【事例紹介】吹き抜けのある家を建てたい!間取りやメリット・デメリット
マイホームの間取りを考えたとき「吹き抜けのある家にしたい!」と思う方もいるのではないでしょうか。吹き抜けを作った場合のメリットやデメリットなど、気になることもあるかもしれません。今回の記事では、吹き抜けのある家の特徴やハウスメーカーで建てられる吹き抜けのある家の間取り事例を紹介します。
マイホームに吹き抜けを作る理由
吹き抜けとは、建物の1階から数階に渡り、上下がつながっている空間のことを言います。吹き抜けのある家に対して、おしゃれなイメージはあるものの、実際どのような暮らしができるのか気になる方もいるのではないでしょうか。実際に注文住宅で吹き抜けのあるマイホームを建てた方に、住まいづくりのコンセプトを聞いてみました。
「高台の土地を購入したので、家から外の景色を眺められるような家を作りたいと考えました。吹き抜けと大開口を組み合わせ、家に居ながらも自然を感じられる住まいとなり満足しています」
「狭い土地に家を建てることになったので、狭小住宅でも広く感じられるようなリビングにしたいと思い、吹き抜けを作りました。そのおかげで、リビングに家族が集まっても窮屈さを感じることなく過ごせています」
このように吹き抜けを作った理由は人それぞれのようですが、吹き抜けのある間取りにすることで、理想の住まいづくりができたという声が聞かれました。今回は吹き抜けのある家のメリットと、建てる前に知っておきたいデメリットをご紹介します。ぜひ家づくりの参考にしてみてください。
マイホームに吹き抜けを作るメリット
開放感があり室内が明るくなる
吹き抜けを作るメリットはなんと言っても、開放感ではないでしょうか。天井が高く上に空間が広がるため、狭い部屋でも広々と感じることができるでしょう。上手く窓を取り入れて採光を確保できれば、明るい住まいで気持ちよく過ごせそうです。
通気性がよい
マイホームの立地や間取りにもよりますが、吹き抜けを作ることで、家の中で空気が下から上へと流れやすくなり風通しが良くなります。1階の空気や湿気を自然換気によって2階へと流すことができるのは、嬉しいメリットですよね。
家族の気配を感じられる
家庭を持つ方のなかには「家族を身近に感じていたい」と考えている方も多いでしょう。吹き抜けはその願いを叶えてくれる間取りの一つと言えそうです。上下階の仕切りがないことで、自然と家族のコミュニケーションも増えるのではないでしょうか。
マイホームに吹き抜けを作るデメリット
掃除が大変
例えば玄関を吹き抜けにして、上に照明や窓がある場合を考えてみてください。照明や窓にはホコリが溜まったり、クモの巣が張ったりすることもあるかもしれませんが、それらを掃除するのはとても大変です。手が届く場所なら良いですが、ご自身で掃除出来ない場合には定期的に業者の清掃サービスを利用するなどの対策が必要です。
光熱費がかかる
吹き抜けがある家は、部屋の広さに加え、空間が上下階に広がるため光熱費が高くなりがちです。特に、暑い夏の時期や寒い冬の時期には、エアコンの冷暖房効率が悪いと感じることもあるかもしれません。光熱費対策として、室温調整しやすいよう天井部分にシーリングファンを取り付けているという方や、全館空調の住まいにしたという声も聞かれます。
プライバシーを確保しづらい
吹き抜けのある家では、1階に居ても2階から子どもの声が聞こえるなど、家族の声や物音が筒抜けになってしまうことも考えらます。ハウスメーカーに相談すれば、建築時に防音対策をとるなど、プライバシーを確保できる家づくりのプランを提案してもらえるでしょう。
【事例紹介】ハウスメーカーで建てる吹き抜けのある家の間取り
ハウスメーカーで吹き抜けのあるマイホームを建てたいと考えている方もいるかもしれません。ここでは、ハウスメーカーが提案する吹き抜けの間取り事例をご紹介します。
階段を吹き抜けにする間取り
天井をなくさず、リビングからつながる階段部分だけを吹き抜けにする間取りを提案してくれるハウスメーカーがあります。階段部分を吹き抜けにすることで、上下階を行き来するときに開放感を感じることもできるでしょう。吹き抜けを作りたいけれど、プライバシーの確保も大切という方にはピッタリかもしれません。
2階から光が差し込むリビングとバルコニーをつなぐ間取り
リビングに2階からも採光できる吹き抜けをつくり、さらにリビングから出入りできるバルコニーをつくる間取りを提案するハウスメーカーもあります。2階からも太陽の光が差し込むので、屋外と同様の明るさを実現できます。また、リビングからすぐにバルコニーに出られることで自然との一体感を感じられるマイホームになりそうですね。