
一戸建てに宅配ボックスを設置するには?価格や使い方で選ぼう
さまざまな一戸建て住宅の宅配ボックスが登場しており、導入を考えている人もいるでしょう。ハウスメーカーからも、宅配ボックスの設置スペースを考えた住宅の間取りが増えてきました。ここでは一戸建て住宅で使える宅配ボックスの種類やサイズ、使い方などを紹介します。
宅配ボックスの種類
マンションでずらりと並んでいるロッカー型の宅配ボックスは集合住宅用で、一戸建て住宅のものはまた異なります。一戸建て用の宅配ボックスは、大きく分けて2種類あります。
簡易型
必要なときに玄関の前に置いておくタイプです。箱型のクーラーバッグやクーラーボックスに近いサイズ感です。使わないときはたたんでコンパクトに収納できます。盗難防止として、玄関ドアや付近に固定できるものがあれば、金属製のワイヤーなどでつないでおきましょう。
価格は安いもので5,000円程度なので、手軽に宅配ボックスを利用したい人におすすめです。
固定型
玄関周辺に固定するタイプの宅配ボックスです。大型の郵便受けに似たイメージです。簡易型より大きくて重く、壁や門柱に埋め込んだり、ポストと一体型になっていたりするので盗難される可能性は少ないでしょう。
価格は50,000円~100,000円を超えるものまであり、商品や設置方法によっては別途施工費用がかかるものもあります。サイズは宅配60サイズから100サイズくらいを受け取りできる商品があります。宅配ボックスによっては、宅配業者と連携して自宅まで集荷に来てもらえるタイプも。配達員を待ったり、荷物を持ち込んだりする手間が省けるでしょう。
宅配ボックスの使い方と注意点
簡易型
事前に配達日が分かっている場合、当日外に置いて普段はしまっておくとよいでしょう。宅配してもらったら、南京錠でロックをかけてもらいます。南京錠の鍵は、自宅で保管しておけば問題ありません。
注意点としては、宅配ボックスごと盗難にあう可能性があります。高額な商品が届く場合は宅配ボックスを使用しない、より頑丈なワイヤーを使用するといった対策をしましょう。しかし業者によっては、防犯性の面から配達してくれないこともあります。
固定型
固定型を導入するとなると、設置する必要があります。取扱説明書に施工方法が書いてある商品もあるので、自分で設置することもできますが業者への依頼が必要なものもあります。
また設置場所を気を付けましょう。敷地スペースを考えたうえで、玄関ドアや門扉の開閉、通行の妨げにならない場所に設置するのがポイントです。
他にも玄関まわりに今は使わないけど将来使う可能性があるもの、例えば自転車やベビーカーを置くなどを想定しておくとよいでしょう。
一戸建てを建てる際は宅配ボックスも検討しよう
一戸建て専用の宅配ボックスは、ここで紹介したもの以外にもいろいろな商品があります。玄関は家の顔とよくいわれています。宅配ボックスも玄関まわりに設置するものなので、ポストやインターホン、表札と組み合わせた商品を選ぶのも1つの方法です。すっきりとしてデザイン性がよいだけでなく、使い勝手もよいでしょう。
一戸建てを新築する際ハウスメーカーに相談すると、より満足のいく家づくりができるのではないでしょうか。普段からどんなサイズの荷物が多いか、住宅事情や防犯性を考え、ご自身のライフスタイルに合った宅配ボックスを見つけられるとよいですね。