後悔しないために!家族でやりたい一戸建て購入時の要望整理
ガレージがある家が長年の夢。
なのに、妻に猛反対されてしまった・・・。
似たような経験をして肩を落としている人、いるのではないでしょうか?注文住宅でも建売でも、新居を検討するときに必ず行わなくてはならないのが「家族間の希望調整」。家族の希望が一致し、条件にあてはまる物件が見つかれば文句なしですが、残念ながら、はじめから家族の希望が100%一致することはほとんどありません。
今回は、家族の新居に対する希望が異なる際の意見のまとめ方について、住宅購入者を対象としたアンケート結果をもとにご紹介します。
家族の希望をノートにまとめることですっきり
家族の意見が合わない時は、ノートのように繰り返し使え、みんなで確認できるものに意見をまとめることで希望を整理します。
まずは家族がどのような希望を持っているか、ノートに書き出してみましょう。それぞれが思ってもみなかった考えが出てくることもあります。
次に、それぞれの希望条件に対する優先順位を決めて、家族で意見を交換する時間を作ることが大切です。
もし、話し合っても意見が合わない項目がある場合、それぞれの意見が近い項目からまとめてみてください。残りは無理にまとめようとせず、専門家など第三者のアドバイスを交えて後日調整していくのが良いでしょう。
ノートの作り方と活用方法
1. 家族それぞれの希望をノートに書き出す
2. 1を元に、新しい家で実現したいことを家族みんなで話し合う
コツ:今の住まいから改善したいこと・新しく取り入れたいことをいれてください。
3. 2で書き出した希望にみんなで優先順位をつけ、物件の選定条件を仮設定
4. ノートは見直しができるように大切に残す
5. 選定条件に合う物件を実際に見学する
6. 見学した情報をもとに、選定条件を整理する
コツ:実際に現地を見たり、販売担当者から話を聞いたりすると、住まいの選定条件が変わることがあります。
もし新しく追加する希望が出た場合は、ノートに書き足していきましょう。
反対に、重要度が低くなった項目があれば、条件から削除するか優先順位を下げましょう。
7. ノートをまとめ、メーカ担当者や専門家と希望条件を共有する
8. 改めて条件を整理し選定条件をアップデートする
9. 5~8を繰り返し行い、家族が考える「理想の住まい」を具体的にしていく
コツ:3でまとめた条件がぶれていないかを見直し、時には新しい物件を見学するなどしながら、理想の住まいの精度をあげていきます。
希望が一致しなかった時の調整の仕方
夫婦の意見が合わない点があり、住まい探しが難航することもあるかもしれません。
家族の希望がまとまらないため、見学どころではない・・・。そんな問題も、一度選定した仮条件をもとに早い段階で物件を見に行くことで解決するかもしれません。実際に現地を見学することで価値観が変わり、初めに設定していた条件の優先順位が変わることがあります。
はじめにノートに書き出した希望条件リストにこだわりすぎず、選定条件をブラッシュアップしていくことを前提に、新しい情報をどんどん取得していってください。
住宅購入者の声(家選びネット/マイホーム購入者を対象としたアンケートより)
- 自分が譲れない点と、主人が譲れない点を何度も話し合い、それぞれが妥協できるポイントはお互いに譲るようにしました。
- マンションと戸建、どちらにするかが大きな焦点でした。メリット、デメリットを書き出し、許容できるところとできないところをしっかり話し合うことが大事です。
- 物件購入に関する書籍やハウスメーカーの意見を元に、選定条件を仮決定しました。実際に物件を見学すると選定条件の価値観が変わってきますので、見学後に最終的な条件を家族で決定して物件を再選定する、というプロセスがお勧めです。
- 「何十年も住む」という条件を大前提にすることを夫婦で考え、最も大事な家族の日々の生活に直結する周辺環境の利便性(買い物や病院、駅までの近さ)に重点を置いて、我慢できるもの (間取りや実家までの距離)の優先度を下げるなど、取捨選択しながら総合的に判断して決めました。
まとめ
以上、住まい探しにおける家族間の意見のまとめ方についてご紹介しました。
いかがでしたでしょうか。
新居に対する希望がたくさんあると、要件をまとめたりその優先順位をつけたりするのは案外大変なもの。
まずは家族の意見をノートにまとめてみることで、それぞれの意見を整理して家探しを進めることができますよ。