木造住宅のメリットとデメリットは?木造一戸建ての気になる寿命と防音性や耐震性

選び方 2021-12-17
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木造住宅の構造やメリット・デメリット、鉄骨や鉄筋コンクリート構造と比べて寿命や防音性、耐震性にどのような違いがあるのか気になる方もいるのではないでしょうか。今回は木造住宅の工法や特徴をわかりやすく解説します。


木造住宅とは、主要な構造体に木が使われた住まいのこと


木造住宅とは、その言葉通り「木で作られた住まい」のこと。土台や壁、柱など建築物の強度を支える構造体に、木材が使われている住宅構造を指します。


一戸建ての建築構造として「木造」のほかに「鉄骨造」や「鉄筋コンクリート造」などがありますが、その中でも木造住宅(耐火構造を含む)は、一戸建全体の9割以上を占めています(総務省統計調査による)。近年は「非木造化」が進んでいると言われていますが、日本においては、現在でも「木造」が住宅構造の主流だと言えるでしょう。


参考:総務省統計局「平成30年住宅・土地統計調査 住宅数概数集計」


木造住宅の建築工法


日本には歴史的な建築物も木造建築が多く、木造はポピュラーな建築工法として知られています。木造の代表的な工法として、従来からの伝統的な工法である「木造軸組工法(在来工法)」や、アメリカから伝わった「ツーバイフォー(2×4)工法」が挙げられ、それぞれ次のような特徴があります。


木造軸組工法(在来工法)

木造軸組工法とは、柱と梁を組み合わせて枠組みを作り、そこに屋根や壁を取り付ける建築方法です。日本で最も多く用いられている工法で「在来工法」とも呼ばれます。壁ではなく軸組で支える工法のため、壁を設ける場所の選択肢が多く、多様な間取りに対応できるほか、大きな窓も設けやすいという特徴があります。


ツーバイフォー(2×4)工法

ツーバイフォー工法は、建築基準法上の名称を「枠組壁工法」と言います。床や壁などの「面」で建物を支える「面構造」であり、約2インチ×約4インチ(2×4)材を主な構造材としているのが特徴です。木造軸組工法と比べて間取りの自由度は低くなりますが、耐震性が高くなるほか、規格化されているため短期間で建築できます。


このほかにも工法はありますが、ハウスメーカーによって採用している工法はさまざまです。依頼先を決めるときには検討事項の一つとして確認しておくとよいでしょう。


木造住宅の寿命


どの構造においても、設計や暮らし方により建物の寿命は大きく変わります。耐用年数という視点でみると、木造住宅の法定耐用年数は「22年」と定められています。


鉄骨造は鉄骨の厚さごとに「19年〜34年」、鉄筋コンクリート造は「47年」と定められているため「木造住宅は耐久性がなく、寿命が短い」と思われるかもしれません。


しかし、実際には築40年を越える木造住宅も多く見られるように、木造住宅であっても適切なメンテナンスやリフォームを行うことで、耐用年数以上に長く住み続けることが可能です。


参考記事:一戸建て住宅の寿命はどのくらい?木造と鉄骨の寿命の違いやリフォームに必要な修繕費


木造住宅に使われる木材の種類