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40代でも家を買うのは遅くない!購入のメリットや注意点、成功のコツを解説

家選びネット公式 (ie-erabi.net) 2025-06-05
選び方

40代で家を買うのは遅すぎる…?そんな不安を感じている方もいるかもしれません。頭金なし、貯金なしでも本当に買えるのか?住宅ローンの注意点、40代だからこそ得られるメリットなど、気になる疑問がたくさんありますよね。今回は、40代で家を買う方が後悔しないための道しるべとなる情報をお届けします


40代で家を買うのは本当に遅すぎる?


「40代で家を買うのは、遅いのだろうか?」そう感じている方もいらっしゃるかもしれません。しかし、結論から言えば、40代で家を買うことは決して遅すぎるということはありません


賃貸物件に住み続ける方がよいのか悩む方もいるかもしれませんが、長期的に見ると、家賃や更新料、光熱費などを考慮すると、持ち家の方が月々の住居費を抑えられる可能性もあります。さらに、家は大切な資産として、将来的に子どもに残すことができます。


実際に40代になってから家を買う方も少なくなく、国土交通省が公開する資料によると、初めて住宅を取得した世帯主の年齢は、注文住宅で30代が42.1%と最も多く、ついで40代が22.8%となっています。分譲戸建住宅においても同様の傾向が見られることからも、40代で家を買うことはめずらしい選択ではないといえるでしょう。


参考:国土交通省 住宅局「令和5年度住宅市場動向調査報告書」

【関連記事】マイホーム購入の平均年齢は?購入するタイミングや時期の決め方


40代で家を買うメリット


40代で家を買うからこそ、得られるメリットもあります。


将来の見通しが立てやすい

20代や30代の頃と比べ、40代は家族構成や収入が安定し、将来のライフプランが明確になっている方が多いでしょう。そのため、ライフスタイルの変化で不満を感じたり後悔したりするリスクを減らせます。将来を見据えた上で、長く安心して住める家を手に入れやすいといえるでしょう。


頭金次第で住宅ローンの負担を減らせる

40代で家を買うと、気になるのが住宅ローンの返済です。40歳でも住宅ローンを組むことは十分に可能ですが、返済期間は最長で35年の場合が多いため、完済時の年齢を考えるとできるだけ早めにローン返済を始めたいと考える方が多いかもしれません。


30代のうちに頭金として使う自己資金をしっかり貯めておければ、ローンの借入額が少なく済み、返済額や返済期間を減らせる可能性が高くなります。減税措置の期間が終わったら繰り上げ返済をするなど、あらかじめ実現可能な返済計画を立てておくと安心です。


【関連記事】マイホーム貯金はいくら必要?貯金方法のポイントや残す金額を解説


老後を見据えた住まいづくりができる

住宅には寿命があるため、若い頃に家を買うと定年や老後を迎える頃に建て替えや住み替えが必要になるケースがあります。建て替えまでは必要なくとも、年齢を重ねるごとに生活に不便さを感じ、手すりをつけたり、段差をなくしたりといったリフォームを考えるかもしれません。


40代で老後を見越した住まいを購入すれば、入居後の建て替えやリフォームなどにかかる金銭的な負担も減り、長く快適に暮らしていけるでしょう。


【関連記事】リフォームと建て替えの違いは?判断に悩むのときの比較ポイントを解説


40代頭金なしでも家は買える?住宅ローン審査を有利に進めるコツ


家を買う際、月々の返済負担を減らすために頭金を準備するのが一般的です。しかし、まとまった頭金を用意できない40代の方でも、一定の条件を満たせば、住宅ローンを活用して家を手に入れることは可能です。


住宅ローン以外の借り入れをできる限り整理する

住宅ローンの審査では、自動車ローンやカードローンといった他社からの借り入れ状況も重要な判断材料となります。これらの借り入れ残高が多いと、住宅ローンの返済能力に懸念を持たれる可能性があります。


そのため、住宅ローンを申し込む前に、できる限り他のローンを整理・返済しておくことが、審査を有利に進めるための有効な手段となります。特に、完済できる見込みのあるローンがあれば、優先的に返済しておくとよいでしょう。


複数の金融機関で事前審査を受ける

住宅ローンの金利、手数料、保証料などの条件は、金融機関によって大きく異なります。わずかな金利差でも、総返済額に数十万円の差が生じることもめずらしくありません。そのため、一社の審査結果だけで判断せずに、複数の金融機関に住宅ローンの事前審査(仮審査)を申し込むことが重要です。


例えば、都市銀行は「巨大な資金力による信頼感がある」、地方銀行は「地域密着型でスムーズに手続きが行える」、ネット銀行は「他の銀行に比べて金利が低い」など、それぞれの特徴(信頼性、地域密着、低金利など)を比較検討し、ご自身の経済状況やライフプランに最も適した住宅ローンを選ぶようにしましょう。


