333754a2 0ce1 4112 a89f 95225f6ed01c

家事動線のよい間取りのポイント。家事が楽になる住まいの工夫とは

家選びネット公式 (ie-erabi.net) 2020-07-28
間取り・設備


マイホームの間取りを考える上で「動線」に対する配慮は、毎日の生活を便利にするために必要不可欠です。今回の記事では、料理、洗濯、掃除など毎日欠かせない家事を楽にするための間取りについて、意識したいポイントをご紹介します。ぜひ家づくりの参考にしてみてください。


家事動線のよい間取りを考えよう


マイホームの間取りを考えるとき、「家事動線」という言葉を耳にすることがあるかもしれなせん。家事動線とは、料理、洗濯、掃除などの家事において移動する経路のこと。家事動線のよい間取りにすることで、毎日の暮らしがぐっと快適になります。


では実際に、家事動線のよい間取りにするためにはどのようなポイントを押さえておくとよいのでしょうか。今回は、毎日の家事がよりスムーズになる間取りのポイントを、家事の種類ごとにご紹介します。


料理を楽にする間取りのポイント


調理手順をふまえてキッチンを設計しよう

キッチンの間取りを考える上で大切なポイントは、料理手順を踏まえた動線を考えることです。料理は冷蔵庫から食材を取り出して、調理台で調理し、棚から取り出した食器に料理を盛り付けることで完結します。この流れがよりスムーズになる位置に、調理台や食器棚などの設備を配置するよう意識してみてはいかがでしょうか。キッチンという狭い空間だからこそ、少し意識するだけでも、毎日の料理が楽になりますよ。


コンセントの数や配置も大切

キッチンづくりでは、コンセントの数や配置も大切なポイント。炊飯器やミキサーなど、キッチンは家電製品を多く使う場所でもあります。コンセントへの配慮が足りないと、「コンセントの数が足りない」「コンセントの位置が使いづらい」などマイホーム完成後の後悔につながってしまいます。あらかじめ、キッチンに置きたい家具や設備を想定して、コンセントの数や位置を決めるとよいでしょう。


洗濯を楽にする水回りの間取りのポイント


洗濯物をたたんで収納するまでの動線が大切

毎日の洗濯が重労働だと感じる方もいるのではないでしょうか。「洗濯物がいつもたまってしまう……」そんな悩みを持つ方もいるかもしれません。洗濯を楽にするためには、「洗う」「干す」「たたむ」「しまう」のプロセスをできるだけスムーズに行えるような間取りを考えたいですね。


例えば、洗濯機や干し場、収納スペースをひとつの場所に集約すると、洗濯物を持ち運ぶプロセスが不要となって洗濯が楽になるでしょう。洗濯物を持って1階から2階のベランダへ運ぶといったスタイルも聞かれますが、家族が増えたり、老後のこと考えたりしたときも、洗濯機の近くに干し場があると便利で安心です。


家事専用の多目的スペースをつくる

洗濯プロセスのなかでも、洗濯物を畳んだり、アイロンがけをしたりする作業のことは見過ごされがちです。この作業をスムーズに行うためには、間取りの中で家事専用の多目的スペースを確保するのも一つの手です。


家事専用のスペースに、アイロンやアイロン台などをさっと取り出せるように配置しておけば、家事の負担も減るのではないでしょうか。


掃除を楽にする間取りのポイント


収納は配置と出し入れのしやすさがカギ

収納場所を工夫することで、毎日の掃除や片付けを楽にしましょう。収納場所を決めるときのポイントは、物を使う場所ごとに収納場所を作ること。例えば、玄関には靴や傘のほか、子どもがいる家庭ではベビーカーや三輪車を置くこともあるのではないでしょうか。十分な広さの玄関収納をつくっておくと、片付けやすく見た目もスッキリします。


また、収納場所を作るときは、大きさだけでなく「出し入れのしやすさ」も大切です。あらかじめ何を収納するのか想定しておき、収納するものに合わせた形状にできるとよいですね。


掃除道具の収納場所も工夫を

掃除機などの掃除道具は部屋をきれいに保つために欠かせません。しかし、掃除道具そのものの収納場所については、マイホーム検討時に忘れがちの方も多いのでは。掃除道具を不便な場所に収納するとなると、「掃除機をわざわざ取り出すのが面倒……」といったことになりかねません。掃除道具の収納場所についても、その他の収納と同様の工夫をすることで、掃除への取りかかりがよりスムーズになるのではないでしょうか。


【実例紹介】ハウスメーカーが提案する家事を楽にする住まい


家事を心から楽しむことのできる暮らしを提案

家事をこなすのではなく、家事を楽しむことをコンセプトにした住まいを提案するハウスメーカーがあります。お買い物後のことを考え、玄関や勝手口からパントリーを通りキッチンへつづく間取りは、キッチンを中心とした家事動線に配慮したもの。このほか、キッチン横にパントリーを設けたり、リラックススペースを設けたりするのも、家事を楽しくするための工夫として提案されていますよ。


家族で家事シェアをしやすい間取りの提案

家事はママだけでなく家族みんなでシェアできるとよいですよね。ハウスメーカーのなかには、家族それぞれ専用の収納棚を設けたり、一緒に料理ができるようキッチンを広めに設計したりといった間取りの提案してくれるところもあります。ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。


家事動線を考えたマイホームで毎日の生活を快適にしよう


今回の記事では、家事動線に配慮したマイホームの間取りのポイントをご紹介しました。料理や洗濯、掃除などの家事は毎日欠かせないものなので、より便利で快適に行える住まいにしたいですよね。


マイホームの間取りを考えるときは、暮らしのパターンをイメージしながら、収納や設備の配置などを検討してみてはいかがでしょうか。家事動線のよい家づくりをして、毎日の暮らしが便利になるとよいですね。

この記事を読んだあなたにおすすめ

9adb0a8b 2b1c 4399 9c0f fe9893ecd107

小屋裏収納を設けるメリット・デメリット。階段・はしごの選び方や工夫を紹介

小屋裏収納(屋根裏収納)に必要な階段やはしごの選び方、実例について気になる方もいるのではないでしょうか。面積などの条件やメリット・デメリットが気になる方もいるかもしれません。今回は小屋裏収納につ...

間取り・設備2022-04-10

50a4d3a6 4ac8 42b8 897c 93b6acbbb8e8

マイホームのトイレの位置や広さはどうする?ポイントやコツを紹介

マイホームのトイレは、位置や広さにこだわって使いやすい空間にしたいですよね。トイレ内の収納や壁紙をどうするかなど、家づくりをする中で悩んでいる人もいるかもしれません。今回の記事では、マイホームの...

間取り・設備2020-06-30

3b7da786 32bc 47c6 abf9 70de52f53dea

ルーフバルコニーを戸建てに設けるメリット・デメリット。後悔しないためのポイントは?

新築一戸建てにルーフバルコニーを設置して後悔することがないのか、気になる方もいるでしょう。そもそもルーフバルコニーとは何か...

間取り・設備2022-06-24

ご希望のエリアをお選びください