
予算決定前に知っておきたい住宅購入者の「予算と購入金額の差」
新居を構えるためには決めなければならないことが山ほどあります。
家の設備、デザイン、周辺環境、職場までの通勤時間など・・・
様々な条件の中には、家族内で意見が一致しないものもあるかもしれません。
今回は、数ある条件の中でも特に不一致が起こりやすい項目「予算」について説明します。
半数以上の家族が予算に対して意見が合わない
住まい購入者に対して行った家選びネットのアンケートによると、家族間で希望があわなかった項目は、「予算」と答える人が最も多くいました。
家計をともにしているにも関わらず、なぜ多くの家族の間で希望予算にズレがでてしまうのでしょう?
家選びネット/マイホーム購入者を対象としたアンケート(複数回答)より算出
原因のひとつとして、自分たちでは正しく予算を立てられていない、ということが考えられます。
当初の予算と購入金額を比較すると、79%の人が当初よりも予算を増加しており、中でも1,000万円以上予算を増加している人が全体の23%と大きな割合を占めています。
これにはいくつかの原因が考えられますが、ローンを組んだ後のライフプランが立てられていなかったり、諸費用の計算が正確にできていなかったり、予算を増加してでもやりたいことが出てきたりすることが要因ではないでしょうか。
家選びネット/マイホーム購入者を対象としたアンケート(複数回答)より算出
予算のズレが大きいことから、住宅購入に関わる金額を正確に算出することは難しいことが想像できます。
家族間で予算に対しての意見が複数出てしまうことも納得ですね。
しかし、住宅を購入する上で正確に予算を立てることは必須条件です。
家族で希望が一致しなかった場合は、信頼出来るファイナンシャルプランナーに相談をし、予算を決定することが大切です。
住宅購入者の声(家選びネット/マイホーム購入者を対象としたアンケートより)
- ファイナンシャルプランナーと相談することで、予算計画をしっかり立てることができました。予算を決めたうえで、譲れない条件と優先順位を決めて物件を選ぶといいのではないかと考えます。
- 決められた予算の中では諦めなければならない部分もあります。希望条件を箇条書きにし、譲れない項目を精査する事が重要です。
- 予算どおりの額面で話を進めていくと、必ず予算をオーバーします。諸費用分を差し引いた額で予算を設定する必要があると思いました。
まとめ
以上、家族間の希望の不一致が起こりやすい「予算」についてのデータをご紹介しました。
いかがでしたでしょうか。
意見が合わなかった点についても納得がいくまで話し合いを重ね、家族にぴったりなマイホームづくりをしていきましょう。