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中庭のある平屋の間取り。おしゃれな中庭づくりのコツや後悔しないためのポイントを紹介

家選びネット公式 (ie-erabi.net) 2021-08-20
間取り・設備

「中庭付き平屋住宅の間取りを知りたい」「おしゃれな中庭作りのコツは?」と気になっている人もいるのではないでしょうか。後悔しない中庭づくりをするには、どのようなポイントを意識するとよいのでしょう。今回は、新築平屋に中庭を作る際のメリット・デメリットや、中庭作りのコツ、間取り事例などをご紹介します。


平屋に中庭を作るメリット


《メリット1》室内に採光を取り入れられる

平屋の家に中庭を作ることで、居室に採光を取り入れることが可能です。平屋は、ワンフロアにすべての居室を設けるのが特徴ですが、間取りによっては部屋の採光を確保しにくい場合もあります。しかし、中庭に面する部屋を作れば外の明るい陽射しを取り込むことができるため、照明に頼らない暮らしも実現できるでしょう。


《メリット2》プライベートな庭空間を楽しめる

プライベートな庭空間を楽しめるのも、中庭のある家の魅力です。外庭の場合、玄関先などで周りの視線が気になることがあるかもしれません。中庭なら、子供やペットの安全な遊び場や趣味の場として活用することもできます。


《メリット3》おしゃれな空間を演出できる

中庭があることで、家の印象も変わります。シンボルツリーを植えるなど植栽にこだわるほか、外観デザインに合わせておしゃれな空間づくりをするのもよいですね。最近では、建築家などが設計したおしゃれなデザイン住宅も人気があります。


平屋の家で中庭を作るデメリット


《デメリット1》外壁が多い分、建物の本体価格が高くなる

中庭付き平屋の注文住宅を建てる場合、建物の建築費用である本体価格が高くなります。なぜなら、建築費用は外壁が多くなるほど高くなるためです。中庭を作ると、中庭のない家に比べて家の形状が複雑になるため、その分外壁が増え、コストがかかってしまいます。


《デメリット2》日頃の手入れやメンテナンスが必要

中庭をつくる場合、日頃の手入れやメンテナンスが必要となります。中庭を美しく保つには、窓枠やサッシなどの拭き掃除や落ち葉拾い、場合によっては虫への対処が必要となることもあるでしょう。


10~15年単位で必要となる外壁塗装などのメンテナンスは、外壁が多くなる分、費用がかかります。


中庭のある平屋住宅の形は3パターン


中庭を作る場合の平屋住宅の形は、大きく分けて3パターンあります。ここでは、その3パターンの特徴をご紹介します。


コの字型

コの字型の平屋住宅は、中庭を囲むように建物を配置し、四方のうちの一辺のみを囲わない形の建物です。庭を完全に取り囲む形ではないため、プライベート感を保ちつつも開放感のある庭づくりが可能となるでしょう。


ロの字型

ロの字型の平屋住宅は、建物の中心に中庭を配置し、四方をすべて囲う形となります。中庭が完全に取り囲まれているため、プライベートな空間として利用しやすいでしょう。中庭を中心として家の中を行き来できるような回遊動線が作りやすいのも特徴です。


ただし、建物に内包する形で庭を作るため、雨が降った際に雨水が庭からあふれてしまうケースも考えられます。後悔しないためにも、中庭の排水対策を検討するとよいでしょう。


L字型

中庭をL字型の建物で囲んだ平屋住宅を建てることも可能です。L字型の場合、もっとも開放感のある中庭を作ることができます。建物を上手く土地に配置すれば、周りの視線を遮ることもできるでしょう。


周りの住宅とは違った個性的な外観をつくることができるのも魅力のひとつ。コの字型やロの字型に比べて広い中庭を作りやすい点も、L字型の特徴と言えるでしょう。


【30坪・40坪】中庭付き平屋住宅の間取り事例


3坪から40坪程度の敷地面積がある場合、どのような中庭付きの平屋住宅が建てられるのでしょうか。ここでは間取りを考えるときのコツをご紹介します。


全居室から中庭を鑑賞でき開放感を感じられる間取り

ロの字型の平屋住宅にすることで、全ての部屋が中庭に面するよう設計した間取りの事例があります。中庭と居室が繋がっていることでどの部屋からも外の景色を眺めることができるため、空間の広がりを感じられる、おしゃれな住まいとなるでしょう。


