoT住宅が近年普及し始めています。IoT住宅とはどのような意味なのかや、IoT住宅のメリット、建築事例を知りたい方もいるのではないでしょうか。今回の記事では、IoT住宅のメリットやスマートハウスとの違いなどを、事例を交えてわかりやすく解説します。


IoT住宅とは


IoTとは「Internet of Things」の略で、日本語に直訳すると「モノのインターネット」となり、さまざまなモノをインターネットでつなぐことを意味します。


IoT住宅とは、このようなIoT技術やIoT機器を取り入れた住宅のこと。例えば以下のようなイメージをしてみてください。


  • 「おはよう」とスマートスピーカーに声をかけると、自動でカーテンが開き朝日を取り込んでくれる
  • 玄関ドアを開けると子どもの帰宅を知らせる画像がスマホへ送られてきて、帰宅が遅い親も安心できる
  • 冷蔵庫が在庫を把握して、おすすめレシピを教えてくれる など


これらはテレビやエアコンなどの電化製品のほか、玄関や浴室など暮らしに関わるものすべてがインターネットにつながることで可能になったものです。実際に、IoT住宅は私たちの暮らしをどのように変えてくれるのでしょうか。今回は、IoT住宅のメリットやスマートハウスとの違いなどを解説します。


IoT住宅とスマートハウスの違い


IoT住宅と聞くと、スマートハウスを連想させる方もいるかもしれませんね。スマートハウスとIoT住宅にはどのような違いがあるのでしょうか。スマートハウスは2010年代から普及し始め、もともとは見える化したエネルギーを効率良く使う省エネ住宅のことを指していました。


しかし近年では、新築住宅を中心にIoTを活用したスマートハウスが増えていることから、双方が同じ意味として使われる場合も増えています。このような住宅は、スマートハウスとIoT技術を掛け合わせることによって、省エネと利便性を追求した次世代住宅と言えます。


IoT住宅のメリット


IoT住宅なら、これまでにない快適な暮らしを実現することができます。具体的にどのようなメリットがあるのかご紹介します。


スマートフォンやタブレットで家電を遠隔操作

IoT住宅のメリットの一つが、家電の遠隔操作です。家電はIoT化が最も進んでおり、IoT家電は近年急速に普及しています。例えばスマートフォンやタブレットなどを使って、外出中でもエアコンや照明のオン・オフを簡単に操作することができます。このサービスを利用すれば、外出先で家電や設備の操作ができ、日常生活におけるちょっとした気がかりや心配ごとも解消できそうですよね。


AIが暮らしをサポート

IoT住宅には家電設備が自動認識や自動制御をすることで、毎日の生活をサポートしてくれるメリットもあります。例えば、AI(人工知能)を搭載した冷蔵庫は、利用者の行動パターンや嗜好を学習し、おすすめのレシピやよく買う食材を声で知らせてくれるサービスを提供しています。


スマートキーやスマートロックで簡単施錠

玄関などでは、スマートキーやスマートロックも普及が進んでいます。スマホやカードをかざすだけのタイプや、アプリを操作するタイプなどさまざまなタイプがあるため、好みに合わせた機能が選べるでしょう。スマホで施錠確認をすることもできますので、「カバンの中に入れたはずのカギが見つけられない……」「鍵を締め忘れていないか不安……」といった気苦労もなくなりますね。


自然災害など「もしものとき」にも安心

IoT住宅は、大雨や暴風などの警報が発せられたときに、自動で蓄電池に電力を充電し始めるよう設定しておくこともできます。このようにエネルギーの備蓄ができるほか、暴風時に自動でシャッターが閉まるなど、住まいを守る機能があることも。もしものときにも安心して過ごせるサービスは嬉しいですよね。


IoT住宅の今後の課題とは


IoT住宅にはさまざまなメリットがありますが、セキュリティ対策の面で課題があると言われています。さまざまなモノがインターネットにつながることで、サイバー攻撃などのリスクを負う可能性もあることを知っておく必要があります。


今後は、課題解決のためにセキュリティ対策をより充実させることのほか、利用者のセキュリティに対する意識を高めることも必要になるでしょう。


今IoT住宅を建てるときに知っておきたい注意点