建売住宅の探し方|具体的な家探しのコツや注意点を解説
建売住宅の探し方について、何から調べればよいかわからない方もいるのではないでしょうか。建売住宅は、ほぼ完成した状態で販売されるため、注文住宅に比べて手間がかからず、入居までのスケジュールが立てやすいことが魅力です。今回は、建売住宅の具体的な探し方や物件選びの注意点などを詳しく解説します。
建売住宅とは?注文住宅や中古住宅との違いを理解しよう
建売住宅の探し方の前に、まずは建売住宅にはどのような特徴があるのか理解しておきましょう。
建売住宅の特徴
建売住宅とは、土地と建物がセットで販売される新築一戸建て住宅のことです。すでに完成しているか、もしくは完成が間近な状態で販売されることが多く、契約から入居までの期間が短いのが特徴です。完成した家を実際に自分の目で見て確認できるため、入居後の暮らしをイメージしやすいメリットもあります。
建売住宅・注文住宅・中古住宅の違い
家探しで迷わないために、建売住宅と注文住宅、中古住宅の違いを比較してみましょう。
| 建売住宅 | 注文住宅 | 中古住宅 | |
|---|---|---|---|
| 自由度 | 比較的低い:間取りや設備がほぼ決められている | 高い:間取りや設備を自由に設計できる | 低い:既存の間取り |
| 価格 | 注文住宅に比べて安い | 土地・設計・建築費用などのコストが高い | 建売住宅より安い傾向 |
| 入居までの期間 | 短い:数カ月 | 長い:約半年~1年 | 短い:数カ月 リフォームする場合は長くなる可能性あり |
| 品質 | 規格化されているため一定の品質が保たれている | ハウスメーカーや設計次第で大きく変動する | 築年数相応の品質。 リフォームが必要な可能性もある |
| 保証 | 法律に基づく手厚い保証がある | ハウスメーカーによる保証のため内容に差がある | 保証やアフターサービスがない場合が多い |
建売住宅の大きなメリットは、なんといっても「価格」と「入居までの早さ」です。コストを抑えつつ、いち早く新生活を始めたいと考えている人にとって、建売住宅は魅力的な選択肢といえるでしょう。
建売住宅の探し方5選
建売住宅は、情報収集の方法が複数あるため、どれから手をつけるべきか迷うかもしれません。ここでは、後悔なく家探しを進めるために、建売住宅の具体的な探し方のコツを5つご紹介します。
1.不動産ポータルサイトから探す
住宅情報ポータルサイトは、家探しの第一歩として最も手軽な方法です。希望のエリアや予算、間取りなどの条件で絞り込み、全国の建売住宅情報を網羅的に検索できます。
まずは一人でどのような物件があるのかを見てみたい人や、空いた時間にインターネットで探したい人におすすめの探し方です。まずは条件を絞り込みすぎずに、幅広く物件を眺めてみましょう。
2.ハウスメーカーのHPから探す
気になるハウスメーカーがあれば、直接公式サイトをチェックしてみるのもおすすめです。ポータルサイトに掲載されていない、独自の限定物件情報を見つけられたり、それぞれのハウスメーカーの強みやデザインの特徴を把握できたりします。
各物件のページには最新情報が掲載されており、建物の特徴や周辺情報などが詳細に紹介されているのもメリットの一つです。相談窓口が設けられていれば、プランや設備、間取りなどについて相談できるため、住まいのイメージが明瞭になるでしょう。
3.情報誌やチラシから探す
地元の住宅情報誌や新聞の折り込みチラシには、地域に根差した中小の工務店や不動産会社が手掛ける地域密着型の建売情報が掲載されていることがあります。その地域での暮らしを検討している場合に有益な情報を手に入れられる可能性があります。
ただし、紙媒体の情報にはタイムラグが発生するため、問い合わせるタイミングによっては物件が売約済みになっていることもあるので注意が必要です。
4.不動産会社に相談する
「どんな家がいいか漠然としている」という方は、専門の不動産会社に相談してみましょう。プロの視点から希望条件に合った物件を提案してもらえるほか、インターネットには公開されていない未公開物件を紹介してもらえることがあるため、効率的に家探しを進められます。
不動産会社では物件の紹介だけでなく条件の整理や、購入までの流れなどさまざまな相談を受け付けています。気になることがあれば、アドバイザーに相談してみるとよいでしょう。
5.モデルハウスを見学する
実際に完成したモデルハウスを見学することで、写真だけではわからない、物件の雰囲気や日当たり、風通し、間取りの動線などを体感できます。自分の目で確かめることで、住んでからのイメージを具体的に掴めるほか、希望条件がより明確になるというメリットがあります。
なお、モデルハウスの見学回数に上限はないため、「もう一度見て確かめたい」という場合は再度見学の予約をするとよいでしょう。
建売住宅を探す前に整理しておきたいこと
建売住宅を探す前に、整理しておきたいポイントをご紹介します。
立地条件を確認する
