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分譲住宅のメリットとデメリット。購入するときに知っておきたいこと

家選びネット公式 (ie-erabi.net) 2019-02-28
選び方

マイホームの購入を検討する中で、分譲住宅のメリット・デメリットを知りたいと思う方もいるのではないでしょうか。分譲住宅は、土地と建物がセットで販売される一戸建て住宅(建売住宅)として良く知られていますが、費用面などその特徴については詳しく知らない方も多いでしょう。


今回は、住宅購入を検討中の方が知っておきたい、分譲住宅のメリット・デメリットについてご紹介します。


分譲住宅の6つのメリット


メリット1 注文住宅よりも費用が割安

分譲住宅(建売住宅)は、建築会社が広い土地をまとめて購入し分割して販売しているため、住宅検討者は良い土地を安く購入することができます。さらに、建物に必要な木材や設備などもまとめて仕入れられるため、グレードの高い仕様を通常よりも安く取り入れることが可能です。


また、購入時の価格が変動し難いのも分譲住宅のメリットの一つです。分譲一戸建て住宅では既に建物のスペックが決まっているため、注文住宅のように夢のマイホームを実現するためにあれもこれもと張り切って、気がついたら予算オーバーということも起こりにくいでしょう。土地と住宅を同時に購入できるため、手続きの手間も少なく、住宅ローンを組む際の資金計画も立てやすいという特徴もあります。


メリット2 建物を見てから決めることができるため安心

建物がすでに完成している分譲住宅の場合は、実物を見て暮らすイメージを持ってから購入することができるため安心ではないでしょうか。注文住宅の場合だと、イメージと完成形にギャップが生まれる可能性もあるので綿密な確認と計画が必要となります。


メリット3 スケジュールを立てやすい

分譲住宅は、完成済みの一戸建て住宅を購入できるので、契約から入居までのスケジュールに変動が起こりにくいメリットがあります。分譲住宅の中には家具付きで販売されている建物もあるので、引っ越してからスムーズに新生活を始めることも可能です。明確な入居希望日がある場合は分譲住宅がおすすめです。


メリット4 統一感と個性が備わる街づくり

分譲住宅が大型分譲地内にあるのならば、分譲地の開発時に街づくりの計画までされるため、統一感と個性を備えた街が生まれます。また、街の好みが似た人が集まれば、気の合うご近所友達が出来る可能性も高まるでしょう。分譲住宅地は建物だけではなく、街全体を我が家として感じられるような環境です。


メリット5 多くの人に受け入れられるデザイン

分譲住宅(建売住宅)は、不特定多数に向け販売されるため、多くの人に支持される間取りやデザインが採用されています。マイホームだからこそ自分たちだけのこだわりを反映したくなることもあると思いますが、長年住むと、好みが変わって違和感を感じてしまうかもしれません。また、さまざまな事情により購入した分譲住宅を売却する場合でも、間取りにこだわりがあり過ぎる家に比べ、多くの人に支持される間取りであれば、買い手がつきやすいのではないでしょうか。


メリット6 建物の資産価値が下がっても土地の価値が残る

分譲住宅の購入を検討されている人の中には、分譲マンションと悩まれる方もいるかもしれません。分譲マンションも、賃貸物件とは異なり資産として手元に残るという点においては、分譲住宅と同じでしょう。分譲住宅にしろ分譲マンションにしろ、築年数とともに資産価値は下がってしまいますが、分譲住宅の土地は減価しません。


分譲住宅の4つのデメリット


デメリット1 外観や間取りを選べない

分譲住宅(建売住宅)は外観や間取りを自由に選べない場合が多く、自分たちが思い描く家をそのまま形にしたいと考えている人にとっては最大のデメリットです。基本的に、建築前・途中だとしても建物の間取りやデザインを変更することはできません。


販売戸数が多い分譲地であれば自分たちにぴったりの分譲一戸建て住宅を見つけられる可能性もありますが、家の細部にまで強い希望やイメージがある場合は、100%思い通りの家を見つけるのは難しいかもしれません。


デメリット2 施工会社が決まっている

納得のいく家を見つけられたとしても、不安が残るのは住み始めてからのアフターフォロー。完成当初は良くても、肝心の住み心地が維持できるかは住んでからのメンテナンスが重要です。出来る限りアフターフォローがしっかりしている会社を選びたいところですが、分譲住宅の場合は施工会社が決まっており、後から変更することはできません。


デメリット3 建てたばかりの家に住めないことがある

分譲住宅(建売住宅)は誰かが購入することを前提に、販売側が決めたスケジュールに沿って建てられます。購入者が決まっているわけではないので、売れ残った場合は建築年数が経過している場合もあります。建てたばかりの新築の家に住みたい人は注意が必要です。


デメリット4 工事の経過を見ることが出来ない

分譲住宅(建売住宅)の場合は完成後の家を購入することになるため、家が建てられる経過を見ることができません。実際に入居する人がいない状態での施工になるため、信頼できる施工主でなければ安心できないかもしれません。


分譲住宅の購入はこんな人におすすめ


分譲住宅(建売住宅)は、決まった予算の中で家を購入したい人におすすめです。予期せぬ費用がかかることがないので安心ですし、住宅購入にかかる初期費用を削減することで、新生活をスタートしてから好きなことにお金をつかうことができます。


また、入居希望日は決まっているけど、多忙だったり、遠方に住んでいたりする人にもおすすめです。分譲住宅であれば建物のスペックが決まっているため、綿密な計画を練って打ち合わせをする必要がありません。実物を見に現地まで行く時間が確保できない場合は、写真や動画で確認をしたり、家族に頼んで見学に行ってもらったりすることで印象を掴めるでしょう。


細かく具体的な住みたい家のイメージがある人は、注文住宅の方が良いでしょう。相性の良い建築家を探して想像を形にすることができれば、あなたの思い描くドリームホームが出来上がるはずです。逆に、間取りやデザインはある程度スタンダードなもので、インテリアをこだわりたいと考えている人には分譲住宅がおすすめです。多くの人から愛される飽きがこないデザインだからこそ、様々なインテリアを活かして家をコーディネートすることができるでしょう。


分譲住宅(建売住宅)のメリット・デメリットを理解して住宅購入を


今回は分譲住宅(建売住宅)のメリットとデメリットをご紹介しました。分譲住宅は費用が割安で建物を見てから決められるため安心感があるなどのメリットがあります。一方で、間取りを自由に選べないなどのデメリットがあることも知っておきましょう。


分譲住宅のメリット・デメリットを参考にして、今後の住まい選びを検討してみてください。十分納得して購入したい一戸建て住宅を選べるとよいですね。


関連記事:分譲住宅の意味とは。分譲住宅を選ぶメリット・デメリットを紹介

関連記事:ハウスメーカーの建売住宅を購入するメリット・デメリットは?注文住宅との比較も

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