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長期優良住宅に対応した大手ハウスメーカーの特徴を一覧で比較!

家選びネット公式 (ie-erabi.net) 2022-05-13
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大手ハウスメーカーで建てる長期優良住宅の特徴を一覧で比較したいと考える方もいるのではないでしょうか。「認定通知書とは?」「申請費用はいくら?」と長期優良住宅について気になる方もいるかもしれません。今回は、長期優良住宅の概要やメリット・デメリット、ハウスメーカーごとの特徴をご紹介します。


長期優良住宅とは?一般住宅との違い


長期優良住宅とは、どのような住宅を指すのでしょうか。まずは、一般的な住宅と比べた、長期優良住宅の特徴をご紹介します。


長期優良住宅とは、長期にわたり使用できる構造・設備などが備わっている、優良住宅のこと

長期優良住宅とは、「長期にわたって良好な状態で使用するための構造や設備などが備わっている住宅」のこと。「良いものを作り、手入れをして長く使う」ストック型社会の発展を目指し国をあげて推進している住宅です。


長期優良住宅を建てるには、「長期優良住宅認定制度」で定められた一定の基準項目を満たし、認定を受ける必要があります。


【関連記事】長期優良住宅とは?条件やメリット、申請時の注意点をわかりやすく解説


ここからは、大手ハウスメーカーが建てる長期優良住宅の一覧をご紹介します。ハウスメーカーごとに異なる長期優良住宅の特徴を見ていきましょう。


積水ハウス(積水ハウス株式会社)


積水ハウスの特徴

積水ハウスは、累積建築戸数世界一を誇るハウスメーカーです。自由な設計とデザインを叶える「邸別自由設計」の戸建て住宅が魅力です。高い構造強度と設計の自由度を両立させたオリジナル構法や独自で研究開発した耐震技術など、実績を支える技術力があります。専任スタッフによる定期点検など、充実したアフターサポートも魅力のハウスメーカーです。


積水ハウスで建てる長期優良住宅の特徴

積水ハウスでは、長期優良住宅を標準仕様で採用しています。「住宅の品質確保の促進等に関する法律(品確法)」や、「長期優良住宅の普及の促進に関する法律」の要件を満たす高品質な住宅を提供しており、2019年度の「長期優良住宅」認定取得率は93%です。


「住宅性能表示制度」においての「構造の安定」「劣化の軽減」「温熱環境」「空気環境」の4分野で、最高等級を取得しています。


積水ハウスの特徴をもっと詳しく見る


ダイワハウス(大和ハウス工業株式会社)


ダイワハウスの特徴

総合住宅産業として多角的に住宅事業を展開している、業界最大手メーカーのダイワハウス。暮らしの安全・安心を追求し、地震や経年に強い鉄骨造住宅や木造住宅を展開しています。営業や建築士、施工技術者など専門スタッフがチームを組み、家づくりのスタートから完成後まで、長期的にサポートしてくれるのが特徴です。


ダイワハウスで建てる長期優良住宅の特徴

ダイワハウスは、長期優良住宅に適合する住宅として「xevo」があります。「xevo」は次の世代にも住み継げる、暮らしと環境にやさしい家として標準仕様でも長期優良住宅に対応しています


長く住み続けるために、家の基本性能はもちろん、将来の家族構成の変化に対応する可変性や維持・メンテナンスのしやすさを考えた家づくりが可能です。


ダイワハウスの特徴をもっと詳しく見る


住友林業(住友林業株式会社)


住友林業の特徴

住友林業は、植林事業をきっかけに創業された、木の家づくりに精通しているハウスメーカーです。木材についての知識が豊富で、木の質感にこだわった家づくりをしたい方にオススメ。専門知識と経験が豊富な住まいのプロが、チームで家づくりをサポートします。


住友林業で建てる長期優良住宅の特徴

住友林業では、安心・安全、そして資産価値向上のために、長期優良住宅の認定を積極的に推進しています。「住友林業の家」は、標準仕様で長期優良住宅に対応。住宅性能表示制度の「耐久性」「耐震性」「メンテナンス性」「省エネルギー性」において、最高等級をクリアする設定であることが特徴です。


住友林業の特徴をもっと詳しく見る


セキスイハイム(積水化学工業住宅カンパニー)


