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建売住宅のメリット・デメリットは?注文住宅との違いや後悔しない選び方

家選びネット公式 (ie-erabi.net) 2023-01-23
選び方

建売住宅のメリットとデメリット、注文住宅や分譲住宅との違いをよく知らないという方もいるかもしれません。今回は、建売住宅の意味や特徴、購入する際のポイントや注意点のほか、大手ハウスメーカーで建売住宅を購入するメリットについてご紹します。


建売住宅とは


まずは、建売住宅の意味や分譲住宅・注文住宅との違いを確認していきましょう。

建売住宅の意味。分譲住宅との違いは?

建売住宅とは、土地と建物をセットで販売している一戸建て住宅のことを指します。既に建築済みの状態で販売されているものと、建築中や着工前など未完成の状態で販売しているものがありますが、どちらの場合も、間取りや仕様などの設計プランがほぼ決まった状態で販売されていることがほとんどです。


一方で、分譲住宅とは、分譲地に建てられている物件のことを指します。分譲住宅はすでに建築済みで販売されることも多く、近年では建売住宅と分譲住宅はほぼ同じ意味合いで使われることが多いようです。

建売住宅と注文住宅の違い

注文住宅とは、工法や間取り、設備や内装などを自分好みに自由に設計ができ、一から建てる一戸建て住宅のことを指します。土地を持っていない場合は、不動産業者や仲介業者を通して土地を探すことからのスタートになります。土地と家を別々に購入するため、土地と建物のローンをそれぞれ組むことになるでしょう。一方の、建売住宅は、土地と建物がセットで販売されているため住宅ローンで一括の支払いが可能です。


注文住宅は、自分で選んだハウスメーカーや工務店、建築士などに設計を依頼し、設計・施工してもらいます。建築基準法などによる制限はあるものの、自分の夢や理想を叶える住宅を手に入れることができるでしょう。しかし、土地を購入し、施工プランが決まってからの工事開始となるため、建売住宅と比べて時間や手間がかかるといった違いがあります。

建売住宅のメリット5つ


ここからは、注文住宅と比較した建売住宅の5つのメリットを具体的にご紹介します。


《メリット1》注文住宅に比べ購入費用が安い

建売住宅のメリットの一つは、注文住宅に比べて購入費用が安く済むことです。なぜなら、建売住宅の場合は、建築会社が土地をまとめて購入し、決められたプランの住宅を一度に複数建築するため、建材などの材料調達をまとめて購入できることで材料費を抑えられます。また、申請や計画にかかる費用、打ち合わせの回数の削減により人件費も抑えられることも価格が安い要因とされています。


なお、売れ残った物件は、値引きされるケースも多くあります。タイミングによっては、値引きが可能なケースもあるため、仲介業者や建売住宅を直接販売している分譲会社に相談してみるのも良いでしょう。

建売住宅の売れ残り。気になる理由と購入のメリット・デメリット


《メリット2》短い期間で入居できる

建売住宅は、自分に合う家が見つかり次第、短い期間で入居できることもメリットです。注文住宅の場合、情報収集を始めた頃から、住宅が完成して入居できるまでの期間は平均1年と言われています。


新築の一戸建てに住みたいけれど、一から家を建てるのは大変だという人や、子どもの進学に合わせて年度の切り替えでの入居を検討しているご家庭など、住宅購入を急いでいる方は、建売住宅を検討してみると良さそうです。


《メリット3》実際に物件を確認してから購入できる

建売住宅は、購入前に外観や内装、間取りや設備などを見学できるので、実際の暮らしをイメージしながらじっくりと考えることができます。不明点があれば、スタッフに確認したり、購入を保留にしたりすることも可能です。一方の、注文住宅の場合は、間取りやCGなどで加工した画像ではイメージが湧きにくく、完成後に思っていたのと違うというケースもよくあります。住んでみてから後悔をしないためにも、実物を見てから購入できるということは、メリットと言えるでしょう。


《メリット4》打ち合わせ回数が少なく済む

建売住宅は、打合せ回数が少なく済むというメリットもあります。注文住宅を建てるときの打ち合わせの回数は、間取りや設備など細かなことも一から決定していくため、少ない人で10回未満、多い人で20回以上と言われています。


業者との打ち合わせが最小限で済むため、家を建てるための時間が取れない、あまり時間をかけたくない方にはおすすめです。


《メリット5》土地と建物の購入資金をまとめて借りられる

建売住宅は、土地と建物の購入資金を住宅ローンでまとめて借りることができます。注文住宅のように土地と建物の代金を分けて支払う必要がないため、書類準備や手続きが簡単なこともメリットです。

分譲住宅などの新築一戸建て。住宅ローンの審査基準や流れ


建売住宅のデメリット4つ


住宅購入においてメリットが多い建売住宅ですが、購入時には注意点も理解しておくことが大切です。建売住宅の購入で後悔しないために知っておきたいデメリットを4つ紹介します。


《デメリット1》間取りや仕様に自分の希望を反映できない

建売住宅のデメリットは、注文住宅のように間取りや仕様に自分の希望を反映できないことが挙げられます。しかし、近年では間取りのパターンを複数用意しているハウスメーカーも増えてきており、選択肢の幅が広がっていると言えるでしょう。建売住宅を検討する際は、建築会社が手がける複数の住宅を調べ、自分好みを見つけられると良いでしょう。


