勾配天井とは?メリット、デメリットや照明・シーリングファン設置時のポイント

間取り・設備 2020-08-18
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勾配天井とは「傾斜のついた天井」のこと。2階リビングとの相性もよく気になる人もいるのではないでしょうか。今回の記事では、勾配天井のメリット・デメリットのほか、照明計画のポイントやシーリングファンの設置について、家づくりで後悔しないためのポイントを解説します。


勾配天井とは、傾斜がある天井のこと


勾配天井(こうばいてんじょう)とは、「勾配」つまり傾斜をつけた天井のことを言います。注文住宅などでは、屋根の形状にあわせて天井を斜めにするのが一般的。平屋や2階の居室、上に2階部分がない1階の空間に作られるケースが多いようです。


勾配天井はフラットな天井と比較した場合、どのようなメリット、デメリットがあるのでしょう。照明設備の選び方やシーリングファンを設置する場合の注意点なども気になるところですよね。勾配天井のさまざまな疑問について解説していきます。


勾配天井のメリット


《メリット1》部屋が明るく開放感な空間になる

勾配天井の最大のメリットは、部屋が開放的な空間になることです。天井が高く、上部に視線が抜けるため、フラットな天井の部屋よりも居住空間が広々と感じられるでしょう。


また、高い位置に通常の窓やFIX窓(はめ殺し窓)を付けると、採光を取り入れることができるため部屋全体が明るくなるほか、空の景色を楽しむことができるといったメリットもあります。


《メリット2》2階リビングとの相性がよい

1階がリビングの場合、勾配天井にできるのは平屋建てや上部に2階部分がない場合に限られるため、勾配天井は二階建ての家で2階にリビングを持ってくる場合に相性がよいと言われています。勾配天井は、コンパクトな住まいでもリビングに開放感を持たせることができる方法のひとつ。ぜひ2階リビングと勾配天井の組み合わせを検討してみてはいかがでしょう。


《メリット3》通気が良くなる

勾配天井の場合、高い位置に換気窓を設置することができるので、通気の良い住宅になるでしょう。一般的に、暖かい空気は上へ、冷たい空気は下へ動くので、高い場所に窓があれば、暖かい空気を外へ逃がすことができ、空気を循環させやすいためです。


《メリット4》梁を見せるデザインやおしゃれな間取りを採用できる

勾配天井なら、あえて梁を見せるデザインにしたり、FIX窓を高い位置に取り入れたりするなど、個性的でおしゃれなデザインや間取りを採用することができます。梁を部屋のアクセントにしたい場合は、梁の素材や塗装にこだわるのもよいですね。


勾配天井のデメリット


《デメリット1》建築やメンテナンスにコストがかかる

勾配天井の建築は、通常のフラットな天井と比較すると建築コストがかかります。コストアップの要因は、勾配天井にすることで壁の面積が増えることや、工事の際に足場を組む必要があることなどです。


また、暮らしの中で、天井に設置した照明の取り換えやシーリングファンの修理、窓掃除なども必要となることもあるでしょう。その際にも、場合によっては足場を組まなければならないなど、メンテナンス費用がかかることも知っておきましょう。


《デメリット2》照明に工夫が必要

勾配天井は天井が高くなるため、フラットな天井と比較して照明計画に工夫が必要です。部屋全体を明るくするために「どこに照明を配置するか」「どこをどのように照らすか」などを考える必要があります。また照明器具を吊るす際には、ワイヤーで固定するなど、安全対策も検討することが大切となるでしょう。


《デメリット3》気密性や断熱性などの住宅性能が求められる

勾配天井の家で「部屋がなかなか暖まらない」など、冷暖房効率が悪いといった声が聞かれることがあります。勾配天井は天井が高くなる分、断熱性や気密性などの住宅性能が重要となることを覚えておきましょう。


勾配天井の照明選びで知っておきたいこと