セキスイハイムの特徴

セキスイハイムは、「環境・安心・快適」において、一歩先を行く高性能住宅を実現するハウスメーカーです。高品質な住宅を安定して供給し続けるため、住宅の大半をユニットごとに工場生産しています。販売から生産、施工、アフターサービスまで、お客さまのエリアで一括サポートをするのも特徴です。


セキスイハイムで建てる長期優良住宅の特徴

セキスイハイムは標準で長期優良住宅に対応しているハウスメーカーであり、「長期優良住宅先導事業」にも採択されています。


長期優良住宅先導事業とは、「いいものをつくってきちんと手入れして長く大切に使う」というストック社会のために、具体的なモデルを提示し、普及啓発を図る事業に対して補助金が交付される制度です。


長期優良住宅先導事業の対象となる住まいには、長期にわたり健康・快適・安心な暮らしや省CO2生活のサポートをする「低炭素住宅」や、住宅ストックの整備を行い持続可能な循環社会の実現を目指す「平屋住宅」、長期にわたるまちなみの維持体制を構築するプロジェクトが該当します。


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トヨタホーム(トヨタホーム株式会社)


トヨタホームの特徴

トヨタホームは、自動車メーカートヨタのグループ会社です。高度な技術による「品質力」・長期にわたる「保証力」・トヨタグループの「企業力」と、3つの安心を提供します。クルマづくりのノウハウから生まれた鉄骨構造の家づくりが特徴です。


トヨタホームで建てる長期優良住宅の特徴

トヨタホームの住まいは、全棟で長期優良住宅を取得できます。最長60年の長期保証を受けられるのが特徴で、「本当に、長い人生を暮らせる住まいかどうか」を重要なポイントにおき、家づくりを行っています。


「住宅性能表示制度」の「劣化の軽減」や「維持管理への配慮」など主要5項目において、最高等級を取得しています。


トヨタホームの特徴をもっと詳しく見る


パナソニック ホームズ(パナソニックホームズ株式会社 ※旧パナホーム株式会社)


パナソニックホームズの特徴

パナソニックホームズは、家電メーカーパナソニックのグループ会社です。強い耐震構造や独自の空調システムを提供し、安心で快適な住まいを追及しています。汚れに強く長持ちする光触媒技術を活かしたタイルを外壁に採用し、高い耐久性を実現しているハウスメーカーです。


パナソニックホームズで建てる長期優良住宅の特徴

パナソニックホームズの家は、長期優良住宅に標準仕様で適合しています。より豊かで、より優しい暮らしを実現するため、「住宅の長寿命化」に力を入れているハウスメーカーです。


パナソニックホームズの提案は、国土交通省の「平成21年度第1回高齢者居住安定化モデル事業及び長期優良住宅先導的モデル事業」にも採択されています。


パナソニックホームズの特徴をもっと詳しく見る


ヘーベルハウス(旭化成ホームズ株式会社)


へーベルハウスの特徴

ヘーベルハウスは、ヨーロッパの住宅で実績のあるALCコンクリート「へーベル」を使用した、コンクリート住宅を展開するハウスメーカーです。基本躯体構造での耐久性は、60年以上を実現しているほか、長期保証や60年間無料点検システムなどのアフターサービスも充実しています。


へーベルハウスで建てる長期優良住宅の特徴

へーベルハウスでは、長期優良住宅の性能要件に対応する商品をラインアップしています。独自のシステムで性能・品質を厳しく自己チェックしているほか、「住宅性能表示制度」の条件にも高い等級で対応するなど、安心・安全な住まいを提供しています。


例えば、長期優良住宅に求められる高い性能を備えた「スマートヘーベルハウス」という商品は、総2階で勾配屋根をベースとし、外壁「ヘーベル」の素材感を活かした飽きのこないシンプルな外観が特徴です。構造がシンプルなため、高い耐震性を維持しながら、将来の改築や間取り変更もしやすくなっています。


ヘーベルハウスの特徴をもっと詳しく見る


ミサワホーム(ミサワホーム株式会社)

ミサワホームの特徴

ミサワホームは、グッドデザイン賞を長年受賞している、デザイン性に優れたハウスメーカーです。充実した商品ラインナップが魅力で、日本の風土や暮らしに適した住まいづくりも得意としています。耐震+制震という、独自の「制震装置」を構造に採用している点も特徴の一つです。


