30坪・40坪の注文住宅、価格相場は?費用の内訳や建築実例を紹介

基礎知識 2021-10-29
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30坪・40坪の注文住宅における価格相場や、オプション費用をかけた場合の建築予算など、家族の世帯年収でどのような家が建てられるのか気になる方もいますよね。今回の記事では、平均的な注文住宅の価格相場や坪単価のほか、2000万円台、3000万円台、4000万円台でそれぞれどのような家が建てられるのか、予算を立てるときのポイントとともにご紹介します。


注文住宅の価格相場はいくら?


注文住宅の相場は「土地なし」3,534万円、「土地あり」4,397万円

注文住宅の価格相場はいくらでしょうか。住宅金融支援機構の2020年度フラット35利用者調査によると、注文住宅購入のための平均所要資金は次のようです。


<土地なし注文住宅>

全国平均 3,534万円

首都圏 3,808万円


<土地あり注文住宅>

全国平均 4,397万円

首都圏 5,162万円


「土地なし」「土地あり」いずれの場合も、注文住宅の所要資金は前年度を上回っています。また、全国平均と首都圏での所要資金を比べると、同じ注文住宅でも地域間で購入価格に違いがあることがわかります。


30坪・40坪の注文住宅、坪単価の相場目安は93万円 

注文住宅本体の平均延床面積は124.4㎡(124.4㎡÷3.3㎡/坪=約38坪)です。先述した注文住宅の全国平均価格3,534万円を、坪数38坪で割ると、坪単価93万円が算出できます。


つまり、住宅価格と延床面積の平均をもとに計算した場合、約38坪の家を建てるための坪単価は「93万円程度」とわかります。しかし、この数字はあくまでも平均値であることを理解しておきましょう。ローコスト住宅なら、最低坪単価30万円台から建築可能なハウスメーカーもあります。


また、「坪単価の計算方法に厳密なルールはない」「建築する地域やハウスメーカー、工法などによって、坪単価の相場は違う」ことなどから、平均坪単価は依頼先を選ぶ目安として、参考程度にとどめておくとよいでしょう。


参考:住宅金融支援機構「フラット35利用者調査


注文住宅にかかる費用の内訳


注文住宅を建てる場合、どのような費用がかかるのでしょうか。ここでは、具体的な費用の内訳を解説します。


土地の購入にかかる費用

注文住宅を建てる場合は、土地を準備しなければなりません。親から譲り受けられる場合は、土地費用は不要となりますが、そうでない場合は購入する必要があります。


土地は地域によって価格差があり、都内の土地を購入するとなると、高額になるケースが多いでしょう。家を建てるために土地の整備や地盤改良が必要な場合は、購入費以外の工事費用が必要なことを覚えておきましょう。


住宅の建築費用

注文住宅の建築費用には「本体工事費用」「別途工事費用」「設計料」などが含まれます。本体工事費用は、建物本体を建てるためにかかる費用で、家づくりにかかる全費用の約75%を占めます。


別途工事費用は、外構工事や照明器具工事などにかかる費用ですが、プランやオプションの有無、工法などによってかかる費用は大きく異なります。設計料は住宅の基本的な計画から建築設計、工事が設計どおりに行われるかの工事監理業務までを含む対価のことです。


建築工事費用(本体工事費用+別途工事費用)の10%程度が目安と言われています。ハウスメーカーや工務店、ビルダーなど、依頼先によっても費用に違いがあるため、資料請求などをして比較してみるとよいでしょう。


関連記事:注文住宅の費用相場はいくら?内訳や予算シミュレーションのポイント


諸手続きにかかる費用

注文住宅の購入にあたって、印紙税や登録免許税などの税金や、登記費用、住宅ローンの手続き費用、引越し費用などのお金がかかります。これらをまとめて「諸費用」と言います。注文住宅建築の資金計画を立てる際には、建築費用だけでなく諸費用を含めた総額を知っておくことが大切となります。


関連記事:注文住宅の諸費用。シミュレーションでわかる準備すべき費用の内訳


【2000万円・3000万円・4000万円】予算別に注文住宅建築のポイントを解説


世帯年収や家族の人数など、家庭の状況によって住宅にかけられる予算はそれぞれですよね。ここでは、建築費用の予算別にどのような家が建てられるのか、注文住宅建築時のポイントをご紹介します。


2000万円台の注文住宅

2000万円台の建築予算は、平均的な建築コストよりも少ない予算になるため、予算配分を明確にして、コストダウンできる場所を見極めることが大切です。


例えば、1階と2階の面積がほぼ等しい「総2階の家」は、構造がシンプルになるため建築費用が抑えられます。このほか「屋根の形状はできるだけシンプルにする」「内装や設備、収納スペースなど、部屋の中でコストダウンできそうな箇所を探す」ことも家づくりのポイントです。


ある程度の敷地面積がある土地を持っているのであれば「平屋」にして、建築コストを抑えることもできます。平屋の場合、2階建てと同程度の延床面積にしようとすると、屋根と基礎の施工面積が広くなり、かえって建築コストが高くなることもあります。


平屋建てでコストダウンをするには、敷地面積を抑え部屋の間取りや設備を工夫するのがポイントです。


3000万円台の注文住宅

3000万円台の建築予算は全国平均予算に近い金額で、平均的なグレードの家を建てられるでしょう。予算配分にメリハリをつければ、部屋に床暖房を設置したり床材を質の良いものにしたりするなど、マイホームのオプションを検討することも可能です。


一方で、平均的な価格帯であるがゆえに、プランや設計の選択肢が多く、悩みどころが多くなってしまうケースも。住まいに対する優先順位を家族でしっかり話し合うことがポイントとなりそうです。


4000万円台の注文住宅

4000万円台の建築予算は、平均予算を上回る金額なので、家族のこだわりを反映したグレードの高い住宅を建てられるでしょう。例えば、外観や部屋の内装、収納や水回りなど、さまざまな箇所にオプション費用をかけて、理想的で過ごしやすい空間を作り上げられます。。


家自体の形も、シンプルなもの以外に、凹凸のある複雑な構造を選ぶこともできます。妥協点を見つけるのではなく、こだわりたい部分をしっかり見極めて、後悔のない家づくりができるとよいですね。


関連記事:マイホームのおすすめオプションは?オプション費用で後悔しないハウスメーカー選びのポイント


30坪・40坪の土地に二世帯住宅を建てることも可能!


最近では、祖父母・子・孫の三世代で住む「二世帯住宅」が再び注目されつつあります。40坪程度の敷地面積があれば、2世帯で広々と空間を使える家づくりも可能でしょう。30坪の土地であっても、部屋の間取りや空間づくり、収納などを工夫することで住み心地のよい二世帯住宅を建てることはできます。


二世帯住宅とすることで、住宅費用の返済など資金面で協力できるメリットもあるため、選択肢の一つとして検討してみてはいかがでしょうか。


関連記事:三世代同居のメリット・デメリット。二世帯住宅を建てるときのポイントも紹介


住宅購入の予算を立てるときのポイント