建売住宅の寿命は?30年以上住むために知っておきたい建売の選び方

基礎知識 2020-10-30
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「建売住宅の寿命や耐久性はどのくらい?」「注文住宅と比較して短いのでは?」と気になる人もいるのではないでしょうか。外壁などのメンテナンスが住宅寿命を延ばすために大切だと言われていますが、その他に寿命を延ばすポイントはあるのでしょうか。今回は、法律による10年保証などの話を交え、建売住宅の寿命について解説してます。


建売住宅とは?建売の中には30年以上暮らせる物件もある


建売住宅とは、土地と建物がセットになって販売されている物件のことを言います。施工中または、すでに建てられた状態で販売されているのが特徴ですが、どのくらい暮らせるのか「建売住宅の寿命」が気になる方もいるかもしれません。


木造一戸建ての法定耐用年数が22年であることから、住宅の寿命は20年程度と考える方が多いようです。しかし、耐用年数は、あくまで税務上減価償却処理するときの基準として設けられた年数であり、それが住宅の寿命となるわけではありません。


近年では、築30年以上の中古建売住宅が売りに出されているのも、よく見かけるようになりました。これらの中には、入居前にリフォームやメンテナンスが必要なケースもありますが、暮らし方次第で、建売住宅は30年またはそれ以上の年月を快適に過ごすことができるでしょう。


関連記事:建売住宅とは?購入のメリットや注文住宅・分譲住宅との違いを比較


建売住宅と注文住宅の寿命は変わらない


建売住宅と注文住宅を比較したとき、「よりコストがかかる注文住宅の方が、建売に比べて耐久性が高く寿命が長いのでは?」と考える方もいるかもしれません。しかし、住宅に関するさまざまな法律が整備されている現在、建売住宅と注文住宅の寿命は、それほど変わらないと言われています。その理由を、建売住宅の品質を担保する2つの法律に基づいて解説します。


建築ルールを定めた「建築基準法」

新しく家を建てるときには、住宅の種類にかかわらず建築基準法に従って建築しなければなりません。建築基準法とは、耐震基準を満たしているかなどを確認する施工前の建築確認申請や施工後の完了検査など、建物を建築する際に守らなければならない最低限のルールを定めた法律です。


建築基準法を遵守していない建物は違法建築として扱われるため、完了検査済を証明する「検査済証」が確認できれば、耐震性や耐久性など一定の住宅品質は保証されていると言えるでしょう。


10年保証を定めた「住宅品確法」

住宅の品質を守るために「住宅品確法(住宅の品質確保の促進等に関する法律)」という法律もあります。2000年4月に施行された品確法では、耐震性など住宅性能を明らかにする「住宅性能表示制度」や「新築住宅の10年保証」について定められています。


品確法によると、物件引き渡し後10年以内に「住宅の柱や壁など構造耐力上主要な部分」や「屋根など雨漏りを防ぐ部分」で欠陥などの瑕疵が見つかった場合には、売主が無償補修などをしなくてはなりません。この法律ができたおかげで、手抜き工事などが大幅に減ったと言われています。


建売住宅の寿命が決まるポイント


建売住宅の品質がある程度保証されていると言っても、建売住宅の寿命の長さは、さまざまな条件によって変わります。ここでは、建売住宅の寿命を左右するポイントを解説します。


建築材料の品質や施工技量

建築材料や施工の品質が良ければ、建売住宅の耐久性が高くなり、寿命はより長くなるでしょう。しかし、建売住宅の場合、すでに建築済みの物件も多く、建築工程を自身の目で確かめることができない場合が多いのも現実です。建売住宅の見学時は、内装などに目が行きがちですが、建築材料や建築工程などを売主にしっかり確認し、納得して購入したいですね。


入居後のメンテナンス

家が劣化した場合のメンテナンスも、建売住宅の寿命を左右する重要なポイントです。建売住宅の場合、建築材料や施工はすでに決められた状態ですが、メンテナンスはご自身の判断で行うことが可能です。


大きなメンテナンスだと、築10年前後で外壁や屋根の塗装を、築10年から15年で給排水管といった設備機器の更新を行うケースが多いようです。費用はかかりますが、しっかりメンテナンスを行うことで、住宅寿命を延ばすことできます。


長く暮らすための建売住宅の選び方


建売住宅を購入するなら、安心安全に末永く暮らしたいですよね。ここでは、建売住宅を選ぶときのポイントをご紹介します。


土地や地盤が安全な場所を選ぶ

建売住宅を選ぶ場合には、土地や地盤の安全性を確認することからスタートするとよいかもしれません。いくら立派な建物であっても、購入後に建物が傾くなど地盤の問題が出てきてしまっては、その対応に多額のコストがかかってしまいます。


建売住宅の検討時には、どのような立地であるか地図で確認したり、インターネットや自治体などで地盤のデータをチェックしたりしておくと安心ではないでしょうか。


内覧時に気になる箇所がないか確認

気になる建売住宅が見つかれば内覧をすることになりますが、購入後の後悔がないよう、しっかりチェックすることが大切です。床材やドアなどは質感を確かめるほか、どのような建築材料が使われているのか、説明を受けましょう。また、住宅で故障やトラブルが起きやすい水回りは、将来のメンテナンスに備えて備品を取り扱っているメーカーを確認しておくと安心です。


大手ハウスメーカーで寿命の長い建売住宅を購入しよう


大手ハウスメーカーは、注文住宅だけでなく建売住宅(分譲住宅)も手掛けているのをご存知でしょうか。ハウスメーカーは、一戸建て住宅を建てるために適した土地を仕入れ、しっかりとした土台を造成し、隣接する建物との関係を考えながら、末長く快適に人々が住まう建物と街を創っています。


耐久性や耐震性の高い建売住宅を強みにしているメーカーもあるでしょう。ぜひ大手ハウスメーカーの分譲地や分譲住宅を見学しに出かけてみてはいかがでしょうか。


寿命の長い建売住宅を購入するときは、品質やメンテナンスがカギ


今回は建売住宅の寿命についてご紹介しました。現在では、住宅に関する法律が整備されているため、建売住宅と注文住宅の寿命はそれほど変わらないと言われています。建売住宅の寿命をより長く延ばすには、建築材料や施工の品質がよいものを選ぶことで耐久性を高め、劣化した場合には外壁などの定期的なメンテナンスを行うことが大切です。


気になる建売住宅が見つかれば、後悔のないようしっかり内覧をし、入居後はこまめな点検を実施するように心がけましょう。末永く快適に暮らせる建売住宅を購入できるとよいですね。


関連記事:一戸建て住宅の寿命はどのくらい?木造と鉄骨の寿命の違いやリフォームに必要な修繕費

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