一戸建てを建てるときに考える、家事を楽にするための動線や間取りは?
一戸建てだと家事が大変になると考えていませんか?家の間取りを工夫することで、よりスムーズに家事をこなしたり、家族とシェアしたりすることができるようになるでしょう。今回の記事では、家事を楽にする間取りを考えるためのポイントをご紹介します。
一戸建ては家事が大変!?
一戸建てでの暮らしには憧れるけれども、部屋数や居住空間が広くなるため「毎日の家事が大変になるのでは……」と心配になる方もいるのではないでしょうか。一戸建てを購入する際には、部屋の間取りなどをしっかり考えておくことで、食事作りや掃除、洗濯などの家事をぐっと楽にすることができます。今回は、暮らしの中のシチュエーションから、効率よく動ける間取りや動線について考えてみました。
食事作りが楽になる動線
食事作りは毎日の生活のなかで欠かせないもの。例えば、買い物から帰宅して、手を洗い、食材を冷蔵庫や食品庫にしまって料理を開始するまでの流れがスムーズだと、ストレスなく食事作りを始められます。
キッチン内の間取りを考えるときには、食事作りに必要な冷蔵庫やシンク、調理台の配置 が、効率よく動くための重要なポイントとなります。この3つを三角形に配置することで、シンプルな動線の中で動くことができ、食事作りも楽になるでしょう。
食材の備蓄などを置くパントリーを作りたいと考える場合には、できるだけキッチンのそばに配置し、すぐに必要なものが手に届くようにしておくと、食事作りの時短になりますね。
夫婦や子どもと料理を作る機会が多い場合は、窮屈感を感じないようキッチンの広さを工夫したり、棚の高さを子どもでも手の届く位置に配置したりなどの工夫をしてみてはいかがでしょうか。食事作りの時間も、家族とシェアすることで、楽しい時間に変えられるはずです。
洗濯から収納までが楽になる動線
毎日繰り返す洗濯も、なるべく効率よく済ませるようにしたいですよね。間取りを考えるときには、洗濯から収納までを楽にするために、洗濯機と物干し場、収納場所の動線を考えるとよいでしょう。洗濯機から物干し場までの距離や、物干し場から取り込んだ服を収納する場所までの距離ができるだけ短くなるような動線がおすすめです。
雨の日や花粉の多い日などは、洗濯ものを室内で乾かすこともあります。ランドリールームなどがある一戸建てなら、広い洗濯スペースを確保できるので、どんな天気の日でもストレスなく洗濯ができます。また、洗濯機から近い場所などに室内干しできるスペースを組み込んだり、天井や壁を利用して可動式物干し竿を設置したりするなどの工夫をすれば、室内干しのスペースも十分に確保することができます。
家族のうちの誰かが一人で洗濯をして、干して、収納をするとなると、かなりの時間と労力がかかります。洗濯も家族でシェアすることで、家事の負担も軽くなりますね。例えば、子どもの生活動線上に収納スペースをつくり、自分の服は自分でしまってもらうように工夫すれば、洗濯の時間もぐっと短縮できるでしょう。一戸建てを購入するときには、家族の生活スタイルに合わせて衣類の収納場所を作ることも忘れないでおきたいですね。
家の掃除が楽になる動線
一戸建ての購入を考えるときには、毎日のお掃除のしやすさも大切なポイントと言えるでしょう。
掃除を始めるまでに時間がかかると、掃除自体が億劫になってしまうことも。掃除を楽にするためには、掃除道具の収納場所が重要です。掃除道具はフローリングやトイレなど、掃除場所によってそれぞれ異なるものです。それぞれの場所に掃除道具の収納場所を確保し、どのような掃除道具を置くのかなども考えて間取りを決めると、掃除の動線をシンプルにすることができます。
リビングや子ども部屋などは、物があふれたり散らかってしまうことが多い空間です。掃除するにもまずは片づけから始めなければならず、時間もかかってしまいますよね。物が多く集まる部屋は収納スペースに余裕を持たせておくことで、片づけもスムーズにでき、効率よく掃除を進められます。
それぞれの家庭に最適な間取りや動線を考えよう
一戸建ての購入を考えるときは、家事の動線を考えた間取りにすることで、毎日の家事が楽になり、家族と家事をシェアしやすくなります。それぞれのご家庭によって生活スタイルは異なるので、理想の動線や間取りもそれぞれです。家事分担やこれからの生活について家族とじっくり話し合い、理想的な一戸建てを思い描いてみてはいかがでしょうか。