ZEH住宅とは。メリットや補助金の条件、ハウスメーカーで建てる魅力を解説

間取り・設備 2020-08-17
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ZEH住宅をハウスメーカーで建てるなら、メリット・デメリットや住宅価格、補助金の内容や条件などが気になるところではないでしょうか。今回の記事では、ZEH住宅の基準や、補助金申請をする際のポイントや注意点を分かりやすくご紹介します。


ZEH住宅とは、エネルギー収支をゼロまたはプラスにする住まいのこと


近年では注文住宅に限らず、建売住宅でも目にすることが多くなった「ZEH住宅」。ZEH住宅とは、具体的にどのような住まいのことを指すのでしょうか。


ZEH住宅の意味。求められる基準とは

ZEH(ゼッチ:ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)とは、断熱性能を高め、高効率の設備を導入することで省エネ化を図り、年間の一次エネルギー消費量の収支がゼロとなることを目指した住宅のことです。ここで言う一次エネルギーとは、石油や石炭、天然ガスなど自然界から得られるエネルギー源のことで、暖冷房や換気、給湯や照明などが対象となります。


日本では「2020年までにハウスメーカー等が新築する注文戸建住宅の半数以上で、2030年までに新築住宅の平均でZEHの実現を目指す」という目標が掲げられており、今後ますますZEH住宅が増えていくのではないでしょうか。


ZEH住宅の価格。購入はお得なのか?

ZEH住宅は高効率設備の設置などにお金がかかります。そのため、ZEHではない住宅と比較して建築価格が高く、平均坪単価は約80万円と言われています。一方で、ZEH住宅の数を増やすことは政府の政策でもあるため、建築費用を補助する「補助金制度」が設けられています(詳しくは後述)。さらに、ZEH住宅なら光熱費を大幅に節約することができるため、長い目で見れば初期投資の回収も十分可能と言えるでしょう。


ZEH住宅のメリット・デメリット

ZEH住宅のメリットは、断熱性能が高く、年間を通して快適に過ごせることが挙げられます。このほか、自らエネルギーを作り出せるので、停電時などもしもの時でも電気やお湯を使えるといったメリットもあります。


一方で、太陽光発電システムや高性能設備の導入コストや、その後のメンテナンスコストもある程度考慮しておかなければならないことが、ZEH住宅のデメリットと言えるでしょう。


ZEH住宅の条件は「断熱」「省エネ」「創エネ」


ZEHとして認められると、補助金を申請することができます。ZEHとして認められるには、具体的にどのような基準や条件をクリアする必要があるのでしょうか。3つのポイントをご紹介します。


「断熱」断熱性能を上げて、エネルギーロスを減らす

ZEH住宅の条件の一つ目は「断熱」です。断熱性能が高く、エネルギーを極力必要としない住宅を建てる必要があります。具体的には、性能の高い断熱材や窓を使用するといった方法がとられます。設備とは違い、建築後に性能を高めることは難しいため最初が肝心です。


「省エネ」HEMSなどの活用で光熱費対策

ZEH住宅の条件の二つ目は「省エネ」です。高効率設備を導入し、エネルギーを上手に使える住宅を建てましょう。具体的には、消費エネルギーを減らすために、HEMSや省エネ性の高い機器・照明等を取り付けます。


関連記事:【HEMS入門まとめ】HEMSの概要からハウスメーカーの選び方まで


「創エネ」太陽光発電でしっかり発電

ZEH住宅の条件の三つ目は「創エネ」です。消費エネルギーよりも多くのエネルギーを創るために、太陽光発電システムを導入し、発電量を確保するのが一般的です。不足分のエネルギー量を創エネにより補うことで、家庭での一次エネルギー消費量をゼロにすることが目的です。


【2020年】ZEH住宅の補助金は?申請のポイントと注意点


ZEH住宅を新築する方や、ZEHの建売住宅を購入する方は、建築費用を賄うための補助金を申請することができます。ここでは、補助金申請する際のポイントや注意点をご紹介します。


登録されたZEHビルダー/プランナーによる建築である必要あり

補助金を申請するためには、SII(一般社団法人 環境共創イニシアチブ)に登録されたZEHビルダーまたはプランナーが設計、建築、改修または販売を行う住宅でなければなりません。2020年6月時点では、全国のハウスメーカー、工務店を中心に7,486社がZEHビルダー登録を行っています。気になる場合には、以下のHPで確認してみてください。


参照:一般社団法人 環境共創イニシアチブ「ZEHビルダー/プランナー一覧検索」


ZEH住宅の性能により補助金額は異なる

ZEH住宅は性能の違いにより、以下のような3つに分類されます。


(1)ZEH(ゼッチ):ZEHロードマップの定義を満たした住宅

(2)ZEH+(ゼッチ・プラス):ZEHをさらに高性能化し、再生可能エネルギーの自家消費を拡大した住宅

(3)ZEH+R(ゼッチ・プラス・アール):ZEH+に災害対応力を追加した住宅


ZEH住宅の補助事業は、ZEH住宅の種類によって内容が異なります。性能が高い住宅ほど補助額が高く設定されているほか、求められる要件もそれぞれです。これから建築または購入するZEH住宅の分類を確認し、事前に補助内容を確認しておくと安心ではないでしょうか。


申請スケジュールを確認しておこう

補助金の募集から完了までのスケジュールも、しっかり確認しておきましょう。基本的には、公募期間中に申請をし、交付決定通知後に工事に着手する必要があります。ご自身のマイホーム計画に沿うかどうかも確認しておきましょう。


参照:一般社団法人 環境共創イニシアチブ「【経産省戸建ZEH】令和2年度 経産省によるZEH補助金」


ハウスメーカーで建てるZEH住宅の魅力


ハウスメーカーでも、それぞれの強みや個性を活かしたZEH住宅を建築することができます。例えば、エネルギーを見える化した「HEMS」や蓄電池の導入によって、ZEH対応はもちろんのこと、快適性、経済性、環境に配慮した住宅建築に取り組んでいるハウスメーカーがあります。


また、地球のことを考え、今だけでなく、将来も安心してエコに暮らしていける家づくりを目指しているハウスメーカーなどもあります。住宅展示場に足を運んだり、資料請求をしたりして、ご自身にあった住まいを検討してみてはいかがでしょうか。


ZEH住宅の条件を満たして快適な住まいを実現