388aac52 ac71 4071 8a55 2d767c4511ff

住宅購入者に聞く、家探しの際に時間をかけるべきステップ

家選びネット公式 (ie-erabi.net) 2019-02-28
基礎知識

住宅購入は多くの人にとって初めての経験。

一体どんなスケジュールで何に時間をかけて行動すべきか分からず、途方に暮れてしまうこともあるかもしれません。

今回は、住宅購入の経験者が考える「住宅購入時に時間をかけるべき重要なステップ」と、それぞれのステップにおけるポイントについてまとめました。


最も時間をかけた方がいいのは、「見学する物件数」


家選びネットで実施したアンケートによると、住宅購入者の中で「最も時間をかけた方がいい」という意見が多かったステップは、資料請求後の“現地見学から成約まで”にかける時間でした。具体的には、「見学する物件数」、次いで「メーカー担当者との打ち合わせ」、「設備の検討」の順で多く挙がっています。

実際に現地を見学してから新しく得られる情報も多いため、“見学した後に比較検討する時間”を多く確保できるように行動することをおすすめします。実物を見ることで具体的になった希望条件について、余裕を持って考えられるようになります。



各ステップの要チェックポイント


それでは、それぞれのステップではどのようなことに注意をして検討を進めるのが良いのでしょうか。

住宅の購入経験者の意見が多かったステップから順に要点をまとめました。


優先的に時間を確保した方がいいステップ


  • 見学する物件数

理想的な物件にすぐに出会うことができれば文句なしですが、全ての条件に合致する物件を見つけることは簡単ではありません。

初めのうちは決定的な物件が見つからなくても、まずはいくつかの物件を見学してみることが大切です。

複数の物件を比較検討することでメーカーの特徴や相場を知ることができ、効率的に物件探しを進めることができます。


  • メーカー担当者との打ち合わせ

数多くの住まいを手掛けてきたメーカー担当者は、家づくりに関するノウハウが詰まった情報の宝庫とも言えます。

インターネットは情報が多く、自分に必要な専門知識を得るためには大変な労力がかかりますが、メーカー担当者へ相談すれば必要な事柄に絞り込んだ情報を提供してもらえます。

また、成功事例や失敗事例なども得ることができるかもしれません。

疑問点や要望を積極的に相談すれば、理想の住まいに近づく大きな一歩になるかもしれません。


  • 設備の検討

設備の特徴はメーカーによって異なります。

自分たちで情報収集することも大切ですが、メーカーの担当者に話を聞くことで理解を深めることができるでしょう。

自社の設備を実際に体験できる施設を用意しているメーカーもあるので、検討初期段階で足を運んで比較検討することもおすすめです。


十分に検討時間を用意したいステップ


  • 周辺環境の検討

周辺施設の情報はもちろん、街と分譲地の雰囲気、駅から物件までの交通量や道のり、時間帯別(朝・昼・夜)の印象、周辺の騒音など、実際に行かないとわからない点は現地でチェックしましょう。


  • 予算の検討

自分たちだけで正確に算出することが難しい「予算」。住宅を購入する際は土地や建物以外にも諸費用がかかります。

信頼できるファイナンシャルプランナーに相談し、十分に検討する時間を作りましょう。


  • 立地・エリアの検討

絶対にそのエリアでなければならない理由がなければ、初めはエリアを限定しすぎずに検討するのも良いでしょう。

検討エリアを広げれば、その分選択肢となる物件数が増えます。


  • メーカーの検討

家族にとっての理想の家とライフスタイルを一緒に考え、それを叶える技術が備わっているメーカーを選ぶことが大切。

ハウスメーカーは各社独自の商品を開発しているので、気になるメーカーが複数あるときは実際に物件を見学し比較検討してみましょう。


闇雲に時間を割くべきではないステップ


  • 資料請求前の情報収集

インターネットや家族・知人から得られる情報は豊富にあり、自分たちだけでも住まいの知識を得ることは可能です。

ただし、情報量が多いだけに全てのことが自分たちの家づくりに当てはまるわけではありません。

早い段階で実際の物件を目で見て体感し、自分たちの求めるものを具体化することが大事です。


  • プランの検討

家族によって最適なプランが異なるのはもちろんのこと、建築する土地によって日当たりや風通し・景観の活かし方が変わります。全ての土地に当てはまる完璧なプランはないので、自分たちだけで絶対的なプランを決めてしまわずに、メーカー担当者との打ち合わせを通しながら設備や立地と並行して検討するのがいいでしょう。


  • 料請求後の家族間調整

メーカーから具体的な資料を取り寄せたら、住まいについて家族でじっくり話し合うことをオススメします。

それぞれが住まいに求めるものを洗い出すことで、家族内の「新居を検討する理由」が明確になっていきます。

家族それぞれの譲れるもの・譲れないものを明確にし、譲れないものを重点的に話し合うことが家族間調整のコツです。

あまり話し合いをせずにお互いの認識が曖昧な状態で進めると、後々になって新居に求める要件がブレてしまい、意見が分かれて検討が進まないこともあります。


まとめ


以上、家探しにおいて重要なステップと各ステップのポイントについてご紹介しました。

いかがでしたでしょうか。


家選びで検討すべき項目はたくさんあります。

納得がいくスケジュールを組めるよう参考にしてみてください。

この記事を読んだあなたにおすすめ

A0944bd7 df51 4aec 854a 23e0686ac096

「耐火構造」とは?防火構造との違いや基準について詳しく解説

耐火構造は、火災時の被害を最小限に抑えることを目的として法律で定められた建物構造の一つです。よく似た言葉に「防火構造」がありますが、それぞれの定義...

基礎知識2023-11-24

D23345ae 0869 462d ba0a 0a9adb3bdd51

軽量鉄骨造とは?メリット・デメリットや木造・RC造との違いを解説

軽量鉄骨造とは何か、耐用年数や耐震性、防音性など構造の特徴を知りたい方もいるのではないでしょうか。鉄筋コンクリート造・木造との違いも気になるところです。今回は、軽量鉄骨造に注目し、騒音が気になる...

基礎知識2022-05-30

Ba360a0f e692 4c88 b973 8920830c15d9

鉄骨造(S造)とは?耐用年数や建物構造の種類による違いを解説

家づくりを考えたとき、鉄骨造(S造)とはどのような特徴をもつ建物なのか、防音性や耐用年数などが気になる方もいるでしょう。鉄骨鉄筋コンクリート造(S...

基礎知識2023-10-18

ご希望のエリアをお選びください