安定した収入を示す

住宅ローンの審査において、安定した収入は返済能力を証明する重要な要素の一つです。勤続年数や年収だけでなく、雇用形態や収入の安定性なども総合的に判断されます。転職直後の場合などは、審査が慎重になる傾向があるため注意が必要です。


親から援助してもらう

貯蓄がない場合、親から資金援助してもらう方法もあります。親御さんからの資金援助は、住宅ローンの借入額を減らすだけでなく、自己資金として審査においてもプラスに働く可能性があります。援助を受ける場合は、贈与税などの税金についても事前に確認し、もらう時期を検討しましょう。


参考:国土交通省「住宅取得等資金に係る贈与税の非課税措置」

【関連記事】【2024年】住宅資金贈与は最大1,000万円まで非課税。手続き方法や注意点


40代で家を買うのを成功させるポイント


40代で家という大きな買い物で後悔しないためには、事前の準備と計画が大切です。ここでは、40代で家を買う方が押さえておくべき重要なポイントを解説します。


無理のない返済計画を立てる

40代で住宅ローンを組む際は、完済時の年齢を考慮する必要があります。多くの金融機関で完済時の上限年齢を満81歳未満と定めているため、借入期間が短くなる可能性があります。


そのため、現在の年収と生活費を考慮した上で、無理のない返済計画を立てることが大切です。月々の返済額が、現在支払っているマンション等の家賃と大きく変わらない範囲で設定するとよいでしょう。繰り上げ返済や退職金の一部充当も視野に入れておくと安心です。



物件価格以外の諸経費を把握しておく

家を買うには、物件価格だけでなく、住宅ローンの借り入れに必要な事務手数料や保証料、不動産仲介手数料、登記費用、火災保険料といったさまざまな諸経費がかかります。新築であれば、物件価格の3%以上になることが一般的ですが、これらの費用に加え、新居での生活に必要な家財や引越し代などを捻出することも覚えておきましょう。


頭金なしのフルローンの場合でも、これらの諸費用は自己資金で用意する必要があります。住宅ローン残高の0.7%が控除される住宅ローン控除(減税)は、一定期間適用されますが、それに頼りすぎず、長期的な返済計画をしっかりと立てることが重要です。固定金利を選択すれば、月々の返済額に変動がなく、計画もしやすいでしょう。


参考:国土交通省「住宅ローン減税」


将来の修繕・メンテナンス費用も準備する

一戸建てに長く住むためには、定期的な修繕とメンテナンスが不可欠です。外壁や水回り、居室(内装)など、年月の経過とともに修繕が必要になる箇所にかかる修繕費用は平均300~500万円と、決して小さくありません。毎月決まった金額を貯金するなど、計画的に修繕・メンテナンス費用を貯蓄し、経済的なリスクを軽減させましょう


教育資金や老後資金とのバランスを考える

お子さんがいるご家庭の場合では、将来の教育資金も残しておかなければなりません。また、ご自身の老後の生活資金についても並行して考えておく必要があります


住宅ローンの返済計画を立てる際には、家族全体のライフプランを立て、「いつ、何に、どの程度のお金が必要になるのか」をしっかり把握し、自己資金のやりくりに困らないようにしておきたいですね。


【後悔しないために】40代で家を買う前に知っておくべき注意点



多くの金融機関では、物件価格の全額、あるいはそれを上回る融資を受けられるプランを用意しています。しかし、全額ローンや諸費用ローンは金利が高くなる場合があるため、総支払額をしっかり確認しましょう。老後に住宅ローンが残らないよう、返済期間を設定することも大切です。


40代で家を買うのは実績豊富なハウスメーカーに相談するのがおすすめ



40代で家を買うなら、実績豊富なハウスメーカーへの相談が安心です。長年の経験と知識に基づき、資金計画から将来設計まで、40代特有の悩みに寄り添った的確なアドバイスをしてくれるでしょう。豊富な建築事例や最新の住宅情報を提供してくれるため、理想の住まいを具体的にイメージしやすいのもポイントです。信頼できるパートナーと共に、後悔のない家づくりを進めましょう。


【関連記事】大手ハウスメーカーの特徴を一覧で比較!工務店との違いやおすすめポイント


40代だからこそ長く快適に住める家が建てられる!


今回の記事では、40代で家を購入するメリットや、購入時に意識しておきたいポイントなどをご紹介しました。人生経験を重ね、ライフプランが定まっている40代だからこそ、将来を見据えた住まい選びが可能です。計画的に貯金をして頭金を貯めておければ、住宅ローンの負担も減らすことができるでしょう


大切なのは、修繕費や教育資金、老後資金を考えて、無理のない資金計画を立てること。40代という成熟した視点で、今からでも決して遅くない夢のマイホーム実現に向けて動き出しましょう。

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