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通勤1時間半のメリット・デメリット。マイホームの立地選びのポイント

家選びネット公式 (ie-erabi.net) 2022-05-21
選び方

「通勤1時間半はきついのか?」マイホームの立地を考えるとき、通勤時間に対する不安や疑問を抱く方もいるのではないでしょうか。今回は、「通勤時間が長いこと」と「郊外に家を構えること」の2つの視点から、メリット・デメリットをご紹介します。


通勤に片道1時間半はきつい⁉平均は39.5分


職場や学校への通勤・通学時間は、家づくりの条件として挙げられることの多い条件の一つです。総務省が2016年に行った調査によると、通勤・通学時間の全国平均は往復1時間19分、片道にして39.5分。もっとも時間が長いのは、神奈川県で片道52.5分という結果でした。


郊外のマイホームから都心部に通勤するケースでは、通勤に1時間半かかるという話もよく聞かれるなど、通勤時間の長さは人によってさまざまです。


参考:総務省統計局「平成28年社会生活基本調査 生活行動に関する結果」


コロナ禍でテレワークという選択肢も。東京都から周辺県への移住者は増加


新型コロナウイルス感染症の流行により、仕事をテレワークで行う方が増えつつあります。「テレワークができれば地方でも都会と同じ仕事ができる」といった認識も広がってきているのではないでしょうか。


そのような環境において、家選びの基準も変わってきています。2020年はコロナ禍で人口移動が抑制されていましたが、その中でも東京都から周辺県への転入者数は増加しました。


国の「地方移住促進の取り組み」に加え、感染症流行がきっかけとなり、家選びは「職場への通勤時間」から住宅の「広さ」や「間取り」などへと変化していることがうかがえます。


参考:財務省関東財務局経済調査課「経済調査レポート」


しかしながら、職場への通勤が必要な仕事をしている方にとっては「通勤時間」を踏まえた立地選びを行いたいところですよね。ここからは、電車による通勤時間が長くなる郊外に住宅を建てるメリット・デメリットを紹介していきます。


通勤1時間半の郊外にマイホームを購入するメリット


マイホームを通勤1時間半の郊外に建てる場合、どのようなメリットが得られるのでしょうか。


通勤時間が長いメリット

通勤時間を趣味や勉強の時間にあてられる

通勤時間が長い場合は、「趣味」や「勉強」の時間として使うことができます。好きな音楽を聞いたり、キャリアアップのための資格勉強をしたりするのもよいですね。車内なら、自宅よりも集中して取り組めるかもしれません。通勤時の「過ごし方」を決めて有意義に過ごしましょう。


考え事ができる

普段忙しくて考えごとをする暇がない、という方も多いのではないでしょうか。通勤時間が長ければ、じっくりと考え事ができます。自分自身を見つめなおしたり、実生活の中での困りごとの解決策を考えたりする時間として、有効に使ってみてはいかがでしょうか。


郊外にマイホームを建てるメリット

都市部に比べ土地代を抑えられる

土地の価格は、都市部に比べて郊外の方が安くなります。同じ予算であっても、都市部と郊外とでは、購入できる土地の広さに違いがでるでしょう。土地代を抑えて、その分の費用を建物代にあてることも可能です。


土地価格のおおよその目安は、国税庁が公表している「路線価」で確認することができるので、気になる場合はチェックしてみてください。


参考:国税庁「路線価図・評価倍率表」


住環境がよく、子育てしやすい

のびのびと子育てしやすい環境を探して、郊外に家を建てる方も多くいます。先述したように土地価格が比較的安いため、マイホームに広い部屋や庭を確保しやすいというメリットが得られます。都市部に比べると、広々とした公園が点在しているケースも多いのも特徴です。


通勤1時間半の郊外にマイホームを購入するデメリット


つづいて、郊外にマイホームを購入する場合のデメリットを見ていきましょう。


通勤時間が長いデメリット

精神的・肉体的な負担がかかる

通勤時間が長いことで、精神的・肉体的な疲労がたまりやすくなります。特に、通勤ラッシュに乗車しなければならない場合は、それが苦痛で転職や辞職を考える方もいるようです。


郊外に家を建てる場合は「始発駅に近いエリアを探す」など、できるだけ混雑しない電車に乗るための工夫を行いたいですね。


電車が遅延し、予定外の対応が必要となる可能性がある

電車通勤の場合、電車が遅延して「予定時刻に到着できない」「電車が止まってしまった」などというトラブルに遭遇することも考えられます。そのときになって焦ることのないよう、「乗り換え」や「違うルート」での行き方も事前に確認しておくことが大切です。


郊外にマイホームを購入するデメリット

都市部に比べて利便性がよくない

郊外は都市部に比べてショッピング出来る場所が少ないなど、利便性が劣ります。都市部には飲食店や商業施設など、さまざまな施設があるため、郊外での暮らしがつまらないと感じる方もいるかもしれません。


普段の生活では、どこへ出かけるにしても車がないと不便です。特に車に慣れていない場合は、行ける場所が限定されてしまうでしょう。


需要が低く、物件の売却が難しいケースもある

郊外は、住宅の需要が低くなりやすい傾向があります。エリアによっては、再開発などによって土地の評価が高まるケースが見られるものの、買い手の多い都市部に比べると、売却の難易度は高くなってしまうでしょう。


マイホームの立地は優先順位を考えて検討!


家づくりに対する理想は人それぞれ異なります。「広々とした家で、のびのびと子育てをしたい」「にぎやかな場所、かつ通勤時間の短い立地がよい」など、希望するマイホームの形を家族で話し合ってみることが大切ではないでしょうか。


大手ハウスメーカーでの家づくりにおいては、営業マンがこれまでの経験や実績をもとに、長く快適に暮らせる家づくりのコツをアドバイスしてくれます。資料請求をしたり、住宅展示場へ足を運んだりして、マイホームへのイメージを膨らませましょう。


関連記事:大手ハウスメーカーの特徴を一覧で比較!検討初期に知りたい基本情報まとめ


通勤1時間半のメリット・デメリットを知って家づくり


通勤1時間半かかる立地での家づくりにおけるメリット・デメリットをご紹介しました。通勤時間が長ければ、その時間を趣味や勉強の時間にあてることができます。郊外なら都市部に比べて安く、広い土地を確保できることもメリットです。


一方で、電車での通勤時間が精神的・肉体的なストレスとなってしまうことも考えられます。都市部ほど利便性が高くない点も郊外に住むデメリットでしょう。通勤時間が長いことのメリット・デメリットと自身の考え方に照らしあわせて、住まいの立地を検討し、納得のいく家選びができるとよいですね。

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