サイディング外壁の特徴・種類からメンテナンス・リフォーム方法までをまとめて紹介

間取り・設備 2022-04-06
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サイディング外壁の種類やメリット・デメリットをご存知ですか。おしゃれな外観にするための配色や、組み合わせのポイントが気になる方もいるかもしれません。今回は、サイディングに注目し、種類ごとの特徴やメンテナンス・リフォーム方法などをまとめてご紹介します。サイディングの特徴を覚えて、安心・安全な家づくりを行いましょう。


「サイディング」とは外壁に使われる壁材のこと


サイディングとは、住宅に使用する外壁材のひとつです。外壁材の種類は、このほかにモルタルやALCボード、タイルなどがありますが、サイディングは近年日本で最も採用されている壁材です。サイディングは、さらに「窯業系」「金属」「樹脂」「木質」の4種類に分けられ、それぞれ特徴が異なります。


サイディング外壁のメリット

サイディング外壁のメリットをご紹介します。


《メリット1》おしゃれなデザインが豊富

サイディングは人気がある外壁材のため、種類が豊富です。さまざまな色やデザインの中から、好みのものを選ぶことができるでしょう。


例えば、レンガの家に憧れている方は、レンガ調のサイディングを選ぶのも1つの方法。選び方次第で、個性のある外観に作り上げることが可能です。


《メリット2》初期費用が安い

サイディングは工場での大量生産が可能な素材であるため、材料費が比較的安価です。ほかの外壁材に比べて作業も簡単なので、材料費や工事費といった初期費用を安く抑えることができます。


《メリット3》短い工期で仕上げられる

サイディングを使う場合は、短い工期で仕上げられるのもメリット。サイディングボードと呼ばれる板状のものを貼り合わせる作業となるため、1枚1枚はり合わせていく「タイル」や、何度も塗り上げていく「モルタル」に比べ、短期間で完成できるのです。外壁が古くなってリフォームが必要になった場合も、比較的短期間で工事が済むため人気があります。


《メリット4》防火性能が高い

サイディングの中でも「窯業系サイディング」と「金属サイディング」は防火性能が高い素材です。特に防火性能の高い家づくりが望ましい住宅密集地などでは、外壁材として選ばれるケースが多いでしょう。


サイディング外壁のデメリット


《デメリット1》定期的な塗装メンテナンスが必要

サイディングの寿命は、種類によって異なりますが概ね30~40年と言われています。外壁を良い状態に保つには、定期的なメンテナンスが欠かせません。約10年ごとに塗装メンテナンスが必要となり、コーキングの劣化やひび割れが見つかった場合には、その都度補修することが望ましいでしょう。


《デメリット2》外壁につなぎ目ができる

サイディングを使った外壁には通常、つなぎ目ができてしまいます。また、目地や隙間などには、水密性・気密性を目的としたシーリング(コーキング)を施さなければなりません。選んだ色やデザインによっては、つなぎ目やコーキング部分が目立ってしまう場合があります。


《デメリット3》防水性能が低い

サイディング自体には、防水性能がありません。サイディングに「塗装」や「シーリング」を行って防水性をもたせるのです。雨や紫外線などにより外壁の防水機能が低下してしまうと、建物は傷みやすくなってしまいます。雨や台風が多い地域でサイディングを採用する場合は、防水性に特化した塗料を検討するのがオススメです。


《デメリット4》外壁の穴あけに注意が必要

外壁が完成したあとに、照明器具の取り付けや防犯カメラ・宅配ボックスを設置したいと考えている方もいるかもしれません。そのような場合に「穴あけ」が必要となる場合、サイディング外壁では特に注意が必要です。


電動ドリルなどを使い、自分で穴をあける場合は、深くあけてしまわないよう気をつけましょう。サイディング外壁が割れてしまった場合は、高額の修復費用がかかるケースもあります。


サイディング外壁の種類と特徴


サイディングが外壁には4種類あるとお伝えしましたが、それぞれ具体的にどのような特徴があるのでしょうか。ここでは種類別のメリット・デメリットを解説します。


窯業(ようぎょう)系サイディング

窯業系サイディングは、日本の住宅の約70%で採用されている外壁材です。セメントや繊維質が主な原料となります。


窯業系サイディングのメリットは、デザイン性の高く種類が豊富なこと。レンガ調やタイル調、石積調などさまざまな種類から選ぶことが可能です。防火性能に優れ、衝撃や地震などの揺れにも比較的強く、低価格であることも選ばれる理由でしょう。


ただし、素材の特性上、熱を蓄積してしまうため、特に夏場は室内の温度が高くなりやすいというデメリットがあります。気になる場合は、遮熱効果や断熱効果のある塗料を使用するといった対策を検討しましょう。


金属サイディング

金属系サイディングは、窯業系サイディングに次いで選ばれている種類です。スチールやアルミニウムなど金属の「表面材」と、ラミネート紙などの「裏面材」で断熱材を挟みこんだ壁材で、モダン・スタイリッシュな外観にしたい方にオススメです。


断熱性に優れた素材のため、寒さに強く寒冷地に家を建てる場合でも安心です。窯業系サイディングに比べて軽量な上、メンテナンスの手間がかからないことも特徴です。デメリットとして、薄い素材であるため、傷やへこみなどが付きやすいことが挙げられます。


樹脂サイディング

樹脂サイディングは、強度のある樹脂素材を使った外壁材です。北米で考案された外壁材で、近年日本でも注目されるようになってきました。塩害や冷害などに強く、高い耐候性を持っていることが特徴で、海沿いや寒暖差の地域でもサビが発生せず、劣化しにくいというメリットがあります。


補修メンテナンスがほぼ必要ないことも特徴で、長期にわたって美しい状態が保たれます。現状では、日本で対応できる施工会社が少ないという点がデメリットとなるでしょう。


木質サイディング

木質サイディングは、天然木に塗装を施した外壁材です。一枚板を使う場合や集成材を使う場合などがあり、価格やデザインが異なります。木の質感を活かし、味わいと温かみのある外観を実現できるのが魅力で、熱を吸収しにくく断熱性が高いのも特徴です。


ただし、他のサイディングに比べて価格が高く、経年劣化しやすいことがデメリットと言えます。施行難易度が高く、施工業者が限られていることも知っておきましょう。


サイディング外壁を組み合わせ。おしゃれに見せるコツ