注文住宅の費用相場はいくら?内訳や予算シミュレーションのポイント

費用・制度 2021-07-29
F1b19335 0c98 4374 bd2a 786aa9b27d1c

「注文住宅の平均費用の内訳は?」「実際の年収で費用シミュレーションをしたい」と考える方もいますよね。住まいの実例や、オプションを加えた場合に必要な予算が気になる方もいるでしょう。今回は、注文住宅の費用相場や内訳のほか、1000万円台から4000万円台で建てられる住まいを紹介します。


注文住宅の費用相場


注文住宅購入予算を考える際に、どの程度の費用がかかるのか相場が気になる方もいるでしょう。住宅金融支援機構の資料によると、土地を含まない注文住宅の所要資金は全国平均で3,454万円、首都圏平均では3,772万円となっています。


注文住宅の購入にかかる費用は、住宅の規模や依頼する施工会社などにより大きく異なります。また、建築予算といっても、一概に住宅を建てる費用だけとは限りません。建築予算を検討する際には、具体的にどのような費用が必要となるのか知っておくことが大切です。まずは、注文住宅を建築する場合の、一般的な価格の内訳をまとめました。


参考:住宅金融支援機構「2019年度フラット35利用者調査」


注文住宅にかかる費用の内訳


土地購入費

土地を持っていない方は、土地を探して購入しなければなりません。土地を購入する際には、土地代金のほか、不動産会社への「仲介手数料」や所有者を変更するための「登記費用」などがかかります。購入後には、不動産取得税が課されることも覚えておきましょう。


【本体工事費】建物の建築費用

建物本体を建築するための費用です。家づくりにかかる全費用の約75%程度と言われています。不動産広告にはこの価格が基本的に表示されており、注文住宅を考える際の参考としている方も多いのではないでしょうか。本体工事の内訳は条件によって異なりますが、以下のような項目に分けられます。


<内訳例>

 仮設工事、基礎工事、木工事、屋根・板金工事、タイル工事、左官工事、内外装工事、電気・水道工事、住宅機器設備工事など


【付帯工事費】本体工事費以外の工事費用

本体工事費以外にかかる工事費用のことを「付帯工事費」や「別途工事費」と言い、平均で総費用の10~20%を占めます。付帯工事費の中でも、解体工事費用、地盤調査費や地盤改良費は住宅ローンで支払うことができますが、エクステリアやインテリアに関する費用は自己資金(現金)で支払うケースが多いでしょう。


<内訳例>

解体工事費用、地盤調査費用、地盤改良工事、引き込み工事、敷き設工事、外構工事、屋外電気工事、特殊設備工事、エアコン工事、照明器具工事、カーテン工事、アンテナ工事など


建築費以外に必要な諸費用

注文住宅の新居に移り住む場合、建築にかかわる費用以外にもさまざまな場面でお金がかかります。例えば、各種税金の支払いや引越し費用や新居で使う家具の購入費、登記手数料などが必要となります。これらをまとめて「諸費用」と言います。注文住宅の総費用のおよそ5~7%を占めます。


<内訳例>

 諸官庁手数料、登記手数料、住宅ローン保証料、火災保険、印紙税、登録免許税、固定資産税、都市計画税、不動産取得税、仮住まい費用、引っ越し・家具・カーテン購入費、式祭典費用など


【実例紹介】1000・2000・3000・4000万円台で建てられる注文住宅


自分の年収、予算でどのような注文住宅を建てられるのか、気になる方もいるのではないでしょうか。同じ価格帯でもハウスメーカーや工務店など施工会社によって建てられる家はさまざまです。ここでは、目安となる住まいのイメージをお伝えします。


住宅購入予算「1000万円台」の注文住宅

建築予算1000万円台で建てられる家は、いわゆる「ローコスト住宅」と呼ばれるものです。例えば、坪単価30万円台からのハウスメーカーを選べば、40坪の家を1500万円程で建てることができます。


ローコストを実現している理由としては、資材の大量購入や人件費の削減、デザイン・仕様の画一化などが挙げられます。特に、シンプルな外観や間取りを採用することによって、建築費用を抑えられるでしょう。


住宅購入予算「2000万円台」の注文住宅

建築予算2000万円台で家づくりをするとなれば、ローコスト住宅に比べカスタマイズの可能性が広がります。例えば、「キッチンやバスルームのグレードを上げる」「壁紙にこだわりをもつ」など、住まいの一部でこだわりを実現することができます。


住まいをシンプルに仕上げてコストを抑える代わりに、家具などのグレードを上げる方法もおすすめです。トータルでどの程度お金がかかるのか調べながら、好みに合わせた予算配分を考えてみてはいかがでしょうか。


住宅購入予算「3000万円台」の注文住宅

3000万円台の注文住宅は、全国で建てられている注文住宅の平均的な建築費用であり、ある程度好みのデザインや間取り、設備を取り入れた住まいが叶います。大手ハウスメーカーなど依頼先の選択肢が広がる分、どのような家にしたいのかしっかりイメージしておくことが大切でしょう。施工会社を選ぶ際には、長期的な視点で、保守点検やアフターフォローにも注目しておくと安心です。