建売住宅は建物だけでなく土地もセットで購入するため、立地条件を確認することが重要です。建物の中はリフォームなどで改善できますが、立地に問題が発生した場合は引越しをしない限り解決できません。
日当たりや風通し、最寄り駅からのアクセス、公共施設までの距離などを、モデルハウス見学時や内覧時に必ず確認しておきましょう。
おおよその予算を決める
マイホーム購入では住宅ローンを利用するケースが多いため、「月々いくらまでなら無理なく返済できるか」という現実的な予算を事前に設定しておくことが重要です。
購入時にかかる頭金やさまざまな諸費用はもちろん、購入後にかかる固定資産税や維持費なども考慮して、おおよその予算を算出しておきましょう。
優先条件からライフスタイルに合った物件を選ぶ
プランや仕様が自由に選べるわけではない建売住宅では、希望の条件がすべて揃っているということはなかなかありません。
そのため、家探しを始める前に、家族構成や将来のライフプランを考慮し、「どのような間取りなら快適に暮らせるか」を具体的に話し合いましょう。その条件の中で優先順位をつけておけば、比較して納得のいく物件を選ぶことができます。
建売住宅のメリット・デメリットを把握する
建売住宅のメリットだけでなく、デメリットも理解しておくことで、入居後の後悔を防げます。建売住宅のメリットは、実際に完成後の建物を見学した上で購入を検討できることに加え、入居後の生活をイメージしやすい点や、入居までのスピードが早いことです。
一方、デメリットは、完成済みのためデザインや仕様の変更がしにくいこと、完成までのプロセスを確認できないことが挙げられます。これらのメリットやデメリットを把握した上で、建売住宅が自身の希望に合っているか検討し、物件選びを始めましょう。
建売住宅を探すときの注意点
建売住宅を探す際は、以下のポイントに注意しましょう。
地盤の強さや災害のリスクを確認する
地盤が弱いエリアでは、地盤沈下や建物の傾きが発生する恐れがあります。いくら物件が希望通りでも、地盤が弱ければ安心して生活できません。地盤の強度を確かめたい場合は、担当者に「地盤調査報告書」を確認させてもらい、土地の形状や地質の種類、地盤の硬さ、改良工事の必要性などを確認しましょう。
また、山の斜面の近くや、海抜が低いエリアなどは、台風や大雨による災害リスクが高くなります。各市町村が公開している「ハザードマップ」を活用し、物件の建つエリアにどのような災害リスクがあるか確認しておきましょう。
周辺環境をチェックする
物件の条件がよくても、その地域の治安がよくなかったり、近隣施設の騒音が気になったりするなど、暮らしの快適さは周辺環境によって大きく左右されます。
周辺環境をチェックしたい場合は、昼と夜、平日と休日など、時間帯を変えて物件の周辺を実際に歩いてみるのがおすすめです。住民の雰囲気や騒音など、実際の暮らしに関わる情報を得ることで、より後悔のない選択ができるでしょう。
内見では設備や品質を確かめる
内見は、建物の品質を確かめる貴重な機会です。間取りだけでなく、ドアや窓の開閉具合、水回りの設備、収納の大きさ、コンセントの位置など、細部まで品質をチェックしましょう。自分が暮らすイメージをして、動線もスムーズかを確認しておくと安心です。
また、目視しづらい部分になりますが、床下や天井裏、配管なども施工会社の情報や保証制度を通じて品質を確認できます。断熱材や防水処理、設備のメーカーやスペックをパンフレットや図面と見比べながら、不明な点は遠慮なく質問するのがポイントです。
追加費用の発生有無を確認する
建売住宅は、表示価格だけではなく、ローン手数料や火災保険、登記費用、仲介手数料などさまざまな諸費用がかかります。また、外構工事が必要になることもあるため、追加工事費が発生するかを含めて総額を算出しておくと安心です。
また、購入後の不具合に対し、ハウスメーカーの保証を受けられるかどうかも重要なポイントです。保証範囲や期間など、アフターサービス体制を詳しく聞いておけば、住み始めてからのトラブルに備えられます。保証費用も含めて、確認しておきましょう。
建売住宅の探し方に迷ったら大手ハウスメーカーへ相談を
建売住宅の探し方で迷ったら、まずは大手ハウスメーカーに相談してみましょう。大手ハウスメーカーであれば、全国各地で建売住宅の販売を行っているため、独自のネットワークで豊富な物件情報を保有しています。
また、長年の実績とノウハウがあるため、土地の選定から地盤調査、設計、施工、販売、アフターサービスまで、すべてのプロセスで一定の品質が担保されている点も大きなメリットです。信頼性が高く、安心して任せられるため、家探しに不安を感じている人にとって心強いパートナーとなるでしょう。
建売住宅の探し方を押さえて理想の住まいを手に入れよう
建売住宅は、注文住宅と比べて手軽に新築のマイホームを手に入れられる魅力的な選択肢です。まずは予算や立地、間取りといった希望条件を明確にすることから始め、ポータルサイトやモデルハウス見学などの探し方を活用して、効率的に情報を集めましょう。希望条件や自分に合った探し方を見つけて、理想の建売住宅を手に入れてください。