北側の居室は採光を取りにくい場所になりがちですが、中庭を設けることで、日当たりや風通しがよくなるというメリットもあります。


出入りしやすい中庭のある間取り

中庭にウッドデッキなどを設けると、出入りがしやすくさまざまな用途に使いやすい中庭になります。中庭を、動線の一つとして考えてみるのもおすすめです。


少し広めの中庭にして、子供の遊び場として利用するほか、洗濯物を干したり、外の空気を感じながら家族でのんびり寛いだりするのもよいですね。


中庭とインナーガレージのある間取り

平屋住宅に中庭のほか、インナーガレージを設けた間取りの事例もあります。インナーガレージは、駐車場として利用するほか、アウトドア用品などの収納に使うこともできます。インナーガレージの奥に中庭をつくることで、よりプライベート感のある中庭を作ることが可能になるでしょう。


後悔しない!平屋に中庭をつくるときのポイント


平屋で中庭をつくる場合、どのようなことに気をつけるとよいのでしょうか。ここからは、平屋の中庭づくりで後悔しないためのポイントをご紹介します。


必要な土地の広さがあるか確認。居室の広さや数も検討しよう

中庭付きの平屋住宅で2階建てと同程度の延床面積をとるためには、広い土地が必要となります。十分な広さの土地がないにも関わらず中庭にばかり目を向けていると、「居室が狭く、暮らしにくい」といった後悔が生まれるかもしれません。中庭付き平屋住宅の間取りは、家づくりの専門家である営業担当者としっかり相談し、家族構成などに配慮した部屋数や広さを検討したいですね。


排水設備の設置など、水はけ対策をしよう

中庭は水はけを良くしておくことが大切です。例えば、水たまりができやすい場所があると、湿気も溜まりやすく、蚊が発生しやすいと言われています。排水溝が一つしかないと、大雨や雪が降った際、家の中に侵水してしまうケースもあります。中庭の形状にあわせて雨樋を作ったり、機能性のある排水設備を設けたりするなど、水はけ対策を考えておきましょう。


生活動線や家事動線にも配慮しよう

中庭があることで、室内の動線が悪くならないかチェックするようにしましょう。後悔しない住まいづくりのため、暮らしをイメージしながら生活動線や家事動線を確認し、生活しづらい家にならないよう注意したいですね。


ハウスメーカーで建てる中庭つきの平屋住宅


ハウスメーカーで中庭付きの平屋の注文住宅を建てたいと考えている方もいるのではないでしょうか。ハウスメーカーなら、これまでの実績や経験を活かした提案をしてくれるでしょう。


例えば、「中庭と室内がつながる住まい」の提案があります。具体的には、庭を身近に感じられるよう盛り土をして床との段差を最小限にするといった工夫が施されています。住宅展示場を訪れたりカタログ請求をしたりして、理想的な注文住宅づくりができるハウスメーカーを探してみてくださいね。


関連記事:大手ハウスメーカーの特徴を一覧で比較!検討初期に知りたい基本情報まとめ


間取りに配慮し、中庭のある平屋を建てよう


平屋の注文住宅で「おしゃれな中庭を作りたい!」「間取りを知りたい」と検討している方に向けて、中庭を設けるメリット・デメリットや、間取りの事例などをご紹介しました。


中庭を作ることで、室内に採光を取り入れられるほか、住まいをおしゃれに演出できるといったメリットがあります。一方で、建築費用やメンテナンス費用がかかることがデメリットとなるでしょう。後悔しない中庭づくりのために、間取りや動線に配慮したり、排水設備や虫対策などを講じることも大切です。平屋で中庭をつくる際のポイントを押さえて、満足のいく家づくりができるとよいですね。

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