オープン外構の侵入防止・目隠し対策を解説。必要な理由やメリット
オープン外構とは、門扉やフェンスなどで敷地を囲まない開放的なデザインの外構のこと。近年人気の外構スタイルですが、敷地と道路との境界が分かりにくいため、プランターやポールの設置、あるいはセンサーライト等の取り付けなど、外部からの侵入防止・目隠し対策が必要だと考える方も多いのではないでしょうか。今回は、オープン外構の家づくりで後悔しないために、子どもや車の侵入を防ぎプライバシーを確保して、快適に暮らしていくための侵入防止・目隠し対策を考えていきましょう。
オープン外構とは?侵入防止や目隠し対策が必要な理由
外構は、クローズ外構・オープン外構・セミクローズ外構の3種類があります。このうちオープン外構とは、フェンスや生垣などで敷地を囲まない外構のことです。開放的でコストも抑えられると近年人気の外構スタイルです。
一方で、敷地と外部との境界線が分かりにくいため通行人や車が敷地内に侵入しやすく、外からの視線を遮るものがないためプライバシーの確保が難しい側面もあります。特に角地は、敷地の2面が道路に面しているため、よりいっそうの侵入防止・目隠し対策が必要です。後悔しない家づくりのために、侵入防止・目隠し対策を考えていきましょう。
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オープン外構の侵入防止・防犯対策5選
オープン外構の侵入防止・防犯対策はいくつかあります。侵入トラブルとして子どもや車が許可なく敷地内に入ってくることなどがよくある事例ですが、何の対策もなしに阻止するのは難しいのが現実です。そこで、開放感を損ねない侵入防止・防犯対策を紹介します。
【対策1】ポール・チェーンスタンドを設置する
駐車場がある家でよく見かけるのが、ポール・チェーンスタンドです。敷地と道路との境界線にポールやチェーンスタンドを設置することで、内側が私有地だと分かるようになります。ゲートを設置するよりも低コストで色や形状がおしゃれなデザインのものもあり、庭や玄関まわりのエクステリアに合わせたコーディネートが可能です。
【対策2】植木鉢やプランターを置く
敷地と道路との境界線に植木鉢やプランターを置くのもおすすめです。家にあるものを使えば侵入防止のために新しいものを買わずに済み、置くだけで良いので、すぐ設置できることも魅力です。植木鉢やプランターは人が手入れをしてることが分かりやすいので、私有地であることをアピールしながら外構を美しく彩ることができます。
【対策3】防犯カメラを設置する
防犯カメラは、カメラがあるというだけで不審者が侵入を諦める効果があり、「防犯カメラあり」「録画中」などのステッカーを貼るとさらに防犯効果がアップします。仮に空き巣に入られてしまった場合でも、録画をしていれば映像を確認して犯人逮捕につなげることも可能です。
【対策4】センサーライトを設置する
センサーライトとは、人や動くものに反応して点灯するライトのことです。侵入者が近づくだけでライトが点灯するため、目立つのを嫌う不審者の敷地侵入を阻止できると同時に、侵入者の姿を周囲に知らせる効果もあります。使用方法として、電池式やソーラーバッテリーを使うものなど様々なタイプがあるほか、取付方法も選べるので、自分の家に合うものを選びましょう。
【対策5】防犯用の砂利を敷き詰める
防犯用の砂利とは、踏んだ時に大きな音が出るように加工された人工の砂利です。素材にガラス・溶岩・瓦などが使われており、踏むとジャリジャリと大きな音が出るので侵入者に立ち入るのを躊躇させる効果があります。カラーバリエーションが豊富なので、防犯効果と同時におしゃれな外構をつくれるのも魅力です。
オープン外構の目隠し対策3選
オープン外構は外部の視線を遮るものがないため、家の中のプライバシーを守れるような目隠し対策も必要となります。
【対策1】庭木や花壇を設置する
玄関の前にシンボルツリーを植えたり窓の前に花壇をつくって草木を植えたりすることで、オープン外構の開放感を損ねることなく目隠し対策ができます。建物の色やテイストに合わせて、おしゃれな外観づくりを楽しむのもよいですね。
【対策2】部分的にフェンスを設置する
人通りが多い道路に面している場合は、お風呂やトイレのようなプライバシーを確保したい場所にだけフェンスを設置するのもおすすめです。「リビングにいても通行人の視線が気になって落ち着かない」といった場合も、リビングの前にフェンスを設置することで、開放感を保ちつつプライバシーを確保することができるでしょう。セミクローズ外構に近い外構プランともいえます。
【対策3】家の間取りを工夫する
オープン外構を前提に家をつくるなら、間取りを外から見えにくい設計にするという手段も有効です。道路に面してないところにお風呂を配置したり庭を中庭にしたりすることで、外からの視線を気にせず快適に暮らすことができます。