ハザードマップの見方。色付けで分かる災害リスクと使い方のポイント

基礎知識 2021-02-03
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ハザードマップの見方について、色付けで災害リスクをどう判断すればよいか、使い方のポイントを知りたいと考えている方もいますよね。洪水、津波、地震などに関するハザードマップは住宅を購入する際にも、活用したいツールのひとつです。今回の記事では、ハザードマップの役割や見方、活用方法について分かりやすく解説します。


ハザードマップとは、被害が想定されるエリアや避難場所などを示したもの


ハザードマップの役割

ハザードマップとは、自然災害による被災想定区域や、避難場所・避難経路といった防災関係施設の位置などを示した地図のことです。災害による被害を減らす目的で作られており、事前に災害の危険性を把握して防災対策に役立てるために活用できるとよいでしょう。


ハザードマップの活用方法

ハザードマップを確認することで、住んでいるエリアや自宅の災害リスクを知ることができます。洪水や崖崩れなどが起こる可能性や、実際に災害が起こった場合の避難経路や避難場所も確かめられます。避難場所を決めておくなど、被災時の対応を家族で話し合っておくことも大切です。


ハザードマップはどこで確認できる?

ハザードマップを確認する方法として、各市町村のホームページがあります。さらに全国のハザードマップをより便利に活用できるよう、国土交通省では、ハザードマップポータルサイトをインターネット上で公開しています。


参考:国土交通省「ハザードマップポータルサイト」


国土交通省のハザードマップポータルサイトの概要と見方


国土交通省のハザードマップポータルサイトには2種類のハザードマップが掲載されいています。それぞれの役割について解説します。


重ねるハザードマップ

重ねるハザードマップでは、ある地点における洪水・土砂災害・津波などの災害リスク情報を地図に重ねて表示できます。道路冠水想定箇所といった道路防災情報や、土地の特徴、成り立ちについても知ることができます。自然災害リスクをまとめて調べたいときに活用しましょう。


わがまちハザードマップ

わがまちハザードマップは、全国の市町村が作成したハザードマップを入手したいときに利用します。各市町村が公開しているハザードマップにリンクしていて、地域ごとのさまざまなハザードマップを閲覧できます。地図や災害種別から、災害リスクのある危険地域を簡単に検索できるのが特徴です。


【洪水・津波・地震・土砂災害】ハザードマップの見方


ハザードマップは、洪水や津波など、想定される災害ごとに作成されています。ここでは、4つの災害について、ハザードマップの見方を解説します。


洪水に関するハザードマップ

洪水ハザードマップとは、浸水予想区域図や地域の避難場所を示した地図です。大雨によって河川が増水し、堤防が決壊したりあふれたりするような氾濫が発生した場合が想定されています。


浸水リスクは色でレベル分けされていて、河川に近いエリアは被害予測が大きくなる場合が多いです。なかには、河川から離れた距離にあるエリアが色付けされていることもあります。そのようなエリアは、地盤が弱いことから浸水しやすいと想定されており、危険性が高いため注意が必要です。


津波に関するハザードマップ

津波ハザードマップ(浸水予測図面)では、想定されている浸水被害範囲に加え、浸水の深さを示す「浸水深(しんすいしん)」が予測され、レベル別に色付けされています。このほか、津波避難施設、避難場所も記載されています。


津波ハザードマップで、自宅の浸水リスクを確認することに加え、災害が起こった場合の避難場所や避難経路を確認しておくと安心です。


地震に関するハザードマップ

地震ハザードマップとは、想定される地震による揺れの強さや、建物倒壊、液状化の危険度を色付けし地図上に示したものです。揺れやすさは地盤における地質の状態によって異なります。地震による被害想定を知ることで、防災意識を高め、日頃から大地震への備えをしておきましょう。


土砂災害に関するハザードマップ

土砂災害ハザードマップは、土砂災害の注意が必要な区域や避難所などを示した地図です。「重ねるハザードマップ」では土砂災害危険地域のほか、土石流危険渓流や急傾斜地崩壊危険箇所、地すべり危険箇所などを確認することができます。


土砂災害は、集中豪雨や台風、地震などで発生する可能性があります。土砂災害警戒区域等は追加指定や解除が行われることもあるため、常に最新のハザードマップを確認することが大切です。


新築住宅の購入検討時にはハザードマップの確認も重要