住宅購入予算「4000万円台」の注文住宅

4000万円台の家づくりは、建築予算にゆとりがあり、こだわりの詰まった注文住宅を建築できるでしょう。中庭のある家など凹凸の多い家や、半地下を持つ家も可能です。設計士による斬新なアイデアや、美しいデザイン住宅の提案も活かした個性ある住まいを検討するのもおすすめです。


注文住宅の予算をシミュレーションしよう


注文住宅の購入は、自己資金と住宅ローンでまかなうのが一般的です。「自己資金はいくら用意したらよいのか」「住宅ローンの返済で困らないための借入額は?」など気になることもあるでしょう。ここでは、住宅購入予算の考え方について解説します。


頭金をいくら用意できるか考える

頭金とは、自分の貯金や親の資金援助など住宅ローン以外で準備するお金のことです。頭金が少ないと、住宅ローンで費用を賄わなければなりません。頭金をどの程度用意するかは、人それぞれ異なりますが、少なくとも住宅購入額の10%は準備する方がよいと言われています。自己資金の目安として、家づくりにかかる費用の5%~7%程度を占める「諸費用分」を用意しておくと安心です。


ただし、頭金を自分の貯金から捻出するときは、いざという時に必要な「生活予備費」と、車の買い替えや子どもの教育費など「将来への貯蓄」を手元に残しておくことを忘れないようにしましょう。


毎月返済額から住宅ローン借入額を検討する

住宅ローンの借入額は、返済に無理が出ないよう検討することが大切です。一般的に住宅ローンの年間返済額は、年収の25%以内が安心ラインだと言われています。また、現在賃貸住宅に住んでいる方は、家賃を目安にして、毎月返済額から総借入額を計算してもよいでしょう。


インターネットには、世帯年収や建築予算など、簡単なデータ入力をするだけで住宅ローンの返済額をシミュレーションできるサイトもあります。資金計画を立てる際に活用してみてはいかがでしょうか。


関連記事:注文住宅の予算はいくら?予算オーバーを解消するポイントを紹介


注文住宅の費用を抑えるためのコツ


「注文住宅の家づくりを進めていくうちに、いつの間にか予算オーバーしてしまった」といった後悔の声も多く聞かれます。費用を抑えるためにはどのような工夫ができるのでしょう。ここでは、建築費用削減のコツを解説します。


必要なオプションを検討する

注文住宅で費用を抑えるためには、本当に必要なオプションであるかどうかをしっかり見極めたいですね。例えば、「浴室テレビを追加したけれど、使ったのは新築時だけ。必要なかったと後悔している」といった声も聞かれます。建築予算がオーバーすることのないようオプションの必要性を十分検討しましょう。


関連記事:マイホームのおすすめオプションは?オプション費用で後悔しないハウスメーカー選びのポイント


シンプルな形の住宅にする

シンプルで凹凸の少ない家は、壁の量を減らせるため建築費用を抑えることができます。。外観や屋根のほか、部屋数を減らすことも検討しましょう。一部屋あたりの面積を大きくすることで、建築予算を抑えられるだけでなく、広い空間を実現でき、風通しや採光の面でメリットも得られます。


注文住宅の費用を知り、家づくりのシミュレーションをしよう


今回は注文住宅の費用について、平均費用や内訳、住宅購入予算別の住宅実例などをご紹介しました。注文住宅では、、1000万円台と低価格帯のものから、4000万円台と高価格帯のものまでさまざまな家づくりが可能です。


建築予算を考えるときには、年収を考慮して準備できる自己資金(頭金)と無理のない住宅ローン借入額を検討し、理想的な家づくりが可能な施工会社を探しましょう。注文住宅に必要な費用について理解し、お金に困ることなく注文住宅を購入できるとよいですね。

この記事を読んだあなたにおすすめ

9ec56f96 6c89 4b29 8467 10f5d4c64e46

新築一戸建ての平均価格は?注文住宅の費用の内訳や相場、返済計画

新築一戸建ての購入を考えたとき、平均価格や予算の相場が気になりますよね。住宅ローンの返済計画を立てるためにも、必要な費用を知りたいところ。今回は、新築一戸建て住宅(注文住宅)の平均価格のほか、購...

費用・制度2021-03-30

0b0d433a da3c 4f0c b1c9 c07562140619

ハウスメーカーの保証とは。保証内容を比較するときのポイントを解説

ハウスメーカーの保証について気になる人もいるのではないでしょうか。注文住宅は高い買い物なので、保証内容についてしっかり確認しておきたいところです。今回の記事では、新築住宅を購入する際の保証につい...

費用・制度2021-02-04

7033034a f681 41e8 90c6 88c1c0d54204

地盤調査の費用や方法。土地選びのポイントも紹介

地盤調査にかかる費用相場が気になる人もいるのではないでしょうか。地盤調査の費用は、買主負担となるのが一般的のため、正確な予算計画を立てるには早めに把握しておくことが大切です。今回は、地盤調査の種...

費用・制度2022-04-26

ご希望のエリアをお選びください