通勤1時間半のメリット・デメリット。マイホームの立地選びのポイント
「通勤1時間半はきついのか?」マイホームの立地を考えるとき、通勤時間に対する不安や疑問を抱く方もいるのではないでしょうか。今回は、「通勤時間が長いこと」と「郊外に家を構えること」の2つの視点から、メリット・デメリットをご紹介します。
通勤に片道1時間半はきつい⁉平均は39.5分
職場や学校への通勤・通学時間は、家づくりの条件として挙げられることの多い条件の一つです。総務省が2016年に行った調査によると、通勤・通学時間の全国平均は往復1時間19分、片道にして39.5分。もっとも時間が長いのは、神奈川県で片道52.5分という結果でした。
郊外のマイホームから都心部に通勤するケースでは、通勤に1時間半かかるという話もよく聞かれるなど、通勤時間の長さは人によってさまざまです。
参考:総務省統計局「平成28年社会生活基本調査 生活行動に関する結果」
コロナ禍でテレワークという選択肢も。東京都から周辺県への移住者は増加
新型コロナウイルス感染症の流行により、仕事をテレワークで行う方が増えつつあります。「テレワークができれば地方でも都会と同じ仕事ができる」といった認識も広がってきているのではないでしょうか。
そのような環境において、家選びの基準も変わってきています。2020年はコロナ禍で人口移動が抑制されていましたが、その中でも東京都から周辺県への転入者数は増加しました。
国の「地方移住促進の取り組み」に加え、感染症流行がきっかけとなり、家選びは「職場への通勤時間」から住宅の「広さ」や「間取り」などへと変化していることがうかがえます。
しかしながら、職場への通勤が必要な仕事をしている方にとっては「通勤時間」を踏まえた立地選びを行いたいところですよね。ここからは、電車による通勤時間が長くなる郊外に住宅を建てるメリット・デメリットを紹介していきます。