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折り上げ天井での後悔談は?メリット・デメリットを紹介

家選びネット公式 (ie-erabi.net) 2022-07-19
間取り・設備

折り上げ天井とは、天井の中央部分を一段凹ませ、周囲より高くした天井のことを指します。新築一戸建てに折り上げ天井を設けて後悔しないか、心配な方もいるのではないでしょうか。


今回は実際に折り上げ天井にして後悔した体験談とともに、検討中の方が失敗しないために気をつける点をご紹介します。折り上げ天井を検討している方は、是非役立ててください。

折り上げ天井について特徴を詳しく知りたい方はこちら。

折り上げ天井とは?メリット・デメリットや照明選びのコツを紹介

折り上げ天井にして後悔したこと5つ


実際に折り上げ天井のある家に住む方に聞いた、折り上げた天井にしたことで後悔した体験談をご紹介します。


<後悔1>掃除に手間がかかる

「折り上げ天井は段差がある分、掃除がしにくいと感じます。天井が高くなっている部分は掃除用具を最大限伸ばした状態で掃除しなければならず、毎回苦労しています」(30代女性)


折り上げ天井は、フラットな天井に比べて掃除がしにくく、折り上げた部分にほこりが溜まりやすいというデメリットがあります。「天井の掃除に手間をかけたくない」「高いところの掃除に不安がある」という方にとっては、折り上げ天井が後悔の原因となってしまうかもしれません。


<後悔2>照明の交換が面倒

「前の家は通常のフラットな天井だったため、普通の椅子を使って照明交換をしていました。新築で折り上げ天井にしたところ、照明の位置が高くなり、わざわざ大きな脚立を持ってこなければいけないことに苦労しています」(40代男性)


照明の設置場所にもよりますが、折り上げ天井の場合照明交換に苦労するケースもあるようです。憧れていたおしゃれな間接照明を設置したものの、難しい位置にあるため照明の交換が非常に大変だという声も聞かれます。


<後悔3>照明の明るさが足りない

「実際暮らしてみたら、折り上げ天井に設置した照明の明るさが思っていたより暗かったです。家はダイニングに折り上げ天井を採用しましたが、照明が不足して手元が暗く、作業に影響がでています。天井が高くなっている分、明るさが抑えられてしまったようです」(40代女性)


折り上げ天井は天井が高くなる分、照明の位置が通常の天井より高くなります。照明を検討するときは、折り上げ天井を設置する部屋に適した明るさがあるかどうか、また配灯位置は適切かどうかを考えておく必要がありそうです。


<後悔4>上にある部屋の天井高が低い

「折り上げ天井の上にも部屋を作りましたが、2階の天井高が折り上げ天井によって低くなり、圧迫感のある部屋になってしまいました。確かに1階の折り上げ天井の部屋は開放的に感じますが、2階に影響がでてしまって残念です」(20代女性)


折り上げ天井を設けた場合、設計によっては上の部屋の天井高が低くなってしまうケースがあります。 折り上げる高さによるので、一概に低くなるとは言えませんが、折り上げ天井を検討する際は、上の部屋に影響なく設置できるのか確認しておくのがよいでしょう。


<後悔5>天井が薄くなるので、各階の音が響く

「上の階にいる子どもの足音が気になります。リビングの上を折り上げ天井にし、その上を子ども部屋にしました。設計上、折り上げた天井と2階の床が近くなり、リビングに音が響きます。暮らしてみて気が付きました」(30代女性)


折り上げ天井部分は、天井が薄くなります。上の階の床との距離が近くなるため、折り上げ天井のある空間をよりプライベートな空間にしたい方や生活音に敏感な方などは、このようなデメリットがあることを覚えておきましょう。


折り上げ天井は後悔だけじゃない!5つのメリット


ここまで後悔談をもとにデメリットをお伝えしてきましたが、折り上げ天井にはメリットもあります。ここでは、折り上げ天井ならではのメリットについてお伝えします。


<メリット1>おしゃれでスタイリッシュな空間になる

段差のある折り上げ天井は、その特徴を最大限に生かすことによりデザイン性の高いおしゃれでスタイリッシュな空間にすることができます。


例えば、折り上げ天井の折り上げた面を、周囲とは違うアクセントクロス(壁紙)で仕上げる方法があります。木目調のアクセントクロスにすれば、部屋の雰囲気が柔らかい印象になるためオススメです。ほかにも照明にこだわってみてはどうでしょうか。照明付きのシーリングファンは、折り上げ天井にぴったりの照明の1つです。高級感も生まれ、特別な空間となることでしょう。


