新築一戸建ての防犯対策をチェック!空き巣被害から家を守る方法とは
新築一戸建てを建てる上で、防犯対策を考えることはとても大切です。マンションに比べて一戸建ては空き巣被害が多く、防犯対策をしておかないと泥棒に狙われてしまう可能性があるためです。今回の記事では、泥棒に狙われやすい家の特徴や、防犯対策のポイントなどをわかりやすくご紹介します。
新築一戸建ては防犯対策が大切!
新築一戸建てを建てるとき、気になることの一つに「防犯対策」が挙げられるのではないでしょうか。警察庁の資料によると、住宅に対する侵入窃盗の認知件数はここ数年減少傾向にありますが、それでもなお一日当たり約101件(2017年度)もの被害が確認されています。
せっかく建てた新築一戸建てが空き巣被害に巻き込まれてしまうと、経済的なダメージだけでなく精神的にも参ってしまいますよね。空き巣に狙われにくい新築一戸建てを建てるにはどのような防犯対策が必要なのでしょうか。
泥棒に狙われやすい家の特徴
「一戸建て」と一口に言っても、空き巣被害にあいやすい家と、そうでない家があります。ここでは、泥棒に狙われやすい一戸建ての特徴をご紹介します。
人目の少ない立地にある一戸建て
泥棒は空き巣に入るとき、人目の多い場所は避けるなど、できるだけリスクを避けて行動する傾向にあるようです。そのため、一戸建て自体が人目の少ない場所に建っていたり、窓や勝手口などが人目に付きづらい場所にあったりする場合には、泥棒に狙われやすくなるでしょう。
また、目の前に大きな公園がある土地に一戸建てを建てる場合も注意が必要です。夜になると人目が少なくなるほか、公園なら長時間いても怪しまれずに下見ができるためです。人通りの少ない路地や死角の多い立地も気をつけましょう。新築一戸建ての土地選びをするときに意識しておくとよいですね。
防犯対策が不十分な一戸建て
泥棒は空き巣に入る前に必ず下見をすると言われています。そのときに、住宅がどの程度防犯対策を行っているのか確認しているようです。防犯対策をあまりしていないと泥棒が判断すれば、空き巣被害にあう可能性が高まってしまうでしょう。
空き巣被害にあわない防犯対策のポイント
家づくりの専門であるハウスメーカーは、これまでに培ってきたノウハウを最大限に活かし、防犯に配慮した家づくりも提案してくれます。家族や資産を守るためにどのような防犯対策ができるのか、具体的にみてみましょう。
窓ガラスやサッシの防犯対策
泥棒の侵入口で最も多い場所は窓と言われており、泥棒はガラスを割り、そこから手を差し込んで鍵を開けるケースが多いとされています。
ハウスメーカーによっては、空き巣の侵入を防ぐ方法として、ガラス破りをされにくい『防犯合わせ複層ガラス』を採用したり、『面格子』や『シャッター雨戸』などを組み合わせたりすることがあるようです。サッシの部分は2重ロックにするなど、空き巣が侵入しづらい工夫もできます。
玄関の防犯対策
玄関などの出入り口は、郵便の配達などさまざまな人が訪れるため、近づいても疑われることが少ない場所と言われています。二重ロックを基本とし、できるだけ侵入に時間がかかるようにすることが防犯のポイントです。ハウスメーカーの中には、一つ目の鍵が不正に開けられても、解錠後50秒以内にもう一つを開けなければ上下二つの鍵が再施錠される、ピッキング防止機能のついたシステムを導入しているところもあります。
一定の防犯性があると評価されたアイテムに与えられる『防犯建物部品(CPマーク)』を玄関ドアなどに標準で設定しているハウスメーカーもあり、暮らしの安心につながるでしょう。新築一戸建ての設備を選ぶときには、顔がわかるインターホンやセンサーライトカメラ、窓施錠モニターなどを設置するなど、さまざまな配慮を重ねて空き巣被害の防止につなげましょう。