一戸建て購入時の平均年齢は?費用の準備や年収とローンの考え方
自分の住まいを持ちたいと考えたとき、自分の年齢や年収でどのような家が建てられるのか気になる方もいるのではないでしょうか。今回は、一戸建て購入のきっかけや平均年齢のほか、家づくりにかかる費用の準備や住宅ローンの返済に対する考え方などをご紹介します。
一戸建ての購入のきっかけや平均年齢
一戸建ての購入は人生でもっとも大きな買い物のひとつですが、自分の住まいを持つきっかけは一体どのようなことなのでしょうか。
家選びネットを利用した方のアンケートによると、一戸建て購入の理由は、結婚や子どもの出産という場合がもっとも多いようです。近年では子どもが自立したため、住まいを持ちたいと考える年配の方も増えてきています。
また、国土交通省の2017年度住宅市場動向調査報告書によると、分譲住宅取得世帯の世帯主は30歳代が最も多く、分譲戸建住宅の平均購入年齢は39.6才となっています。
出典:平成29年度住宅市場動向調査報告書/国土交通省 住宅局
一戸建て購入を考えたときに気になること
自分の住まいを持とうと決めても、一戸建ての購入時にはさまざまな疑問が出てくるかもしれません。そのなかでも住宅購入時のお金に関する不安について、一戸建て購入経験者の声をご紹介します。
「住宅購入時は共働きで世帯年収も安定していました。ただ、この先ずっと共働きで年収を維持できるか不安があったので、住宅ローンの借入金はどの程度が妥当なのかわかりませんでした」
「ある程度頭金を貯めて住宅購入に踏み切ったほうがいいのか、一戸建て購入のタイミングに悩みました」
一戸建ての購入資金は自己資金と住宅ローンで賄うのが一般的ですが、それぞれどの程度の金額を準備するとよいのか分からなかったという声がありました。住宅購入資金の準備や一戸建て購入のタイミングはどのように決めるとよいのでしょうか。
一戸建て購入の費用とタイミング
家づくりにはさまざまな費用がかかります。契約前には、ご家庭にあった住宅購入の予算を知っておくことが大切です。
一般的に、一戸建ての購入予算は購入時に現金で支払う頭金と、住宅ローンによって賄います。頭金は自己資金として手元にあるお金で支払いますが、病気や怪我など、いざというときに必要な生活費や将来必要となる貯蓄を残しておくことが大切です。
「頭金をもっと貯めたほうがいい?」と迷った場合には、住宅ローンの金利や今払っている家賃を考えて、どちらがお得なのか計算してみるとよいでしょう。家づくりのプロである営業担当者に相談してみると、それぞれの家庭にあったアドバイスをもらえるはずです。
住宅ローンの借入額を考えよう
住宅ローンは、長期に渡って返済が必要となるローンなので、返済が今後の生活の負担にならないようにしたいですね。住宅ローンの借入額はどのように決めるとよいのでしょう。
借入可能額は「返せる額」にする
一般的に、借入額は年間の返済額が年収の25%以下に抑えることが望ましいといわれています。将来、支出が増えたときや世帯収入が減った場合など返済が厳しくなる場合を想定し「借りられる額」ではなく「返せる額」にすることがポイントといえるでしょう。
返済シミュレーションで借入額をチェック
同じ借入額でも返済期間が変わると毎月の返済額は変わります。年収などを参考にして住宅ローンの借入額を決めたら、返済の目安がわかる返済シミュレーションを行いましょう。返済シミュレーションをいろいろ試し、無理のない借入額かどうかを確かめておくと安心です。
費用やローンの返済シュミレーションでより現実的に
一戸建て購入のきっかけは、結婚や出産などライフステージの変化によるものが多く、平均すると30代後半で住まいの購入に踏み切ることが多いようです。
自分の年齢や年収でどのような家が建てられるのか気になる場合は、営業担当者に相談し、家づくりや住宅ローン返済についてのシミュレーションをしてもらうと具体的なイメージができるでしょう。家づくりにかかる費用や将来の年収などをしっかり考慮し、家づくりを始められるとよいですね。
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