一戸建てとは。一軒家や集合住宅との違いや戸建て購入のメリットを解説
「一戸建てと一軒家には、意味に違いがあるのか」「注文住宅や分譲住宅といった一戸建ての種類の違いは」と気になる人もいるでしょう。今回の記事では「一戸建て」に注目し、一軒家や集合住宅との違い、一戸建て・マンションを購入するメリット・デメリットなどをご紹介します。基本的な住まいの知識を得て、家探しに役立てましょう。
一戸建てとは、一つの建物に一世帯のみが暮らす家のこと
一戸建てとは、一つの建物に一世帯のみが住んでいる住居のことを指すのが一般的です。例外的に、親子三世代で住む「二世帯住宅」の場合も、一戸建てと呼ぶことがあります。いずれにしても、家族が一緒に住む住宅のことを「一戸建て」と呼びます。
一戸建ての種類 ~注文住宅・建売(分譲)住宅・中古住宅~
一戸建ての種類①注文住宅
注文住宅とは、その名の通り注文してから新築する一戸建て住宅のことを指します。土地を持っていない場合には、土地探しからのスタートになります。間取りや構造を自由に選べるほか、建築現場を確認しながら家づくりができるので、住まいに対する安心感を得やすいことが注文住宅のメリットといえるでしょう。
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一戸建ての種類②建売住宅(分譲住宅)
建売住宅(たてうりじゅうたく)とは、間取りや仕様がほぼ決められており、すでに建てられた状態で販売されている一戸建て物件のことを指します。また、まとまった土地を数区画に分けた「分譲地」に建てられる物件を「分譲住宅」と呼びますが、分譲住宅も建築が済み、購入できる状態で販売されることが多いため、建売住宅と同じような意味合いで使われることが多いでしょう。
建築済みの建売住宅は、購入前に物件を見学できるため、入居後の生活をイメージしやすいというメリットがあります。
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一戸建ての種類③中古住宅
中古住宅とは、過去に人が居住したことのある一戸建ての家を指します。新築住宅でも、建築から2年を超えた場合は未入居の中古住宅となります。
中古の一戸建て住宅は、新築と比べて比較的安く購入できたり、短期間で入居できたりといったメリットがある一方で、税制メリットが少ないほか、設備が古い場合もあるといったデメリットが考えられます。
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一戸建てと一軒家の違い
一戸建てと一軒家は似た言葉ですが、厳密には違いがあります。一軒家は、近くに人家がなく一軒だけ建っている住居のことを指します。長屋や集合住宅ではなく、一つの建物に複数の世帯が住んでいる場合も一軒家に含まれます。
実際には「一戸建て」が「一軒家」と表記されることも多く、同じような意味合いで使われることが多いでしょう。