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新築マイホームに必要な駐車場幅はどれくらい?トラブルを回避する設計ポイントを紹介

家選びネット公式 (ie-erabi.net) 2021-02-26
間取り・設備


新築マイホームに必要な駐車場幅や、砂利・コンクリートなどの素材選びについて気になる人や、土地のスペースが狭い場合の設計や駐車場なしでも問題ないのか知りたい人もいるのではないでしょうか。今回の記事では、マイホームの駐車場について、設計のポイントや注意点をご紹介します。


マイホームに必要な駐車場幅は、車の大きさや停める台数によって決まる


マイホームを建てるとき、駐車場幅やスペースの取り方などの設計は悩みどころの一つではないでしょうか。土地が狭い場合だと、駐車場なしでもよいか悩む人もいるかもしれません。家づくりでは、車を所有していない場合でも、今後所有する可能性があるのかや、来客がある場合などのことも想定して、駐車場づくりを検討するとよいでしょう


もし、駐車場を作るとなったら「駐車スペースが狭い」「停めるスペースが足りない」といったようなトラブルを回避できるよう、車の大きさや、何台停めたいかなどを検討し、必要な駐車スペースを決めることが大切です。ここからは、一戸建ての駐車場づくりで意識したい設計のポイントや注意点を解説します。


マイホームに駐車場をつくるときのポイント


【ポイント1】車種にあわせて駐車場幅を決める

住宅の駐車場に必要とされている一般的なスペースは、車の種類にもよりますが普通車であれば縦5~6m×横幅2.5m以上と言われています。軽自動車であれば、もう少し小さめのスペースでも大丈夫ですが、将来的に普通車や大型車に乗り換える可能性がある場合は、広めのスペースを確保しておくことをおすすめします。このほか、ガレージを作る場合や、車椅子を使う場合には乗り降りしやすいよう、さらに広めのスペースが必要です。


【ポイント2】土地の方角にあわせて停め方やレイアウトを検討

住居の日当たりを確保するため、駐車場は基本的に「南東」に寄せて作ることが多いです。寒さが厳しい地域では住宅の陰になってしまい、霜が溶けにくいことがないよう、日当たりも含めて考えてみるとよいでしょう。ほかにも、駐車場と建物が離れていると雨の日は乗り降りの際に濡れてしまうこともあるため、土地の方角によって駐車場のレイアウトを考える必要があります。


【ポイント3】敷地形状に合わせた停め方を検討

最適な駐車の仕方は、前面道路幅や道路との接し方、敷地の形状によって異なります。直角駐車や縦列駐車、並列駐車といった駐車方法がありますが、いざ使い始めて「並列駐車が苦手で停めづらい……」などといった後悔のないよう、使いやすさを考えて駐車スペースの設計をしたいですね。


【ポイント4】カーポートのタイプを考える

駐車場には、屋根のない「オープンタイプ」、屋根のみをつけた「カーポートタイプ」、建物の中に駐車スペースを入れ込む「ガレージタイプ」があります。屋根があるタイプなら愛車を雨や霜、紫外線から守れますが、駐車場の幅が狭くなるほか、排水、積雪に配慮しなければならないといったデメリットがあることも覚えておきましょう。


【ポイント5】地面の素材は、コンクリートや砂利などからマイホームにあったものを選ぶ

駐車場を作るときには、地面の素材も気になるところではないでしょうか。駐車場には砂利やアスファルト、コンクリートなどを使うことが一般的です。


砂利を使う場合は水はけがよいほか、砂利を踏むと石同士が擦れ合って音が出るので防犯対策につながるメリットがあります。アスファルトやコンクリートと比べて外構費用も安く済むでしょう。


一方で、アスファルトやコンクリート、コンクリートを使った舗装方法の一つである「インターロッキング」なら、足場をしっかり固めることができます。歩きやすいですし、砂利と比べて雑草が生える心配もありません。その分、施工日数や外構費用もかかるため、駐車スペースの広さと素材のメリットとデメリットを比較して検討してみてはいかがでしょうか。


【ポイント6】来客者用など複数台停める場合のスペースを考えよう

車を複数台所有している場合や来客が多い場合などは、どのような駐車スペースが必要なのでしょうか。複数の車を並列で駐車する場合は、車と車の間に通行用のスペースとして最低限60cmは開けたいところです。車と車の間に90cm程度の間隔があると、余裕をもってドアの開け閉めができます。この幅に車幅を足して必要なスペースを検討するとよいでしょう。


マイホームの駐車場づくりでトラブルを回避するための注意点


駐車スペースを考えた土地探しをしよう

駐車場を作る場合は、一つの土地に居住スペースと駐車スペースが必要です。「駐車場を広くとったため、居住スペースが思ったよりも狭くなってしまった……」といったような失敗がないよう、駐車場に必要な広さを考えて、土地探しをできるとよいですね。


防犯面に配慮しよう

駐車場にきちんと車を停めていても、車を傷つけられたり盗まれたりするケースもあるようです。マイホームに駐車場を作るときは、防犯面を考慮することが大切。防犯対策としてはシャッターやカーゲート、防犯カメラなどが有効のようなので、ぜひ検討してみてください。


ハウスメーカーの駐車場づくりのアイデア


ハウスメーカーで駐車場付きマイホームを建てる場合には、どのようなプランがあるのでしょうか。たとえば、土地が狭く居住スペースの外に駐車場をつくれない場合、建物の一階を駐車スペースにする「インナーガレージ」のプランを提案するハウスメーカーがあります。都市部など土地代が高いといった理由から広い土地を持てない場合でも、マイガレージを持つことが可能です。


このほかハウスメーカーなら、住まいに馴染む、おしゃれなデザインの駐車場を提案してくれるでしょう。実際に住宅展示場などに足を運び、さまざまなタイプを見学してみてはいかがでしょうか。


マイホームに必要な駐車場幅やスペースはライフスタイルによってそれぞれ


新築マイホームに駐車場を作るときには、車の大きさや停める台数から必要な駐車場幅やスペース、レイアウトを考えることが大切です。地面の素材はも砂利やコンクリートなどから選べるため、費用や見た目、防犯性を考えて選んでみてはいかがでしょうか。


土地の購入からスタートする場合は、駐車スペースを考えて土地の広さを考える必要があります。ハウスメーカーなどでは、狭い土地でも駐車場を持てる「インナーガレージ」などのプランもあります。将来のライフプランに合わせた車の所有台数なども考え、トラブルのない駐車場づくりができるとよいですね。

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