バルコニーは床面積に算入されない。幅2m超など算入時の規定も解説

基礎知識 2021-04-28
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「バルコニーは床面積に算入される?」「幅2m以上ある場合はどうなる?」など、バルコニーを設ける場合の床面積について、疑問を持つ方もいるでしょう。開放性のあるバルコニーは、床面積不算入となるのが原則ですが、ケースによっては算入される場合もあります。今回は、バルコニーが床面積に算入されない理由や、屋根付きの場合など算入されるケースを解説します。


バルコニーづくりで知っておきたい床面積


「一戸建て住宅に設けるバルコニーの面積は、床面積に算入されるのか」これは、容積率を満たすマイホームを建築するために確認しておきたいポイントの一つです。


容積率とは「敷地面積に対する延べ床面積の割合」のことで、建築基準法により定められています。容積率は用途地域ごとに定められており、容積率の範囲内で家を建てなければ違反建築となってしまうため注意が必要です。バルコニーが床面積に算入されるかどうかついて、見ていきましょう。


バルコニーは床面積に算入されない


開放性のある場所は床面積に算入されない

バルコニーやバルコニーなど、外に開放されている場所は床面積に算入されないのが原則です。バルコニーとは、住戸から外に張り出している屋根のないスペースのこと。専用の屋根を設置する場合は「ベランダ」と言います。


床面積に算入されるのは、モノを保管したり、人が常時滞在したりと屋内的用途に供する場所です。つまり、壁に囲まれてないバルコニーなどの野外部分は、原則として床面積に算入されません。


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バルコニーが3方壁に囲まれている場合も不算入

バルコニーが3方壁に囲まれている場合はどうでしょう。もしバルコニーが壁に囲まれていたとしても、屋根がなく十分な開放性が認められれば、床面積には算入されません。しかし、3方壁で囲んだ場所に屋根をつけベランダという形をとった場合は、屋内的用途で使用するとみなされ、床面積に算入される可能性があります。


バルコニーが床面積に算入されるケース


ケースによっては、バルコニーが床面積に含まれることもあります。ここでは、どのような場合にバルコニーの面積が床面積に算入されるのか解説します。


バルコニーの幅が2mを超える場合

バルコニーは外壁から2m以上突出していなければ、床面積に算入されません。しかし、2mを超える幅の場合には、バルコニー全体の幅から2mを差し引いた残りの部分が床面積に算入されます。


屋根のあるインナーバルコニーの場合

屋内の一部をバルコニーとする「インナーバルコニー」は、原則として床面積に算入されます。これは、インナーバルコニーが屋内的用途に供するとみなされるためです。インナーバルコニーは、天候に左右されないなどのメリットもありますが、床面積への影響も考えて検討するとよいでしょう。


バルコニーに格子を設ける場合

バルコニーに格子を設ける場合、原則として床面積に算入されます。理由は、格子によって開放性が阻害され、屋内的用途があるとみなされるためです。ただし、特定行政庁によっては、床面積不算入とするケースもあるようです。あらかじめ建築予定地が定める算定方法を確認しておくとよいでしょう。


バルコニー以外で床面積不算入の部分とは


建築物の中でバルコニー以外では、ベランダやウッドデッキのほかに、玄関の外側の部分にあたる「玄関ポーチ」も床面積に算入されません。このほか、ビルトインガレージは延べ床面積の5分の1以内であれば、延べ床面積から除外されます。またロフトや地下室も、一定の条件を満たすことで緩和措置を受けられます。


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バルコニーの設計によって、床面積に算入されるかどうかが決まる