《デメリット2》個性的なデザインの家が少ない

建売住宅は画一的な建物になりがちなので、デザインや間取りに対してこだわりが強い方にとっては、それがデメリットと感じられるかもしれません。注文住宅のように個性的なデザインの家は少なく、多くの人に好まれるデザインが採用されている物件が多いです。そのため、住宅地全体を見るときれいな町並みで統一感を感じられることもあるでしょう。


《デメリット3》見えない部分の不具合・欠陥リスクがある

すでに建築済みである建売住宅の場合、土地の状態や工事の過程を見ることができません。そのため、見えない部分の不具合や欠陥リスクがあっても、事前に確認することが難しいでしょう。


建売住宅の場合、建物自体はもちろんのこと、土地の状態は耐震性や耐久性にも大きな影響を与えるため、地盤調査の状況をしっかりチェックするなど、十分時間をかけて家選びをしたいところ。契約前に工事の過程を十分に説明してもらうことや、信頼できる施工業者を選ぶことも必要になってきます。


《デメリット4》仲介業者から購入する場合は、建物について不知なケースも

建売住宅を不動産仲介業者から購入する場合、使用している建材や工法、アフターフォローなどに理解が乏しく、質問してもすぐに回答がもらえないという場合もあるようです。販売先が本当に信頼できる会社かどうか、きちんとした見極めが大切になってくるでしょう。


建売住宅と注文住宅のどちらにするか、後悔しない選び方



ここまで、注文住宅と比較した建売住宅のメリット・デメリットを見てきましたが、どちらにするべきか悩む方もいるかもしれません。ここからは、建売住宅と注文住宅をどちらかを選択するべきか決め手となるポイントをご紹介します。


手間やコストを抑えたいときは建売住宅

一軒家の購入を考えた際、なるべく手間やコストを抑えたいと考える場合は「建売住宅」がおすすめです。注文住宅は、こだわりを盛り込めるメリットの一方で、住宅について勉強したり、打ち合わせを何度も重ねたりと手間が多く、仕事や子育てなどと両立しながら、それらを進めることは負担となる可能性が高いです。すぐに新居での生活を開始したい、住宅購入手続きをスムーズ進めたいといった方は、建売住宅を選択すると良いでしょう。

理想やこだわりを叶えたいときは注文住宅

住宅に対して、理想の間取りやこだわりの設備などがある場合は「注文住宅」が向いています。建売住宅は、すでに建築されている住宅の中から希望にあった家を探すことになるため、住宅に具体的な希望がある場合には不向きでしょう。費用や手間、時間などがある程度許容できるのであれば、注文住宅の検討をおすすめします。

建売住宅を購入する時のポイントや注意点


建売住宅を購入する時に後悔をしないためには、どのようなことに気を付ければ良いのか、購入する時のポイントや注意点をまとめました。


優先順位を決めて家探しをする

建売住宅を購入する際は、マイホームに求める条件の優先順位を決めておくようにしましょう。建売住宅はデザインや間取りなどがすでに決定しているため、全ての希望条件に合う物件を探すことは難しいです。そのため、家の間取りや設備など、要望に優先順位をつけて物件を確認していくことをおすすめします。そうすることで、選択肢が明確になり希望に合った家をスムーズに探すことができるでしょう。


調整池などの周辺環境も確かめておく

建売住宅の周辺環境や自然災害の有無も確かめておくと良いでしょう。例えば、近隣にどのような人が住んでいるのか、学校や病院が近くにあり買い物にも便利かなど、暮らしやすい環境なのかを確かめておくと良さそうです。


また、開発分譲地などでは、河川の氾濫を防ぐ目的で、大雨の際に雨水を一時的に貯めておく「調整池」が、一画に設けられていることがあります。住宅地にとっては大切な施設ですが、衛生上の問題や、子どもが入り込まないかなど、危険が無いかチェックをしておく必要もあるでしょう。


保証やアフタフォローの有無をチェック

建売住宅を購入後の保証やアフターフォローについても、チェックしておきたいポイントです。アフターサービスの対象が主要構造部だけでなく、設備も含まれるのかなど、保証等の細かい内容は、施工会社メーカーによってさまざまです。価格だけで決めるのでなく、住宅以外の部分も契約前にしっかりと確認しておきたいですね。


大手ハウスメーカーの建売住宅を見に行こう


大手ハウスメーカーは、これまで培ってきたノウハウや建材などの調達力などを活かした家づくりを行っています。建売住宅の場合、注文住宅に比べると低価格で、一定の品質が保証されているのが特徴です。


住宅の保証やアフターフォローも万全で、長く住み続けられ、飽きが来ない住宅を手に入れることができるでしょう。住宅地を一つの「街」としてトータルでプロデュースしているところもあり、立地や周辺環境などが考えられた物件が販売されていることも魅力です。

ハウスメーカーの建売住宅を購入するメリット・デメリットは?注文住宅との比較も


建売住宅のメリット・デメリットを知って後悔のない家選び


今回は、建売住宅のメリットとデメリットをご紹介しました。住宅購入の際には、建売住宅と注文住宅、分譲住宅との違いや、メリット・デメリットを知っておくことで、後悔のない家選びができるでしょう。


マイホームは、一生に一度とも言われる高価な買い物。理想の住まいを手に入れる為に、自分たちが求める優先順位や周辺環境なども考えながら、満足のいく家探しができると良いですね。

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