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一戸建てとは。一軒家や集合住宅との違いや戸建て購入のメリットを解説

家選びネット公式 (ie-erabi.net) 2021-01-21
基礎知識

「一戸建てと一軒家には、意味に違いがあるのか」「注文住宅や分譲住宅といった一戸建ての種類の違いは」と気になる人もいるでしょう。今回の記事では「一戸建て」に注目し、一軒家や集合住宅との違い、一戸建て・マンションを購入するメリット・デメリットなどをご紹介します。基本的な住まいの知識を得て、家探しに役立てましょう。


一戸建てとは、一つの建物に一世帯のみが暮らす家のこと


一戸建てとは、一つの建物に一世帯のみが住んでいる住居のことを指すのが一般的です。例外的に、親子三世代で住む「二世帯住宅」の場合も、一戸建てと呼ぶことがあります。いずれにしても、家族が一緒に住む住宅のことを「一戸建て」と呼びます。


一戸建ての種類 ~注文住宅・建売(分譲)住宅・中古住宅~


一戸建ての種類①注文住宅

注文住宅とは、その名の通り注文してから新築する一戸建て住宅のことを指します。土地を持っていない場合には、土地探しからのスタートになります。間取りや構造を自由に選べるほか、建築現場を確認しながら家づくりができるので、住まいに対する安心感を得やすいことが注文住宅のメリットといえるでしょう。


関連記事:注文住宅を新築するメリット・デメリット。建売住宅との違いとは


一戸建ての種類②建売住宅(分譲住宅) 

建売住宅(たてうりじゅうたく)とは、間取りや仕様がほぼ決められており、すでに建てられた状態で販売されている一戸建て物件のことを指します。また、まとまった土地を数区画に分けた「分譲地」に建てられる物件を「分譲住宅」と呼びますが、分譲住宅も建築が済み、購入できる状態で販売されることが多いため、建売住宅と同じような意味合いで使われることが多いでしょう。

建築済みの建売住宅は、購入前に物件を見学できるため、入居後の生活をイメージしやすいというメリットがあります。


関連記事:分譲住宅の意味とは。分譲住宅を選ぶメリット・デメリットを紹介

関連記事:ハウスメーカーの建売住宅を購入するメリット・デメリットは?


一戸建ての種類③中古住宅

中古住宅とは、過去に人が居住したことのある一戸建ての家を指します。新築住宅でも、建築から2年を超えた場合は未入居の中古住宅となります。


中古の一戸建て住宅は、新築と比べて比較的安く購入できたり、短期間で入居できたりといったメリットがある一方で、税制メリットが少ないほか、設備が古い場合もあるといったデメリットが考えられます。


関連記事:マイホームは中古か新築か、どちらにする?中古住宅購入のメリット・デメリット


一戸建てと一軒家の違い


一戸建てと一軒家は似た言葉ですが、厳密には違いがあります。一軒家は、近くに人家がなく一軒だけ建っている住居のことを指します。長屋や集合住宅ではなく、一つの建物に複数の世帯が住んでいる場合も一軒家に含まれます。


実際には「一戸建て」が「一軒家」と表記されることも多く、同じような意味合いで使われることが多いでしょう。


一戸建てと集合住宅の違い


集合住宅とはマンションやアパート、長屋などの総称で、1棟の建物内に複数の住戸がある住宅のことを言います。分譲して販売されている物件のほか、賃貸物件も多く見られます。

分譲マンションには、一戸建てとは異なり、各住戸部分にあたる「専用部分」と、住人が共同で使用するエントランスやエレベーターなどの「共用部」が設けられているのが特徴です。


一戸建てを購入するメリット・デメリット


マイホームとして一戸建ての購入を検討している方もいるのではないでしょうか。ここでは、一戸建て購入のメリットとデメリットをご紹介します。


一戸建て購入のメリット

メリット1.土地の資産価値が残る

一戸建て購入の大きなメリットとして、自分の資産として所有できることが挙げられます。例え築年数が経過しても、土地部分の価値があるため、それなりの資産価値が残ることになるのです。


