一戸建ての固定資産税はいくら?計算方法や支払い時期、マンションとの違いについて

費用・制度 2020-08-31
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一戸建ての維持費の一つである固定資産税について、いつ支払うかや計算方法、特例の減税措置などが気になる方もいるのではないでしょうか。マンションとの税額の違いも気になるところですよね。今回は、土地や建物などの不動産に課税される固定資産税について、分かりやすく解説します。


固定資産税とは、一戸建てなどの不動産にかかる税金


戸建てにかかる維持費のひとつ、固定資産税の意味

土地や建物などの不動産を所有している人は、市町村から道路や上下水道の整備などさまざまな行政サービスを受けることができます。その利益に応じて支払うのが「固定資産税」です。住宅を購入した場合に必要となる維持費の一つです。


固定資産税は、毎年1月1日時点における固定資産の所有者を対象に課され、土地や家などの資産価値に応じて計算された税額を、その固定資産がある市町村(東京都23区内においては、特例で東京都)に納めます。


固定資産税の納付時期

固定資産税の納付時期はいつ頃でしょうか。固定資産税の支払いは、4月ごろから自宅に納税通知書が送られ、そこに記載された期日までに納めるのが一般的です。支払いは、一括払いのほか、年4回の分納もできます。


固定資産税の支払い方法

固定資産税の支払い方法は、各自治体や郵便局、金融機関などの窓口に納付書を持参し、現金払いをするのが一般的です。また多くの自治体では、口座振替やインターネットバンキングを利用したペイジーでの支払いが可能となっています。このほか、クレジットカード払いが可能な自治体もあるので、支払い可能な方法をチェックしてみてくださいね。


固定資産税の計算方法は、土地も建物も同じ


固定資産税の計算式

固定資産税の計算式は以下の通りで、土地・建物とも計算方法は同じです。


課税標準額 ✕ 税率 =税額


  • 課税標準額とは

市町村は定められた評価方法(固定資産評価基準)によって、固定資産の価格(評価額)を決定します。この評価額に、一定の特例措置(後述)や納税者の税負担に配慮した調整措置が加わり計算されるのが課税標準額です。計算基準となる評価額は3年に1度見直されることになっています。


  • 標準税率は1.4%

標準税率は1.4%と定められています。市町村の判断により税率の変更が可能なので、1.4%よりも高かったり、低かったりすることが考えられます。所有資産のある市町村で確かめましょう。


固定資産税の相場を知るのは難しい

固定資産税の相場が気になる方もいるかもしれませんね。土地も建物も毎年価値が変動するほか、課税額は所有する固定資産によって大きく異なるため平均的な金額を知るのは難しいと言えます。また住んでいる地域によっては、固定資産税に加えて都市計画税の納付が必要となることも覚えておきましょう。


一戸建ての土地や建物には特例措置が適用される


住宅取得を促進するといった観点から、住宅用地(土地)と新築住宅の建物に対しては税負担軽減のための特例が設けられています。


土地に対する特例措置

「住宅用地の課税標準の特例」が設けられており、「住宅用地」を住宅の敷地として利用している場合、200平米以下の小規模住宅用地は6分の1、200平米を超える一般住宅用地については3分の1の割合で課税標準額が軽減されて計算されます。


例えば、土地の面積が150㎡、土地の固定資産税評価額が1800万円の場合、以下のような計算で固定資産税が求められます。


固定資産税=1800万円×1/6×1.4%=42,000円


新築住宅(建物)に対する特例措置

新築住宅は、床面積などの一定要件を満たせば、固定資産税が2分の1に減税されます。固定資産税評価額の減額ではないことに注意しましょう。減税期間は、マンション等の3階以上中高層で耐火構造の住宅であれば5年間、それ以外の住宅は3年間です。


長期優良住宅の場合はさらに減免期間が長くなり、マンション等の3階以上中高層で耐火構造住宅の場合は7年、それ以外の住宅は5年です。


例えば、建物の固定資産税評価額が1,500万円、建物面積が100㎡の場合、支払うべき固定資産税は以下のような計算で求められます。


固定資産税=1,500万円×1.4%-(1,500万円×1.4%×1/2)=105,000円


基本的に、これらを加味した税額の計算はすべて市町村などで行わるため、本人の手続きは不要です。しかし長期優良住宅での軽減を受ける場合のみ、市町村へ届出を行わなくてはならないことを覚えておきましょう。


一戸建て住宅とマンションの固定資産税の違い


一戸建ての購入価格の内訳は、大きく土地と建物に分けられます。一般的に建物の方が土地よりも高くなる傾向にありますが、金額の幅は広く購入価格は以下のようです。


<参考>

土地:おおよそ1,000〜2,500万円

建物:おおよそ1,000〜3,000万円


マンションを購入した場合も、住戸部分のほかに土地の持ち分があります。しかし、土地については敷地面積を総戸数で割った面積が所有区分になるため、1戸あたりの土地価格は一戸建てに比べて小さい場合が多く、その分固定資産税も少なくなります。一方で建物については、木造の多い一戸建てよりもマンションの方が耐用年数が高く、建物の価値が減る減価償却期間が長いため、長期間に渡り固定資産税が下がりにくい傾向にあるでしょう。


一戸建てとマンションの固定資産税を比較した場合、土地や建物の価格は一軒一軒異なるため、どちらが高い低いなどといったことは言えませんが、具体的な検討物件がある場合には、実際の価格を参考に長期的な視点でシミュレーションしておくと安心です。


また、新築一戸建てを建てる場合などは、ハウスメーカーの担当者が過去の事例からおおよその相場を教えてくれることもあるでしょう。気になる場合には、話を聞いてみるとよいかもしれません。


一戸建ての固定資産税について計算方法や支払い時期を知っておこう


新築の一戸建てなどの不動産を所有すると、土地や建物に対して固定資産税が課せられます。住宅を購入するときは、修繕費のほかに、固定資産税も維持費の一つとして頭に入れておかなければなりません。固定資産税には決まった計算方法や支払い時期、納付方法があります。気になることは、家づくりのプロであるハウスメーカーに相談してみてはいかがでしょうか。固定資産税について十分理解し、家づくりを進められるとよいですね。


参考:固定資産税制度について「総務省自治税務局固定資産税課」

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