建坪とは?2階建ての計算例や「坪単価」「延床面積」「建築面積」との関係

基礎知識 2020-08-20
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「建坪とはどのような意味?」「2階建ての建坪の計算方法は?」と疑問を持つ人もいるのではないでしょうか。建坪と延床面積や坪単価の関係など、気になることもあるかもしれません。今回は「建坪」の意味のほか、建坪の計算で用いる「建築面積」をチェックするときのポイントをわかりやすく解説します。


建坪とは?意味や2階建ての計算例


注文住宅を建てるとき、家の間取りや庭の広さなどを考える際に「建坪」という言葉を使うことがあります。「建坪20坪、坪単価は40万円」などと聞かれることもありますが、「建坪」とはいったいどのような意味なのでしょうか。


建坪とは「建築面積」または「1階の床面積」の坪数を指す言葉

建坪とは、建物を真上から見たときの面積(水平投影面積)である「建築面積」を坪数に換算したものを指すのが一般的です。しかし、建築基準法で定められている言葉ではないため、建坪の定義はあいまいで、施工会社によっては「1階床面積の坪数」という意味で使うケースもあるようです。


「1階床面積」とは、その言葉通り1階の床面積を表しますが、多くの場合「建築面積」の方が「1階床面積」より大きくなります。家づくりで失敗しないためには、依頼先に「建坪」の使い方の定義をしっかり確認しておくことが大切になるでしょう。


建坪の計算例

ここでは建坪を「建築面積の坪数」と仮定した場合の、建坪を計算方法をご紹介します。1平米(㎡)は0.3025坪に相当するため、計算式は以下の通りです。


建築面積(㎡) × 0.3025 = 建坪


例えば、建築面積が50平米(㎡)の場合

50㎡ × 0.3025 = 15.125

となり、建築面積が50平米の建坪は約15坪であると分かります。


同じ建坪の2階建てでも坪単価は物件によって異なる

注文住宅などを購入する際、同じ建坪の物件でも「坪単価」に違いがあるのか気になる方もいるのではないでしょうか。坪単価とは「一坪当たりの建築費」のことを指し、計算式は以下の通りです。


建物の本体価格 ÷ 延床面積(㎡) = 坪単価


建物の本体価格には、基礎工事代や大工さんの手間賃のほか、設備や内装、外壁、建具などの価格も含まれます。設備などのグレードを上げれば、当然本体価格も上がることになります。したがって、おなじ建坪、延床面積の2階建てでも、建物の本体価格の違いによって、坪単価は変わってきます。


建坪の算出に必要な「建築面積」を確認するときのポイント


建坪の算出に必要な「建築面積」は、建ぺい率を計算する際に必要な面積です。建ぺい率とは、敷地面積(=土地面積)に対する建築面積の割合を指し、風通しや防災の観点から地域ごとに割合が定められています。建築基準法上、定められた建ぺい率をオーバーする物件を建てることはできません。ここでは、家づくりで重要な「建築面積」をチェックするときのポイントを解説します。


1階より2階が広い場合は2階の面積が建築面積となる

建築面積とは、建物を真上から見たときの外周で求めた面積(水平投影面積)のことを指します。1階より2階の面積が広い場合は、2階の面積がその物件の建築面積となることを覚えておきましょう。


吹き抜けは建築面積に含まれる

吹き抜けがある場合も天井または屋根があるため、建築面積に含まれます。しかし、各階の床面積を合計した延床面積を算出する場合は、例外を除き吹き抜けは算入されないため、間違わないよう注意しましょう。


庇(ひさし)やバルコニーが1m以下の場合は建築面積に含まれない

庇やバルコニーは壁や柱よりも外側に突き出しているケースは、この部分が建築面積に含まれるのか気になるのではないでしょうか。建築基準法によると、突き出ている部分が1m以下の場合は建築面積に含まれません。ただし、1m以上突き出している場合は、突き出している部分の先から1m後退したところまでが建築面積に含まれます。


屋根のある「中庭」「カーポート」は建築面積に含まれる

建築基準法によると、建築物とは屋根と柱、もしくは壁がある構造のものを指します。したがって、屋根のない中庭や駐車場であれば建築面積に含まれませんが、屋根のついた中庭やカーポートは建築面積に含まれます。


また、注文住宅を建てる際には、建ぺい率に加えて容積率などの規制があります。これらの割合によって建てられる家の大きさが異なるため、あらかじめ建てたい土地の建ぺい率や容積率を確認しておくとよいでしょう。

建坪を理解してハウスメーカー選びをしよう


注文住宅を建てる際、ハウスメーカー選びで悩んでいる人もいるのではないでしょうか。「建坪」の定義はハウスメーカーによって異なるケースがあるほか、「坪単価」もそれぞれです。ハウスメーカーに相談する際には、「建坪」の定義をしっかり確認し、住宅の広さと予算のイメージを正しく持つことが大切になることを覚えておきましょう。


建坪の意味や計算方法を知って新築住宅の検討を


今回は、建坪とはどのような意味なのかや、2階建ての場合など具体的な計算方法をご紹介しました。建坪とは、建築面積を坪数に換算したものを指しますが、建坪が同じでも物件によって「坪単価」は異なることを覚えておきましょう。


また、建坪が表す「建築面積」は、建ぺい率を計算する上で必要な面積です。ポイントを抑えて、家づくりの際にはしっかりチェックしましょう。注文住宅を検討する際には、建坪の定義を確認し、住宅の広さや予算を正しくイメージできるとよいですね。


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