おしゃれな和モダン外観の家。魅力や家づくりのポイントと注意点
日本の伝統美と現代デザインが融合した「和モダン」な外観の家は、飽きのこない魅力で人気が高まっています。和風とモダンのバランスをとって施工するには、どのような点に気をつければよいのでしょうか。今回は、和モダンな外観の家の魅力から、おしゃれな家づくりのポイントと注意点、施工事例までご紹介します。
和モダンな外観の家の魅力とは
「和モダン」とは、日本の伝統的な美しさと現代的なデザインが融合したスタイルのこと。なぜ今、和モダンな外観の家が注目されているのでしょうか?その理由として、主に以下の点が挙げられます。
デザインがシンプルだから流行に左右されない
和モダンなデザインは、シンプルでありながら洗練された美しさを持っています。過度な装飾を排し、直線的なラインや自然素材を活かしたデザインは、流行に左右されにくいのが特徴です。そのため、年月が経っても飽きがこず、新築時だけでなく長年にわたり住まいの魅力を保ち続けられます。
日本の気候に合っていて過ごしやすい
伝統的な日本家屋の知恵が息づく和モダンな家は、日本の多湿な気候に適した構造を持っています。例えば、深くせり出した軒は夏の強い日差しを遮り、雨から外壁を守る役割も果たします。
また、日本古来の工法である土壁や漆喰などの自然素材を活用すれば、調湿効果も期待できます。これにより、和モダンな外観の家は、一年を通して快適な室内環境を保ちやすいのが魅力です。
周囲と調和しつつおしゃれな雰囲気を出しやすい
和モダンな外観は、周囲の景観に溶け込みやすく、街並みや自然との調和を生み出します。一方で、現代的な要素を取り入れることで、単なる和風建築とは一味違った、おしゃれな雰囲気を演出できるでしょう。落ち着きのある佇まいは、住む人だけでなく、見る人や訪れる人にも安心感を与えてくれます。
和モダンな外観の家を建てるときのポイント
和モダンな外観の家を実現するためには、いくつかのポイントがあります。ここでは、パーツや場所ごとに押さえるべきポイントをご紹介します。
【屋根】日本家屋ならではの屋根にする
和モダンな外観を印象づける上で、屋根の形状は重要なポイントです。切妻屋根や寄棟屋根、片流れ屋根など、日本家屋ならではの伝統的な屋根の形状を取り入れることで、和の雰囲気を強く感じさせられます。
また、屋根の勾配や軒の出の深さにもこだわることで、より重厚感のある、風格ある外観になるでしょう。
【色味】全体的に落ち着いた色合いを意識する
和モダンな外観の色合いは、全体的に落ち着いたトーンでまとめるのが基本です。白・黒・グレーといったモノトーンを基調に、木材のブラウンや緑といった自然の色をアクセントとして取り入れるとよいでしょう。派手な色は避け、自然素材の色味を活かすことで、上品で洗練された印象を与えられます。
【素材】自然素材の和風パーツを取り入れる
和モダンな外観には、自然素材の活用が不可欠です。例えば、外壁の一部に漆喰や焼き杉などを取り入れると、日本家屋らしい表情になります。また、玄関ポーチや窓に木製の格子を採用したり、石材をアクセントとして使用したりすることで、より一層、和の趣を深められるでしょう。
【外構】家屋との統一感を意識する
外構は、家の顔ともいえる部分であり、和モダンな外観においては特に重要なポイントです。門扉やフェンス、アプローチ、植栽なども、家屋のデザインと統一感を持たせるように意識しましょう。外構に砂利や玉石、石畳を敷いたり、庭に松やモミジなどを植えたりと、和風な小物を取り入れることで、住宅の外観デザインとさらに調和します。
和モダンな外観の住宅施工事例
実際に建てられた和モダンな外観の住宅施工事例をいくつかご紹介します。
外構で和モダンな雰囲気を演出する家
白とブラウンを基調にした、落ち着きのある和モダンスタイルの家を建てた方の事例です。住宅の外壁は、渋みのあるボルドーブラックのタイルを選択。
建物自体は洋風ですが、植栽に竹を選んだり、門柱のアクセントに黒いタイルを貼ったりと、和の要素を加えてバランスよく見せています。日が暮れると室内の柔らかい光が外観を照らし、和モダンな雰囲気をさらに印象深くしています。
外観と中庭で和モダンを魅せる家
2階の外壁の一部に縦格子を設け、和モダンな外観を魅せる住宅にした方の事例もあります。緑あふれる中庭は、さまざまな植物や小川を配置した癒しの空間。ピットリビングからの目線を計算して庭づくりもされており、室内に置いたチェアに腰掛けて見る景色が素敵です。
外観をはじめ、リビングと庭を調和させた和モダンスタイルの家は、室内にいながらも落ち着く雰囲気に癒されるひと時を過ごせます。
切妻屋根が美しい和モダンな家
切妻屋根と下屋がバランスよく調和した、落ち着きのある和モダンスタイルの住宅施工事例です。白と黒のモノトーン調の外壁、深い軒が和の雰囲気を演出。
玄関ポーチには木調格子を設け、洗練された佇まいとなっています。室内の大開口サッシからは田園風景が眺められ、和モダンな外観・室内と見事にマッチする住宅です。
和モダンな外観の家を建てる際の注意点
和モダンな外観の家を建てる際には、以下の点に注意しましょう。
実現したい和モダンのイメージを固める
「和モダン」と一言で言っても、そのスタイルは多岐にわたります。より伝統的な和の要素が強いものから、限りなくモダンなデザインに近いものまでさまざまです。
まずは、自分がどのような和モダンな外観にしたいのか、具体的なイメージを固めることが重要です。雑誌やインターネットで多くの事例を見て、好みのスタイルを明確にしておきましょう。
メンテナンスについても考慮しておく
自然素材を多用する和モダンな外観は、その風合いが魅力ですが、素材によっては定期的なメンテナンスが必要になる場合があります。
例えば、木材であれば塗装や防腐処理、塗り壁であればひび割れ補修などが挙げられます。入居後のメンテナンスの手間や費用についても、事前にハウスメーカーと相談し、納得した上で素材を選ぶようにしましょう。
複数のハウスメーカーを比較して検討する
和モダンな住宅の施工実績は、ハウスメーカーによって異なります。自身の理想とする和モダンを実現するためには、和モダンな注文住宅の建築実績が豊富で、デザインセンスが高い業者を選ぶことが重要です。
複数のハウスメーカーに相談して見積もりを取り、それぞれの実績やデザイン力、担当者との相性などを比較検討することをおすすめします。
和モダンな外観の魅力を最大限に発揮した住まいを実現しよう
和モダンな外観の家は、日本の美しい伝統と現代のライフスタイルが融合した、魅力あふれる住まいです。シンプルで飽きのこないデザイン、日本の気候に合った快適性、そして周囲と調和しながらも個性を放つその佇まいは、理想の暮らしを叶えてくれるでしょう。
本記事でご紹介したポイントや注意点を参考に、ぜひ素敵な和モダンの住まいを実現してください。