メリット2.ライフスタイルに合わせた家を設計できる

注文住宅なら、間取りや設計にこだわって、自分たちにぴったりの住まいを建てられるできるでしょう。リフォームやリノベーションも自由に行えます。


メリット3.駐車場代がかからない

マイホームに駐車場を作れば、駐車場代が不要となることもメリットです。玄関と駐車場の距離も近いため、乗り降りも便利で楽になります。


一戸建て購入のデメリット

デメリット1.維持管理が自己責任となる

一戸建てを購入するデメリットとして、維持管理が自己責任となることが挙げられます。建築から数年単位でメンテナンスが必要なほか、長く住もうと思えば、いずれリフォームも必要となります。毎月積み立てをして貯蓄するなど、計画的な資金計画が大切でしょう。


デメリット2.防犯面が心配

このほか、防犯面に不安を感じることがあるかもしれません。近年では各ハウスメーカーでさまざまな防犯対策が打ち出されいてるので、安心して暮らしていくためのセキュリティ対策を十分検討できるとよいのではないでしょうか。



マンションを購入するメリット・デメリット


マイホームとしてマンションなどの集合住宅を検討する人もいるでしょう。ここでは、マンション購入のメリット・デメリットを解説します。


マンション購入のメリット

メリット1.立地条件がよい

マンションを購入するメリットとして、駅の近くなど立地条件のよい物件が多いことが挙げられます。「できるだけ通勤時間を短くしたい」「賑やかな場所に住みたい」という方はマンションがオススメです。


メリット2.防犯面に優れている

マンションなら各所に防犯カメラやオートロック機能が備わっていたり、セキュリティ会社を導入していたりするなど、防犯面に優れていると言えます。マンションによって採用しているセキュリティ対策は異なるため、検討時にチェックしておくと安心です。


メリット3.管理会社が共用部の清掃などを行ってくれる

エントランスや廊下といった共用部は、管理会社が管理や清掃してくれるのもうれしいメリットです。自分ですべて管理しなければならない一戸建てと違って、管理の手間が省けます。


マンション購入のデメリット

デメリット1.管理費や修繕積立金の支払いが必要

マンションの代表的なデメリットとして、マンションや駐車場の管理費や修繕積立金を毎月支払う必要があることが挙げられます。マンションの管理側は、共用部の管理や修繕の計画をしてくれているため、管理組合などへ参加が必要な場合もあるでしょう。


デメリット2.場所によっては資産価値が下がりやすい

マンションは建物部分と土地部分を分離しての売却ができないため、築年数が経つにつれて資産価値が下がってしまうのが一般的です。


ただし、交通や生活の利便性がよい立地のマンションは、人気が高く資産価値が落ちにくく物件も多く見られます。マイホーム検討時には、資産価値にも注目しておくとよいでしょう。


関連記事:「一戸建てvsマンション」どっちを選ぶ?メリット・デメリットで比較


大手ハウスメーカーで建てる一戸建ての魅力


一戸建ての住宅購入を検討する際、大手ハウスメーカーを候補に入れる人もいるのではないでしょうか。注文住宅・建売住宅を問わず、大手ハウスメーカーには数多くの建築実績があり、そこで蓄積された知識や技術を生かして、マイホームを建てることができます。


営業マンの育成にも力を入れており、充実したサポートも期待できるため、大きな安心や信頼のもと家づくりを進められるのではないでしょうか。


一戸建てとは一世帯で住む住居のこと。意味やメリットを知って住まい選びを


今回は一戸建てとはどのような意味なのか、一軒家や集合住宅との違いや一戸建てとマンションそれぞれのメリット・デメリットなどをご紹介しました。一戸建てと一口で言っても、注文住宅や建売住宅などいろいろな種類あり、それぞれ特徴があります。住宅購入の前に、一戸建ての意味やメリットやデメリットを十分理解して、自分たちに合ったマイホームを検討できるとよいですね。

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