ミサワホームで建てる長期優良住宅の特徴

ミサワホームは、全ての戸建住宅商品で長期優良住宅が標準仕様となっています。なかでも、高品質・高性能・1クラス上の装備を実現する「MJ Wood Smile family 30's」は、高品質でありながらも、建築の初期費用や光熱費などのランニングコストを抑えることのできる住宅です。


ミサワホームでは、オーナーサポートの一環として「住宅履歴管理システム」が用意されています。長期優良住宅に認定されると定期的に点検やメンテナンスを行い記録・管理しておく必要がありますが、こちらのシステムを使って、住宅の評価や補修など履歴情報が正確に把握できます。


ミサワホームの特徴をもっと詳しく見る

【関連記事】大手ハウスメーカーの特徴を一覧で比較!検討初期に知りたい基本情報まとめ


長期優良住宅のメリット・デメリット


一般住宅と比較した長期優良住宅のメリット・デメリットをご紹介します。


長期優良住宅のメリット

長期優良住宅は、一定の条件を満たせば税制面などで優遇されています。(※2021年9月2日時点の情報です)


固定資産税

一般住宅に比べて、固定資産税の減額措置の適用期間が、3年から5年に2年延長となる(戸建ての場合)


登録免許税

一般住宅と比べて、登録免許税が0.15%から0.1%に0.05%優遇される(保存登記の場合)


不動産取得税

一般住宅と比べて、不動産取得税の控除額が100万円優遇される


住宅ローン

一般的な住宅で適用となる「フラット35」に比べ、金利を10年間、年0.25%引き下げることができる「フラット35S」が利用可能となる


住宅ローン控除

一般住宅と比べて、住宅ローン控除対象限度額が最大1000万円優遇されるため、最大100万円多く控除を受けることができる


長期優良住宅のデメリット

一方、長期優良住宅の主なデメリットは以下になります。


メンテナンス・点検

入居後、認定された「維持保全計画」に基づき、継続的にメンテナンスや点検を行わなければいけない


建築費用

長期優良住宅の認定を受けるために住宅性能を上げる費用がかかるため、一般住宅と比べて建築費用が割高になる


建築期間

長期優良住宅の認定までに1カ月ほどかかるため、一般住宅と比べて建築期間が長くなる


関連記事:長期優良住宅で後悔しない!メリット・デメリットや注意点を紹介


長期優良住宅を建てる流れ


長期優良住宅を建てる場合、着工前に所轄行政庁へ必要書類を添付した申請書を提出し、認定を受ける必要があります。申請時に必要な書類は以下の通りです。


  • 認定申請書
  • 設計内容説明書
  • 各種図面・計算書
  • その他必要書類(適合証など)


「適合証」の添付が必要となる場合は、事前に「登録住宅性能評価機関」で「技術的審査」を行い、交付された適合証を含めた必要書類を所轄行政庁へ提出しましょう。後日、長期優良住宅として認められたことを示す「認定通知書」を、受け取ることができます。


ハウスメーカーなどの分譲事業者が申請者となる場合は、認定通知書は分譲事業者であるハウスメーカーに通知されます。そのため、認定通知書は後日ハウスメーカーから渡されることが多いでしょう。


参考:国土交通省「長期優良住宅のページ


長期優良住宅の申請費用


長期優良住宅の申請時には、別途申請費用が必要となります。条件や地域により申請費用は異なりますが、自分で申請する場合は5〜6万円ほどになるでしょう。


申請手続きは、ハウスメーカーなど施工業者へ依頼するケースもあります。ハウスメーカーなどで申請してもらう場合、代行費用がプラスされるため10万円を超えるケースもありますが、複雑で手間のかかる手続きを、安心して任せられるでしょう。


【関連記事】長期優良住宅とは?条件やメリット、申請時の注意点をわかりやすく解説


長期優良住宅の特徴を知って、理想が叶うハウスメーカーを探そう


大手ハウスメーカーで建てる長期優良住宅の一覧や長期優良住宅の申請費用など概要、メリット・デメリットをご紹介しました。


長期優良住宅は、着工前に所轄行政庁へ必要書類を提出し、「認定通知書」の通知を受けると着工可能です。税制面などメリットも大きいので、検討するとよいでしょう。


長期優良住宅が標準仕様となっているなど大手ハウスメーカーごとの特徴を比較して、理想の家づくりが叶うハウスメーカーを、探してみてはいかがでしょうか。

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