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建売住宅とは?購入のメリットや注文住宅・分譲住宅との違いを比較

家選びネット公式 (ie-erabi.net) 2023-01-20
基礎知識

建売住宅とは、土地と建物をセットで販売している物件のこと。具体的なメリット・デメリットや分譲住宅・注文住宅との違いを知りたいと思っている方もいるのではないでしょうか。今回は、建売住宅の意味や特徴、大手ハウスメーカーで建売住宅を購入する魅力などをご紹介します。新築一戸建てを購入する際の参考にしてみてください。


建売住宅とは。意味や分譲住宅との違い


まずは、建売住宅の意味や、分譲住宅との違いを確認していきましょう。


建売住宅とは、土地と建物をセットで販売している物件のこと

建売住宅とは、土地と建物がセットになっている物件のことです。不動産会社やハウスメーカーが土地を仕入れて、そこに住宅を建てて販売します。以前は建築済みの物件販売が主流でしたが、近年では、建築中や着工前など未完成の状態から販売する物件もみられるなど、販売されるタイミングはさまざまです。しかし、どの場合も設計プランが確定して販売されているのが建売住宅の特徴と言えるでしょう。


分譲住宅とは、分譲地に建つ建売住宅のこと

分譲住宅とは、分譲地に建てられて販売される物件のことを指します。分譲住宅はすでに建てられた状態で販売されることも多いため、「建売住宅」とほぼ同じ意味合いで使われることも多いでしょう。


ちなみに分譲地とは、住宅が建てられるようにインフラや区画整備が行われた土地のことを言います。30区画以上ある大規模分譲地や10区画未満の小規模分譲地があり、大規模分譲地の場合は住宅だけでなく、統一された美しい街並みの形成も期待できます。


関連記事:分譲住宅の意味とは。分譲住宅を選ぶメリット・デメリットを紹介


建売住宅と注文住宅の違い


一戸建てを検討している方のなかには、建売住宅と注文住宅の違いが気になる方もいるでしょう。ここでは、建売住宅と注文住宅の違いなどを紹介します。


注文住宅とは、自由に設計し建築する一戸建てのこと

注文住宅とは、間取りや工法、設備や内装などを自分好みに自由に設計し建築する一戸建て住宅のことを言います。建売住宅とは異なり、土地を持っていない場合は、土地探しからのスタートになります。


注文住宅を建てるときは、不動産会社から土地を購入し、自分の好きなハウスメーカーや工務店に、設計や施工をまとめて依頼する方法が多いでしょう。場合によっては、建築士に設計を依頼し、施工は別の会社に建築してもらうケースなどもあります。


関連記事:注文住宅を新築するメリット・デメリット。建売住宅との違いとは


「建築条件付き土地」を契約するときの注意点

土地探しをしていると、不動産会社の広告などで「建築条件付き土地」という言葉を目にすることがあるかもしれません。「建築条件付き土地」とは、決められた施工会社で住宅を建てる必要がある土地のことを言います。つまり「建築条件付き土地」を購入する場合は、土地の取引だけでなく、建築についても同時に契約することになると覚えておきましょう。


建売住宅のメリット。注文住宅との違いを比較!


土地と建物がセットで販売している建売住宅のメリットはどのような点でしょうか。注文住宅と比較しながら、4つのメリットをご紹介します。


<メリット1>注文住宅と比べ、購入価格が安い。値引きがあることも

一般的な住宅市場では、建売住宅は注文住宅に比べて購入価格が安い傾向にあります。建売住宅の場合、建築会社が土地をまとめて購入し、決まったプランの住宅を一度に複数建てます。そのため、建材など材料調達をまとめてできる分コストを抑えられ、住宅にかける費用を削減できるのです。


また、建売住宅の中で売れ残り物件があれば、値引きをしてもらえる可能性も。値引き交渉に必ず応じてもらえるとは限りませんが、タイミングによっては安く住宅購入できるケースもあるため、相談してみるのも一つの方法でしょう。


関連記事:建売住宅の売れ残り。気になる理由と購入のメリット・デメリット


<メリット2>注文住宅と比べ、早く住み始めることができる

建売住宅は、比較的早く住み始めることができるのもメリットです。自分で間取りや建材、設備などを一つひとつ決める必要がありません。家を建てるための事前準備や手続き等に時間をかけずに一戸建てを購入できるでしょう。


注文住宅の場合は、土地購入から始まり、設計プランを一から考える必要があります。そのため、はじめての資料請求から入居までの家づくりにかかる期間は平均1年程度と言われています。すぐに住み始めたい人や引っ越し時期を決めている人は、建売住宅がおすすめです。


関連記事:新築一戸建ての建築期間はどれくらい?スケジュールや大切にしたいポイント


<メリット3>注文住宅と比べ、暮らしをイメージしやすい

購入前に内装や間取りを見学できる建売住宅は、新しいマイホームでの暮らしを具体的にイメージしやすいでしょう。注文住宅を購入した方の中からは、実際に暮らし始めて「イメージと違った」「住んでみて間取りに失敗した」といった後悔の声も聞かれます。


