坪単価の計算方法。坪単価の変動ポイントを知って注文住宅の予算を検討!

基礎知識 2020-08-19
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坪単価の計算方法や、平米単価から坪単価への換算方法が気になる方もいるのではないでしょうか。坪単価が変動するポイントも知っておきたいところです。今回の記事では、坪単価の計算式や具体例のほか、注文住宅を建てる際のハウスメーカー選びで気をつけたいことなどをご紹介します。


坪単価の計算をする前に知っておきたいこと


家探しをしていると、広告などで「坪単価」という言葉を目にする機会もあるのではないでしょうか。まずは、坪単価の基本的な考え方を確認しておきましょう。


坪単価とは、建物の床面積1坪あたりの建築費のこと

坪単価とは、建物一坪あたりの建築費を指した言葉です。一坪とはおよそ3.3平米(㎡)、畳約2枚分の広さを表しています。坪単価は、家を建てるときの目安として参考にされることが多いでしょう。


住宅の価格表示に注意!坪単価の計算はハウスメーカーによってそれぞれ

坪単価の計算方法には一定のルールがありません。そのため、ハウスメーカーによって計算方法が異なる場合もあることを知っておきましょう。設備のグレードなど、建てる家の条件によっても坪単価は変動するため、坪単価だけで「家が高い、安い」などといった判断をすることは避けたいところです。


坪単価の基本的な計算方法


坪単価を算出するための一般的な計算式は以下の通りです。


参考本体価格 ÷ 想定延床面積(坪) = 坪単価


延床面積とは、各階床面積の合計を指します。例えば2階建て住宅の場合、1階と2階がそれぞれ20坪づつだと、延床面積は40坪となります。参考本体価格が4000万円の場合、坪単価は以下のような計算式となります。


4000(万円) ÷ 40(坪) = 100万円

この計算により、坪単価は100万円だと分かります。


平米単価から坪単価に換算する計算方法


平米単価とは、建物の床面積1㎡あたりの建築費のこと

参考本体価格を坪数ではなく延床面積(㎡)で割ると、1平米あたりの単価が計算できます。これを「平米単価」といいます。


平米単価を、上記の坪単価の例で考えてみましょう。40坪を平米に換算すると、1坪=約3.3平米なので、40坪=約132平米となります。参考本体価格が4000万円なので、以下のような計算で平米単価が求められます。


4000(万円) ÷ 132(㎡)= 30.3…

つまり、平米単価は約30.3万円となります。


平米単価を坪単価に換算する計算式

平米単価を坪単価に換算したい場合は、どのような計算になるのでしょうか。1平米=0.3025坪と換算できるため、計算式は以下となります。


平米単価(万円) ÷ 0.3025 = 坪単価(万円)


平米単価が30.3万円の場合は

30.3(万円) ÷ 0.3025 = 100.16…(万円)

となり、坪単価は約100万円と計算できます。


坪単価が変動する2つのポイント


広告等に記載されている坪単価は、あくまで広告に書かれた条件で家を建てた場合の価格です。注文住宅を建てる場合は、理想の設備や間取りプランに変更することもあるかもしれません。そうなると、場合によっては坪単価が変動することを覚えておきましょう。ここでは、坪単価が変動するポイントを解説します。


ポイント1:延床面積が小さいほど坪単価は割高になる

坪単価60万円で40坪2400万の物件がある場合、10坪減らしたからといって600万円コストダウンできるわけではありません。「家が小さくなった分、本体価格も下がって坪単価を抑えられるのでは?」と思う方もいるかもしれませんが、坪単価は割高になるケースが多いでしょう。


なぜなら、延床面積が小さくなっても、本体価格に含まれる設備費用や諸経費が減るわけではないためです。そのため、延床面積が小さくなると、一坪当たりの費用は割高となってしまうのです。


ポイント2:施工床面積で計算している場合は坪単価が下がる

ハウスメーカーによっては坪単価の計算に、「延床面積」ではなく「施工床面積」を使用している場合があります。「施工床面積」とは、延床面積には算入されない玄関ポーチやバルコニー、小屋裏収納やロフトなど施工部分すべてを含めた面積のこと。施工床面積を使って坪単価を計算した場合、延床面積よりも面積が広くなる分、坪単価は下がります。


坪単価からのハウスメーカー選びで気をつけたいこと


注文住宅を建てるとき、坪単価を参考にして、ハウスメーカーを選ぶ方も多いのではないでしょうか。ここでは、ハウスメーカーを検討するときに注意しておきたいことを紹介します。


坪単価に別途付帯工事費や諸経費は含まれない。予算の伝え方に気をつけよう

坪単価の計算に使われる本体価格とは、建物本体を建築するためにかかる費用のことを指します。土地の地盤工事費や照明設備、インテリア工事などにかかる「別途付帯工事」、登記費用や火災保険料、印紙代などの「諸費用」は本体価格に含まれません。


家づくり全体の予算を考えた時、別途付帯工事費は2割前後、諸費用は1割前後かかると言われています。坪単価を参考に予算を考えるときは、これらの費用が別途かかることを頭に入れておきましょう。


複数のハウスメーカーに見積もり依頼をするときは内容の違いに注目

注文住宅建築の依頼先を探すとき、複数のハウスメーカーに見積もりを依頼する場合もあるでしょう。見積もりの作り方はハウスメーカーによってそれぞれ。見積もりを比較するときは、「金額の内訳に違いはないか」「違いがある場合は何が違うのか」をしっかり確認し比較するようにしたいですね。


坪単価の計算方法を理解して注文住宅の予算を考えよう!