家の解体費用はいくらが相場?解体の流れと助成金・ローンの活用について

費用・制度 2020-04-17
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一戸建ての解体費用の相場は、木造や鉄骨造、鉄筋コンクリート造など工法の違いによって異なります。それ以外にも、解体費用が決まる要因はいろいろあります。今回の記事では、解体費用が決まる要因と解体の流れ、助成金やローンの活用など資金面のサポートについてご紹介します。


一戸建ての解体費用の相場 ~木造・鉄骨造・鉄筋コンクリート造~


一戸建てを解体して更地にしたいと考えとき、解体費用の相場が気になる人もいるのではないでしょうか。一般的に、家の構造によって解体費用も変動します。一坪あたりの解体費用の相場は以下のようです。


  • 木造… 3.5~5万円
  • 軽量鉄骨造… 5~7万円
  • 鉄筋コンクリート造… 6~10万


30坪の家を解体する場合、木造住宅だと100~150万円、軽量鉄骨造りだと150~210万円、鉄筋コンクリート造だと180~300万円程度かかるでしょう。しかし、解体費用が決まる要因はこの他にもいろいろあるため、場合によっては相場より高額の解体費用がかかることもあります。解体費用が決まる要因にはどのようなものがあるのか、具体的に見てみましょう。


解体費用が決まる4つの要因


構造

一戸建ての「構造」は、解体費用が決まる要因の一つです。上記で述べた通り、木造と鉄筋コンクリート造では、解体費用の相場が倍近く異なります。基本的に、固い構造体でできている建物ほど解体しづらいため、解体費用が高くなるでしょう。


また平屋か2階建てかでも、解体費用に違いがあります。なぜなら、解体費用が最もかかる部分は、屋根や基礎の部分だからです。2階建て住宅と比べ、平屋の方が屋根や基礎の部分の面積は広いことが多いため、解体費用は高くなる傾向があります。


立地

解体したい一戸建てが建っている「立地」も、解体費用を決める要因となります。建物を解体するには多くの場合、重機を用います。しかし、「隣接する家との距離が近い」「周囲の道路が狭い」など、重機の搬入がしづらい立地の場合、解体費用が上乗せされることがあります。


アスベスト使用の有無

古い建物の場合、断熱材としてアスベストが使われていることがあります。アスベストは空気中に浮遊すると健康被害を及ぼすと言われており、アスベストを使用した住宅の場合は、アスベストが飛散しないよう特別な工法を用いて解体作業を行う必要があります。そのため、相場よりも高額の解体費用がかかってしまいます。


解体業者

同じ一戸建てでも、解体業者によって解体費用の見積もりに違いがあります。安ければよいのではなく、解体業として必要な許可を得ているかや、見積もりの内容が明確で丁寧かどうかを確認して選ぶことが大切です。廃棄物の処分費用が見積もりに含まれているかどうかも確認するポイントです。解体費用のみの見積もりの場合には、別途解体作業で出た廃棄物の処分費用がかかる可能性がありますので、注意しましょう。


一戸建てを解体するときの流れ


見積もり~解体準備

一戸建ての解体を決めたらまずは、現地調査をして見積もりを取ります。このとき、見積もりで不安な点や分からない点があればしっかり確認するようにしましょう。見積もりに納得できれば、契約をして解体準備に取りかかります。


解体時は騒音が発生することもあるため、ご近所などに挨拶しておくことをおすすめします。いつまで解体作業が続くのか案内をしておくとより丁寧です。同時に、電気やガス、水道を止めることも忘れないようにしましょう。


解体工事~廃棄物処理

足場を組み立て、防音シートで覆い、いよいよ解体に取りかかります。まずはドアなどの建具や備え付け家具といった内装を解体します。その後、骨組みとなっている梁や柱、屋根の部分を解体し、最後に基礎部分を取り壊します。


すべて解体できたら、廃材などの廃棄物撤去作業に入ります。建築廃材をトラックで運び出し、地中にも廃棄物が残っていないことを確認できたら、整地をして工事は完了となります。


解体時に助成金やローンは活用できる?


古い家を解体したいと思っても、「解体費用の捻出が難しい」「固定資産税の負担増が悩ましい」と考える人もいるのではないでしょうか。ここでは、解体時に活用できる資金サポートをご紹介します。


自治体の助成金制度をチェックしよう

自治体によっては、空き家を解体する場合などに助成金や補助金を支給して、解体費用の助成を行っているところがあります。対象となる建物や助成内容は自治体によってそれぞれ異なるため、事前にホームページなどで確認し、解体する一戸建てが助成対象となる可能性があるか調べておくとよいでしょう。


解体時に利用できるローンとは

一戸建ての解体後に新築を建てる場合は、解体費用を住宅ローンに組み込むことができますが、解体のみを行う場合は住宅ローンを利用することができません。


その代わり、銀行によっては「空き家解体ローン」や利用目的が定められていない「フリーローン」などを取り扱っています。ローンを利用して一戸建てを解体したいと考える場合には、銀行で相談してみるとよいかもしれません。


ハウスメーカーに解体を依頼することもできる


古い一戸建て住宅を解体して、新しく建て替えたいと考えている方もいるのではないでしょうか。解体作業は、個別の解体業者に依頼するほか、解体から建て替えまでを一括してハウスメーカーに依頼する方法もあります。


ハウスメーカーに解体を依頼する場合、一般的には個別の解体業者と比べて解体費用が割高になる傾向にあります。一方で、解体業者を探す手間を省けるほか、新しい家が建つまでのスケジュール調整がしやすいといったメリットがあります。メリットとデメリットを比較して解体の依頼方法を検討してみてはいかがでしょうか。


解体前に売却や土地活用方法を検討しよう