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注文住宅を購入!流れや期間のポイントを解説

家選びネット公式 (ie-erabi.net) 2020-10-29
基礎知識


注文住宅を購入するときの流れについて解説します。契約や住宅ローンの申込のタイミングなど、いつ打ち合わせていくか気になる方もいるのではないでしょうか。土地なしの場合は、土地探しをいつからスタートするのかなど、段取りを知りたい方もいるかもしれません。今回の記事では、注文住宅の購入を決めてから引渡しまでの流れを、分かりやすくご案内します。


注文住宅購入の流れと期間


注文住宅の検討を始めてから、家を建て入居に至るまでに、どのくらいの期間がかかるのかご存知でしょうか。家選びネットで集計したデータによると、資料請求から入居までにかかる平均期間はおよそ12ヶ月です。



家づくりの進め方や工法によって入居までにかかる時間は大きく異なりますが、一般的な家づくりの流れは上図のようなイメージです。予算検討から着工に至るまでの準備に6~9ヶ月、着工から引渡しまでに3~5ヶ月程度かかると考えておきましょう。ここからは、それぞれのステップにおける具体的な流れやポイントを解説します。


<ステップ1>予算やマイホームに求める条件を検討


頭金や住宅ローンを含めた予算を検討。資金計画を立てよう

住宅の購入は、手持ちのお金で支払う「頭金」と「住宅ローン」でまかなうのが一般的です。頭金は、親からの援助やご自身の貯金などから用意することになります。住宅ローンは、ファイナンシャルプランナーや建築会社の担当者などに相談し、資金計画を立て無理なく返済できる金額を借入れることが大切です。


関連記事:マイホーム貯金はいくら必要?貯金方法のポイントや残す金額を解説


関連記事:予算決定前に知っておきたい住宅購入者の「予算と購入金額の差」


理想のマイホームのイメージしよう

注文住宅は、住みたい土地に自由な設計で家を建てられるのが最大の魅力です。住みたいエリアや、学校やスーパーといった周辺環境など、住宅に求める条件を考えましょう。出てきた条件に優先順位をつけておけば、その後の家づくりで悩んだときに役立つでしょう。


関連記事:後悔しないために!家族でやりたい一戸建て購入時の要望整理


<ステップ2>土地探し・建築会社選び


土地なしの場合は、土地選びからスタート

土地ありの場合は、注文住宅を建てる施工会社を選ぶステップとなりますが、土地なしの場合は、土地探しから始めることになります。土地探しはインターネットや不動産会社に依頼するほか、建築を希望するハウスメーカーに依頼することも可能です。ご自身に合った方法を選びましょう。


関連記事:マイホームの土地探し。探し方のポイントや期間、方法など


ハウスメーカー?工務店?施工会社を選ぼう

土地探しと並行して、家を建てるための施工会社を探しましょう。住宅の建築はハウスメーカーや工務店、ビルダーや設計事務所に依頼することができます。資料請求をして比較をしたり、住宅展示場を見学したりするなどして、理想のマイホームづくりができそうな施工会社を探しましょう。


関連記事:大手ハウスメーカーの特徴を一覧で比較!検討初期に知りたい基本情報まとめ


<ステップ3>施工会社と打ち合わせ。プラン検討や見積もり


施工会社が決まったら、プランや間取りの打ち合わせを行い、仕様や設備を確認して見積もりを提示してもらいます。より詳細なプランは契約後に打ち合わせることになりますが、このときにマイホームに対する希望をしっかり伝えておくと、最終金額との乖離が少なくなるでしょう。施工会社によっては、この時期に敷地調査も行います。


関連記事:マイホームの間取りで後悔したこと、成功したこと。リビングやキッチン、収納など


<ステップ4・5>仮契約・工事請負契約


仮契約時のポイントと注意点

設計プランや見積もりに納得できたら、仮契約(申込み)に進みます。施工会社によっては、このときに申込金として5~10万円程度の支払いが必要な場合もあります。仮契約後は、より詳細な打ち合わせを経て、設計や見積もりの修正を行いプランを固めていきます。


同時に、住宅ローンの事前申込みを行い、借入先の金融機関も決定します。費用の支払い時期は、工事着手金、中間金、完成引渡し金の3回に分けられるケースが多いですが、施工会社によって支払いのタイミングが異なることもあります。支払い時期と融資のタイミングを早めに確認しておくと安心ですね。


工事請負契約時のポイントと注意点

設計プランが固まったら、工事請負契約となります。契約の際には「工事請負契約書」などの書類を受け取り、説明を受けることになりますが、当日にすべてをチェックし理解することは難しいでしょう。事前にコピーなどの写しをもらい、質問事項をまとめておくと、スムーズに契約を進められられそうです。


最終的なプランが決定したら、設計などが法令に適合しているかを確認する「建築確認申請」を行います。合格すれば建築可能となりますが、申請後にプランを変更するとなると、改めて時間や費用がかかってしまうので注意しましょう。


<ステップ6・7>着工から竣工・引渡しへ


着工前後には地鎮祭や上棟式を行うケースも

最終的な契約が完了したら、建物の工事を開始する「着工(ちゃっこう)」に進みます。着工前には、今後のお付き合いを見据えて、近所に挨拶へ行くことをおすすめします。このほか、着工前には安全祈願のための地鎮祭を、骨組み完成後には上棟式を実施することもあります。


竣工から引渡しまでのポイントと注意点

工事が完了して建物ができあがることを「竣工(しゅんこう)」と言います。竣工したら、住宅が建築確認申請のとおりに建てられているか確認する「完了検査」をうけ、合格すれば「検査済証」が交付されます。


新築住宅に不具合などがないか施主が立ち会って確認します。傷や不具合を見つけた場合は、このタイミングで修理してもらいましょう。最終的なチェックが終われば「引渡し」となります。


住宅展示場へ行って、入居までのイメージづくり!


ハウスメーカーで注文住宅を建てたいと考えている方もいるのではないでしょうか。「家づくりがなかなか進まない」という方は、住宅展示場へ行って最新の住まいを見学してみたり、営業マンに相談してみたりすると、具体的なイメージが湧きやすいでしょう。


家づくりに関して多くの実績がある営業マンなら、家づくりの流れについてのほか、住宅ローンなどお金に関するアドバイスも期待できます。予算にあった理想のマイホームを建てられるハウスメーカーが見つかるとよいですね。


注文住宅購入時の流れを知って、家づくりをはじめよう


今回は、注文住宅購入の流れをご紹介しました。注文住宅は希望に合わせて、住む場所やプランを選べるのが魅力です。建売住宅に比べて検討することが多いので、どのようなステップがあるのか知っておくと、資金計画が立てやすくスムーズに家づくりを進められるのではないでしょうか。


家づくりをスタートしたら、タイミングをみて費用の支払い時期や住宅ローンの借入れ時期などを確認しておくこともポイントです。注文住宅購入時の流れを理解して、後悔のないマイホームを建てられるとよいですね。

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