建売住宅なら、建物の細かい部分まで確認できるため、イメージと違ったという後悔を回避しやすいのではないでしょうか。


<メリット4>注文住宅に比べ、住宅ローンの手続きがスムーズに進む

同じ戸建て住宅であっても、建売住宅と注文住宅は住宅ローンの借り方が異なります。住宅ローンは通常、住宅が完成した時に融資が実行されます。建築済み、または建築プランがある程度決まっている建売住宅は、マンションや中古住宅と同様に、土地と建物分を一体にして住宅ローンを借りられます。そのため、融資の手続きがスムーズに進むでしょう。


一方で、注文住宅は、土地を持っていない場合、まずは土地を購入することになります。しかし、土地代や着工費など建築途中に支払いが必要になった際、住宅ローンの資金はあてられません。住宅ローンの契約以外に、住宅ローンを担保とした融資(つなぎ融資)が必要になるため、借り入れに関する手続きがより複雑になってしまうのです。


建売住宅のデメリット。注文住宅との違いを比較!


メリットが多く魅力的な建売住宅ですが、購入時に知っておきたい注意点もあります。注文住宅と比較した3つのデメリットをご紹介します。


<デメリット1>完成済みの物件は工程チェックをできない

建売住宅購入のデメリットとして、家が出来上がっていく過程をチェックができない点が挙げられます。「購入した物件が欠陥住宅だった」ということを避けるためには、契約前に、地盤調査や地盤改良、完成検査などに関する証明や書類、完成後の保証について、住宅を販売する会社に提示してもらい詳しく説明してもらうようにしましょう。


きちんとした第三者の視点で検査をしてもらい購入の判断材料にしたいという場合は、住宅のコンディションについて調査する「ホームインスペクション」を依頼するという方法もあります。


<デメリット2>間取りの自由度が低く、似たような住宅になりがち

建売住宅の場合は、設計プランがすでに決定しており、間取りや設備などを自由に選べないことが一般的です。複数の家が並ぶ分譲地では、見た目が似ている家が並ぶこともあります。そのため、こだわりを出したいと考える人には物足りなさを感じるケースもあるかもしれません。


しかし、近年ではそのようなデメリットを解消するため、設備の仕様を選択できたり、壁紙の色を変更できたりとセミオーダーが可能な建売住宅も増えてきました。


<デメリット3>場所を選ぶことができない

建売住宅は土地と建物がセットになっているため、物件を気に入ったとしても、立地を選ぶことはできません。注文住宅の場合は土地選びからできますが、建売住宅の場合は、すでに用意された選択肢の中から、マイホームを選ばなければならないことがデメリットの一つと言えそうです。入居後に、立地で後悔しないためには、住宅の周辺環境をよく調べ、将来を見据えて住みやすい場所なのか検討することが重要でしょう。


関連記事:建売住宅のメリットは?注文住宅・分譲住宅との違いや選び方のポイントを解説


大手ハウスメーカーで建売住宅を購入。魅力やメリットは?


大手ハウスメーカーは、新築一戸建ての注文住宅を建てるイメージがあるかもしれませんが、建売住宅(分譲住宅)も手掛けています。大手ハウスメーカーの建売住宅にはどのような魅力があるのかご紹介します。


大手ハウスメーカーのノウハウが詰まったハイクオリティの住まい

大手ハウスメーカーが建築する建売住宅の魅力は、これまでの実績と経験を活かした商品テクノロジーと設計ノウハウを活かした家づくりにあります。近年では、顧客ニーズの多様化に対応するため、バリエーション豊かなコンセプト住宅が提供されています。


住宅寿命を伸ばすアフターサービスや保証が充実!

大手ハウスメーカーの建売住宅は、長く安心して暮らせるようアフターサービスが充実しているケースが多いでしょう。住宅は、定期的なメンテナンスやリフォームを行うことによって寿命を伸ばせると言われています。大手ハウスメーカーのしっかりとしたアフターフォローがあれば、安心できる暮らしを維持しやすいでしょう。


家づくりのプロとしての知識が豊富

大手ハウスメーカーでの建売住宅の購入は、家づくりの様々な相談ができる点もメリットです。営業担当者に相談すれば、これまでの経験を活かした家づくりのアドバイスをしてくれるでしょう。お金に関する知識も豊富で、住宅ローンの申込みから審査、契約までの流れについても安心して相談できるため、初めての家づくりを不安なく進められます。


関連記事:大手ハウスメーカーの特徴を一覧で比較!工務店との違いやおすすめポイント


建売住宅の意味やメリット・デメリットを知って家選びをしよう


今回は、建売住宅の意味や、注文住宅と比較したメリット・デメリットなどをご紹介しました。建売住宅は、購入価格が比較的安いほか、暮らしをイメージしやすいといったメリットがあります。一方で、土地と建物がセットになって販売されているため、立地が選べないほか、注文住宅に比べて間取りの自由度は低くなるでしょう。


大手ハウスメーカーも建売住宅(分譲住宅)を手掛けており、安心・安全の住まいを提供してくれるほか、住宅ローンに関しても親身に相談に乗ってくれます。建売住宅の選び方に悩む場合は、資料請求などをして色々比較してみてはいかがでしょうか。安心して暮らせる建売住宅を契約できるとよいですね。


関連記事:ハウスメーカーの建売住宅を購入するメリット・デメリットは?注文住宅との比較も

関連記事:建売住宅の寿命は?30年以上住むために知っておきたい建売の選び方

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