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新築内覧会後のトラブルを回避!確認したいチェックリストを紹介

家選びネット公式 (ie-erabi.net) 2022-07-12
選び方

新築一戸建ての内覧会を行うとき、入居後のトラブルを避けるためのポイントを知りたい方もいますよね。具体的なチェックリストを作りたい、と考えている方もいるかもしれません。今回は、新築一戸建が完成し、購入者に引き渡しをする前に行う内覧会について、チェックポイントや持ち物、注意点などを解説します。


新築時の内覧会は、引き渡し前の最終確認の場


内覧会を行う目的

新築時における一戸建て内覧会は、完成した物件が契約通りに建てられているか、引き渡し前に最終確認をする場となります。工事を行った現場監督と購入者が一緒に物件を見て回り、説明を受けながら「契約通りに建てられているか」「建物に不具合がないか」という2点をチェックするのが一般的な流れ。所要時間は1時間半~2時間程度が多いですが、場合によっては延長できることもあります。


一戸建てもマンションも内覧会は重要

内覧会は、法律などで定められているものではありません。しかし、納得のいくマイホームを手に入れるためには、新築一戸建てに限らず新築マンションの場合も、購入者が入居前に内覧会を行うことが重要です。内覧会は、契約者となる買主にとって、引き渡し前に実施する完成検査という意味が強いため、細かな部分まで確認していくとよいでしょう。ここからは、なぜ新築時に内覧会を行うとよいのか、内覧会のメリットやチェックポイントを解説します。


内覧会を行うメリット


メリット①不具合が見つかれば修理してもらえる

内覧会を行った際にキズや建具、設備などの不具合を見つけた場合は、施工業者が無料で修理をしてくれます。一方、内覧会を行わず、入居後に不具合などが見つかった場合は、入居以前に発生した不具合なのか判断が難しいため、有料で修理しなければならないケースも出てくるでしょう。マイホームは高い買い物なので、入居後に不具合が見つかって後悔することのないようにしたいですね。


メリット②入居後の暮らしをイメージできる

内覧会は、引越し前に物件を細かくチェックでき、入居後の暮らしをイメージしやすいこともメリットです。内覧会前に、家電や家具を購入したくても、具体的な寸法が分からず購入に踏み切れないといったケースもあるでしょう。内覧会で、部屋の細かな部分まで採寸ができれば、置き場所をイメージしながら、居住に向けた準備を進めやすくなります。


内覧会後のトラブルを避ける!5つのチェックポイント


入居後に不具合を発見し、施工業者とトラブルになるのは避けたいところです。内覧会では、どのようなことを意識して物件をチェックするとよいのでしょうか。ここでは、内覧会でのチェックポイントを解説します。


ポイント①図面との違いはないか

設計時の図面にあるものが、契約通りに施工されているかどうか確認しましょう。コンセントの数や位置、照明取付用シーリングの位置などが図面と合っているか、細かい点もチェックすることが大切です。パッと見て分かるキズなどとは異なり、図面と照らし合わせて見ないと分からない部分は、特に注意したいですね。


ただし、工事中に必要だと判断され図面から変更されるケースもあります。引き渡し後に後悔することのないよう、違いに気づいたときはその都度理由を確認するようにしましょう。


ポイント②キズや汚れはないか

内装や外装に気になる「キズ」や「汚れ」がないか確認しましょう。家づくりでは、さまざまな業者が出入りをするため、入居前にキズなどがついてしまうケースもあります。どうしても気になる場所は、入居前に補修してもらいましょう。


ポイント③壁や床に傾きや凹凸がないか

壁や床に傾きや凹凸がないかどうかも、チェックすべきポイントです。具体的には、床のフローリングが傾いていたり、壁のクロスにシワやヨレが生じていたりしていないか確認しましょう。床をチェックするときは、スリッパを履かずに靴下で歩くと不具合を発見しやすいですよ。


ポイント④設備や建具に施工の不具合はないか

ドアや窓、扉などがスムーズに開閉できるかチェックし、ガタつきがあれば調整してもらいましょう。設備機器の動作確認も大切なチェックポイント。扱い方が分からない場合は、このときに確認しておくと入居後も安心です。


ポイント⑤水回りの設備に問題はないか

水回りの設備も忘れずにチェックしたいポイントです。台所や浴室、トイレなどの水回りは、実際に水を流し、「適切な水量で流れるか」「水圧は問題ないか」「排水ができているか」などを確認しておくと安心です。


内覧会に持ってきたいチェックリスト


内覧会を行うときは、事前にチェックリストを作って持っていくと、チェック漏れを回避しやすいでしょう。例えば、玄関は「ドア、床、収納、壁、天井」と見るべき場所を細かく分類し、それぞれ「キズがないか」「建具の不具合がないか」などチェックすべきポイントをリスト化しておくと、スムーズに内覧を進められるでしょう。


外回りについては、外壁や屋根、外構や敷地境界線といった項目を、内装については間取りの図面をベースに細かくチェックポイントを定め、リスト化しておきたいですね。


内覧会時の便利な持ち物と注意点


内覧時にあると便利な持ち物

内覧会を行うときには、不具合等をチェックする際に以下の道具があると便利です。

道具
用途
メジャー
図面通りに施工されているかや、家具設置のための採寸をする
水平器やビー玉
壁や床の傾きを調べる
懐中電灯
床下など暗い場所をチェックする
デジカメやスマホ
気になる箇所や、入居準備をするために写真を残しておく
ペンやメモ帳
気になる点や質問したい場所を記録しておく

上記に挙げた全てのアイテムが必要なわけではありませんが、メジャーと水平器は準備しておきたいところです。もし水平器がない場合には、スマートフォンに水平器として利用できるアプリもあるため、あらかじめ準備しておくとよいでしょう。


工務店や不動産会社によっては、図面やチェックリストを用意してくれているケースもあります。事前に、どのような準備をしていくとよいのか担当者に相談しておくと、アドバイスをもらえるでしょう。


内覧会を行うときに確認したい注意点

内覧会を行うときに確認しておきたい注意点を2つご紹介します。


●内覧会の所要時間

内覧時には、ハウスメーカーや工務店などの施工会社、もしくは不動産会社の担当者が立ち合いますが、想定している所要時間はさまざまのようです。あまりに短い時間だと十分チェックすることができず、入居後のトラブルにつながることも。もし時間が短いと感じる場合は、大切な機会であることを念頭に、時間の延長を申し出ることも検討しましょう。


●今後のスケジュール

内覧から引き渡しまでのスケジュールを確認しておくことも大切です。補修箇所が見つかった場合には、補修のスケジュールも聞いておきたいですね。今後の予定を把握しておくことで、引越しの準備もスムーズに進められるのではないでしょうか。


内覧会は専門家に同行してもらうこともできる


住宅診断士(ホームインスペクター)や建築士などの専門家に内覧会同行を依頼し、住まいをチェックしてもらうことも可能です。料金はかかりますが、専門家ならではの視点で、床裏や床下など細かいポイントをチェックしてもらえるため、より安心できるでしょう。


多くの方にとって家づくりは初めてのこと。気になることや不安なことがある場合には検討してみてくださいね。


新築内覧会はトラブルを避けるための事前準備が大事


新築住宅の内覧会は、入居後のトラブルを避けるために重要な場です。事前に具体的なチェックリストを作っておくと、スムーズに内覧を進められるでしょう。


自分の目でチェックすることに不安がある場合は、住宅の専門家に内覧会同行を依頼するのも一つの方法です。所要時間や引き渡しまでのスケジュールをしっかり確認し、安心して新築マイホームに入居できるとよいですね。

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