リノベーションとリフォームの違いを比較!費用やメリット・デメリットを解説

選び方 2021-06-17
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リノベーションとリフォームの違いを比較し、どちらを選ぶか検討したい方もいるのではないでしょうか。費用やメリット・デメリット、実際にリノベーションなどを行なうときの流れを知りたい方もいるかもしれません。今回は、賃貸物件などでもよく聞かれるリノベーションやリフォームに注目し、双方の特徴を詳しく解説します。大手ハウスメーカーでのリノベーションやリフォーム事例も、参考にしてみてください。


リノベーションとリフォームの違い


住宅の老朽化や家族構成の変化によって、リノベーションやリフォーム、または建て替えを検討している方もいるでしょう。その中でも、リフォームとリノベーションは似た意味合いを持つ言葉なので、違いが分からないという方もいるかもしれません。まずは、リノベーションとリフォームの違いを解説します。


リノベーションとは、既存物件に新しい価値を付け足すこと

リノベーションとは、中古物件に対して大規模な工事を行ない、新築時よりも価値を高めた住まいに蘇らせることを意味します。マイナスやゼロの状態から、プラスの状態にするイメージでしょうか。


リノベーションと似たような意味で使われる言葉に「リニューアル」があります。リニューアルも「建物や設備の性能を向上させ、新しいものに改修する」という意味を持ちますが、リニューアルよりもさらに付加価値を加えた改修が、リノベーションという言葉で表現されます


また、リノベーションとイノベーションも間違われやすい言葉ですが、イノベーションは「既存の商品や仕組みなどに対して、新しい考え方や方法を取り入れ、社会に変革をもたらすこと」を意味します。それぞれ似ている言葉ですが、意味に違いがあることを覚えておきましょう。


リフォームとは、老朽化した建物を新築同様の状態に戻すこと

リフォームとは、老朽化した建物やスペースを修繕し、新築同様の状態にすることを言います。壁紙の張替えやトイレ・キッチンなどの設備を変更する場合など、マイナスの部分を修復し、ゼロの状態に戻すような工事のことです。


賃貸マンションや賃貸アパートなどの場合、入居者が退居した後に内装や換気グリルを含めた設備などの入れ替えを行ない、その入居者の住む前の状態に戻しますが、このような改修はリフォームと呼びます。


どっちを選ぶ?リノベーションとリフォームの違いを比較


リノベーションとリフォームにはどのような違いがあるのか気になる人もいるのではないでしょうか。今回は、費用など3つの違いについて比較してみました。


リノベーションとリフォームの違い①費用

リノベーションやリフォームにかかる費用は、改修したい場所や規模によってさまざまです。一概にどちらが安い、高いとは言えませんが、リノベーションの方が平均費用は高い傾向にあるでしょう。


リノベーション費用は、物件の広さや階数、間取りや内装デザインをどうするかによって決まります。部分的な改修の場合は100万円~300万円台で収まることもありますが、フルリノベーションとなると、1㎡あたり10~15万円程度(50㎡なら500~750万円)が相場と言われています。


リフォームの場合は、小規模な部分リフォームであれば、キッチンで40万円~80万円、お風呂で60万円~150万円、外壁や耐震補強で50万円~200万円ほどが相場です。骨組みだけ残して内外装や設備など全てをリフォームする「フルリフォーム(スケルトンリフォーム)」となると、1,000~2,000万円程度かかることもあります。


リノベーションとリフォームの違い②工事の規模

リノベーションの方がリフォームよりも大規模工事になるケースが多いです。例えば、リノベーションで間取りや内装を大きく変える場合は、耐震補強や水回りの配管工事などが必要となることもあります。住宅性能を向上するために断熱工事を行う場合もあり、いずれにしても、大がかりな工事になることが多いでしょう。


リフォームの場合、キッチンや浴室、トイレなど住まいの一部で改修工事を行うケースが多いです。部分リフォームの事例として、キッチンなら、ガスコンロをIHに変更するという小規模なものから、キッチン自体を入れ替えるといったものまであります。トイレでは、便座の取り換えや天井や壁のクロス張替えが、よく聞かれるリフォーム例です。


リノベーションとリフォームの違い③住宅の性能

リノベーションは、既存の建物の用途を変更したり、住宅性能を向上させ新築時以上の新しい価値を生み出す改装工事です。一方、リフォームは、新築の時と同等または、それ以下の性能となる工事のことを指します。住宅性能を向上させたいかどうかも、リノベーションとリフォームを検討する上で重要なポイントとなるでしょう。


リノベーションのメリット


メリット①自由に設計できる

リノベーションのメリットは、建物を自分好みに自由に設計できることです。ライフスタイルに合わせて、暮らしやすさや機能性を高めることができ、そのバリエーションも多岐に渡ります。リフォームの場合は、内装の修繕工事や設備の取替工事がメインとなるため、リノベーションほどの自由度はないと考えておきましょう。


メリット②資産価値が高まる

リノベーションにより、築年数の古い中古物件の資産価値を高めることができます。また、居住空間や設備などを新しくすることで、資産価値が下がりにくくなることもメリットと言えるでしょう。


メリット③よい立地の物件を選べる

リノベーションは、新築物件などよりも、選択できるエリアや物件数が多く、家選びの選択肢が広がります。新築物件を購入したい場合、よい立地の建物や土地があるとは限りません。もし、希望の立地に建つ中古物件が見つかれば、リノベーションによって好みの住まいに改修することも検討してみてはいかがでしょうか。


リノベーションのデメリット


デメリット①工期が長く、住み始めるまでに時間がかかる

リノベーションは、先述したように大規模工事になることが多く、工期が長めです。すぐ新しい住まいに入居したい、と考えている人にとってはデメリットとなります。


工事中は、自宅でそのまま生活を続けられず、仮住まいを用意しなければならないケースもあるでしょう。あらかじめ工事のスケジュールを確認し、トラブルのないようにしておきたいですね。


デメリット②耐震工事など、想定外の費用がかかることもある

古い中古物件をリノベーションする場合、建物の性能に不安があり想定外の費用がかかる場合も考えられます。例えば、耐震性に問題がある場合は耐震工事が必要となるでしょう。リノベーションは、建物を解体して初めて問題点がわかることもあります。資金準備に慌てることがないよう、余裕をもって計画できるとよいですね。


リノベーションやリフォームを行うときの流れ