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DKとLDKの違いは?定義や表記の基準を知って家づくり

家選びネット公式 (ie-erabi.net) 2021-09-16
間取り・設備

家づくりの間取りを考えたとき「DKとLDKの定義や意味の違いは?」「どちらを選んだらよい?」と疑問を持つ方もいるでしょう。今回はDKとLDKについて、表記の基準やそれぞれのメリットをご紹介します。リフォーム事例とあわせて、参考にしてください。


DKとLDKの違いは?それぞれの定義や表記の基準


DKとLDKという言葉、それぞれの違いはご存知でしょうか。賃貸物件などの不動産広告でもよく目にしますが、詳しい違いを知らない方も多いかもしれません。まずは、不動産公正取引協議会連合会が定めた「不動産の表示に関する公正競争規約施行規則」をもとに、DKとLDKの定義及び表記の基準を解説します。


DKとLDKの定義

DKとLDKの定義は、それぞれ以下の通りです。

DK

・「ダイニング・キッチン」の略語

・台所と食事をする部屋が併存している間取りのこと

LDK

・「リビング・ダイニング・キッチン」の略語

・1室にダイニングとキッチン、リビングを備えた間取りのこと


「DK」か「LDK」かは、部屋数と広さ(帖数)で決まる

DKとLDKのどちらであるかは、住まい全体の居室数とキッチンのある部屋の広さ(帖数)によって決まります

キッチンを伴う部屋以外の居室数が1部屋の場合と、2部屋以上の場合に分けて、表示基準の違いを見てみましょう。


【居室(寝室)が1部屋の場合】

  • キッチンのある部屋が4.5畳以上8畳未満の場合:DK
  • キッチンのある部屋が8畳以上の場合:LDK



【居室(寝室)が2部屋以上の場合】

  • キッチンのある部屋が6畳以上10畳未満の場合:DK
  • キッチンのある部屋が10畳以上の場合:LDK



まずは居室の数を把握し、その後キッチンのある部屋の広さを考えると分かりやすいでしょう。

ちなみに、キッチンのある部屋が4.5畳未満で、居室との間に仕切りがある間取りは、「K」という表記で記載します。キッチンと居室の間に仕切りがなく、一部屋で構成された間取りなら「1R(ワンルーム)」です。


DKの間取りのメリット


DKの間取りを検討している方もいるのではないでしょうか。ここでは、DKならではのメリットをご紹介します。


<メリット1>プライベート空間が確保しやすい

DKは、食事スペースとは別にプライベート空間を確保できることがメリットの間取りです。独立性の高いリビングを休息するスペースと決めてしまえば、起きる時間や帰宅時間が異なる家族が同居する家庭でも、それぞれのペースで暮らせるでしょう。


<メリット2>リビングをゲストルームとして活用できる

DKなら、リビングをゲストルームとして有効活用することもできます。リビングがキッチンやダイニングと分かれていることで、ゲストが来てもキッチンの見栄えや生活音などに気を遣う必要がありません


<メリット3>リビングに料理のにおいがこもる心配がない

DKのメリットとして、キッチン部屋での料理中のにおいや煙が、リビングに伝わりにくいことも挙げられます。現在の住まいにおいて「臭いが気になりリビングで寛げない」と悩んでいる方や「新居のカーテンやソファに臭いや汚れをつけたくない」と考えている方は、DKを検討するとよいでしょう。


LDKの間取りのメリット


LDKは、空間を広く使えることで人気がある、現在主流の間取りです。ここでは、LDKの間取りのメリットをご紹介します。


<メリット1>家族とコミュニケーションをとりやすい

LDKは同じ空間に居る家族とコミュニケーションをとりやすいことがメリットです。個々の生活スタイルが違い、家族で食卓を囲めない場合でも、同じ空間に居ることで安心感を得ることもできるでしょう。


<メリット2>食事後のリビング移動がスムーズ

ダイニングとリビングがつながっていることで、食後にすぐ寛げることも嬉しいですね。キッチンからダイニング、リビングへの動線が短く、暮らしやすい機能的な間取りと言えるでしょう。


<メリット3>広い空間が確保でき、家具レイアウトの自由度が高い

LDKの間取りは、開放感があり部屋を広く使えるメリットもあります。家具レイアウトの自由度も高いので、ダイニングテーブルなどお気に入りの家具を好きな場所に配置できるでしょう。


DKに比べると部屋の広さがある分、家具を動かしやすいこともポイント。「ライフステージの変化に合わせてレイアウト変更をしたい」と考えている方にとっても、便利な間取りではないでしょうか。


DKからLDKへ。間取りのリフォーム事例を紹介


現在のライフスタイルに合わせて、使いやすい間取りへリフォームすることもできます。ここでは、DKからLDKへのリフォーム事例をご紹介します。


和室をつなげてLDKにリフォームした事例

家族が増えたことから、居間として使用していた小さな和室をダイニングキッチンに繋げ、広々としたLDKにリフォームした事例があります。和室とダイニングキッチンの間の壁を取り除きワンルームにすることで、家族のコミュニケーションが取りやすい間取りにできるでしょう。


4DKをLDKにフルリフォームした事例

4DKで区切られた中古物件を、小さな子どもと暮らしやすい1LDKへと大幅にリフォームした事例もあります。リビング内にはキッズスペースを設け、壁付けキッチンも部屋全体を見渡せる対面型に変更。子どもの様子を見守りやすく、安心して暮らせる住まいとなっています。


大手ハウスメーカーで希望に合った間取りのマイホームを建てよう


大手ハウスメーカーには、DKやLDKなどさまざまな間取りの実例があります。実際に建てた家の間取りをホームページで公開しているハウスメーカーもあるので、参考にできるでしょう。ハウスメーカーによって、得意な間取りもさまざまのため、資料請求をしたり、住宅展示場を訪れるなどして、いろいろ検討してみてください。


大手ハウスメーカーの特徴を詳しく知りたい方はこちら大手ハウスメーカーの特徴を一覧で比較!検討初期に知りたい基本情報まとめ


DKとLDKのどちらがよいかは、家庭によってそれぞれ


DKとLDKでどちらの間取りを選べば良いのかは、DKとLDKの定義や基準、それぞれのメリットなどを参考にしながら決めると良いでしょう。希望の間取りは家族構成やライフスタイル、価値観によっても違いがあります。家族で理想の間取りをしっかりと相談し、後悔のないようにできると良いですね。


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