<メリット2>部屋に奥行きや開放感がうまれる

折り上げ天井は、天井が二段になることで部屋に奥行きが生まれ、空間が広く感じられるメリットがあります。天井が高くなった分、開放感も得られるでしょう。折り上げ天井に構造体の梁を見せ、天井にアクセントを加えてみるのもよいかもしれません。


<メリット3>採光をよくすることができる

天窓や高窓で採光をよくすることができるのもメリットの1つです。折り上げ天井を作る部屋や位置にもよりますが、自然光で十分明るさを取ることができるため、日中は照明をつけなくても明るい部屋にすることができます。リビングなど、日頃過ごすことの多い部屋に採用するとよさそうですね。


<メリット4>デザイン性が高い割に低コスト

比較的導入コストが安価なことも折り上げ天井の魅力です。部屋の広さや設計にもよりますが、追加費用は10万円以下でおさまる場合がほとんど。間取りを変更することなく部屋の雰囲気を変えることができるため、リフォームで取り入れるケースもよく聞かれます。


<メリット5>吹き抜けに比べ、冷暖房効率がよい

新築一戸建てを検討する際、折り上げ天井と吹き抜けを比較する方もいるでしょう。吹き抜けはなんと言っても上の階へと続く開放感が魅力です。しかしエアコンの冷暖房効率が悪く、光熱費が高くなりがちです。


一方折り上げ天井は、吹き抜けに比べて冷暖房の効率がよいメリットがあります。エアコンが効くのが早くて室温調整がしやすいのは魅力と言えますね。


関連記事:【事例紹介】吹き抜けのある家を建てたい!間取りやメリット・デメリット


折り上げ天井を設ける際に意識したいポイント


実際に折り上げ天井を設ける場合、どのような点に気をつけるとよいのでしょうか。ここからは、折り上げ天井を計画する際に役立つポイントをご紹介します。


折り上げ部分の高さは全体のバランスを見て決めよう

折り上げ部分の高さが極端に高いと、部屋全体のバランスが悪くなる可能性が考えられます。取り入れる部屋の広さや、窓の大きさなど、全体の間取りを十分に考慮し、折り上げ部分の高さを決めましょう。


折り上げ天井を活かした照明計画を立てよう

折り上げ天井をよりおしゃれにグレードアップさせたい場合は、折り上げ天井を生かした照明計画を立てましょう。選ぶ照明器具によって、部屋の印象はがらっと変わります。


上でも紹介した照明つきシーリングライトも折り上げ天井にもってこいの照明の1つですが、最近、人気があるのは「ダウンライト」です。器具の存在感がないため、天井面をすっきりとまとまった印象にしたい方にオススメです。ほかにも空間をふんわりと優しく照らす間接照明もよいですね。間接照明はインテリアのテイストを選ばないため、多くの間取りに取り入れやすい照明です。


大手ハウスメーカーで折り上げ天井のある住まいづくり


大手ハウスメーカーでは、折り上げ天井のある新築一戸建てを多く手がけています。これまでの実積や経験から、住みやすい住まいづくりのためのアドバイスを提供してくれるでしょう。展示場に足を運ぶなどして、最適なアドバイスをしてくれる大手ハウスメーカーを見つけてはいかがでしょうか。


関連記事:大手ハウスメーカーの特徴を一覧で比較!検討初期に知りたい基本情報まとめ


折り上げ天井での後悔談を参考にマイホームを検討!


今回は、折り上げ天井にして後悔した方の体験談をご紹介しました。理想的な住まいのかたちは人それぞれ異なるため、失敗の声を参考にしながら家族でしっかり話し合ってみてはいかがでしょうか。


気になることや悩むことは、家づくりの専門家である営業マンに相談するのもオススメです。せっかくのマイホーム、後悔のないようにポイントをおさえて折り上げ天井のある素敵な新築一戸建てを建てましょう。

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