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家づくりの流れと注意点。失敗しないためのアイデアやポイントを紹介

家選びネット公式 (ie-erabi.net) 2021-07-15
基礎知識

近年、家づくりブログやアプリ、本などマイホーム購入時に参考となるものが数多くあります。しかし、家づくりの流れの中で本当に大切なことが何なのか、明確でない方もいるかもしれません。

今回は、失敗のないマイホーム購入のために、重視したいポイントや注意点などをご紹介します。


家づくりの流れで気になること


家づくりは、初めての経験だという方がほとんどではないでしょうか。マイホームに対する夢や希望が膨らむ一方で「一体何から始めれば良い?」「資金準備はどのように進めるとよいか気になる」など、分からないことも多いかもしれません。


マイホーム購入で後悔しないためには、家づくりの流れを知り、十分事前準備をしておくことが大切です。ここからは住まいづくりの流れとともに、失敗しないためのポイントやアイデア、注意点などを見ていきましょう。


マイホームを持ちたい理由を考えよう


家づくりの最初のステップとして、マイホームを購入したい理由を家族で話し合いましょう。家づくりをスタートすると、さまざまな選択肢の中から判断や選択をしなければならない場面が数多くあります。そんなとき、マイホーム購入の目的を明確にしておくことで、後悔のない判断や選択ができるでしょう。


ここでは、多くの方から聞かれるマイホーム購入理由をいくつかご紹介します。


<マイホーム購入理由1>子どもや家庭のため

結婚や子どもの出産がきっかけでマイホームを購入したという方は比較的多いようです。「環境の良い場所で子育てしたい」「家が手狭になったため」「子どもたちの進学にあわせ、通学に便利な立地にマイホームを購入した」など、さまざまな声が聞かれます。


<マイホーム購入理由2>住宅ローンの返済を考えて

マイホームを購入する場合、住宅ローンを借りる方がほとんどです。住宅ローンの返済期間は、30年または35年と長期に渡るため、完済時の年齢を考慮してマイホーム購入のタイミングを決める方もいます。賃貸住宅に住んでいる場合、家賃の支払いと住宅ローンの返済がそれほど変わらないと判断し、住宅購入に踏み切る方も多いようです。


<マイホーム購入理由3>老後の安心のために資産を持ちたい

住宅という資産があれば老後に安心して暮らせると考え、マイホームを購入する方もいます。マイホームの場合、ローンの支払いが終われば、土地や建物は自分の資産となります。しかし、賃貸住宅の場合は、家賃を払い続けても資産とすることはできません。


【戸建て?マンション?】住居スタイルを検討する


住居として「戸建て」と「マンション」のどちらを購入するか、検討しましょう。ここでは、「戸建て」と「マンション」それぞれのメリット・デメリットを解説します。


戸建て住宅のメリット・デメリット

戸建て住宅は、住まいの広さがメリットの一つです。間取りや部屋数の選択肢が多く、家族構成やライフスタイルに合わせた住まいを選ぶことができるでしょう。マンションと違い、騒音や振動で隣家や上下階に気を遣うことなく生活できるのも、子育て世帯にとっては嬉しいメリットです。


一方、戸建て住宅は駅から離れた郊外に立地していることが多く、通勤や通学時に電車を利用する方にとってデメリットとなるかもしれません。築年数が経過すると、修繕費としてまとまったお金が必要となることも覚えておきたいですね。


分譲マンションのメリット・デメリット

分譲マンションのメリットは、オートロックや防犯カメラの設置、管理人が常駐していることなどセキュリティ面の充実が挙げられます。駅から徒歩圏内が多いなど、立地条件の良さもマンションならではの魅力と言えるでしょう。


ただし、部屋の広さは、一戸建てに比べると狭いケースが多くなります。2~3LDK、70㎡程度の部屋が一般的で、間取りの自由度も低くなります。維持費として、管理費や修繕積立金、駐車場などのランニングコストが必要となることも家選びの判断材料として頭に入れておきたいですね。


理想の間取りや部屋数は?具体的にイメージする


居住スタイルが決まったら、具体的にどのような家が良いのか、マイホームに対する要望を整理しましょう。このとき、家づくりノートを作っておくと、家族や施工会社と情報共有しやすく、家づくりを進めやすいでしょう。具体的にイメージできない場合には、イベントへの参加や、本、アプリの活用なども検討してみてください。


家づくりセミナーや勉強会に参加する

工務店やハウスメーカーなどでは、さまざまなタイミングで家づくりセミナーや勉強会を開催しています。多くの場合、家づくり初心者を対象としているため、さまざまな知識やアイデアを得られる場となるでしょう。


家づくりブログや本、アプリを活用する

インターネット上にある家づくりブログを参考にしたり、住まいに関する本を読んだりするのも良いでしょう。最近では、スマホなどでダウンロードできるアプリを活用することもできます。


アプリはインテリア実例を収集できるものや、ゲーム感覚で内装や外装をシミュレーションできるものなど色々あるので、自分に合ったものを探してみてはいかがでしょうか。


家づくり予算を考える


家づくりにいくらお金をかけられるのか、予算を考えましょう。ここでは、具体的な予算の考え方と住宅ローンを検討するときの注意点を解説します。


家づくりに使えるお金を計算しよう

家づくり予算は、自己資金から捻出する「頭金」と「住宅ローン」で賄うのが一般的です。頭金は、親からの援助や貯金などから用意するケースが多いでしょう。頭金を用意するときの注意点は、生活予備費を手元に残しておくことです。


生活予備費とは、何かしらの理由で収入が途絶えたときに、生活していくためのお金のことを言います。一般的な会社員の場合、3~4ヶ月分の生活費があれば安心だと言われてますが、残しておくべきお金は人それぞれです。日頃から家計管理をしている方は、過去の家計簿を見直して計算してみるとよいでしょう。


関連記事:マイホームの予算はいくら?予算オーバーを解消するポイントを紹介


適切な住宅ローンを検討しよう

住宅購入資金から頭金を除いた残りの費用は、住宅ローンで賄うことになります。住宅ローンと一口に言っても、借り方は千差万別です。住宅ローンの返済額は年収の25%以内だと安心と言われていますが、あくまでも目安として考えましょう。同じ年収であったとしても、年齢や家族構成、ライフステージや資産の有無など、個々で条件が異なるためです。


金融機関によっても、借入条件や利息が異なるため早めに情報収集を始め、適切な住宅ローンを選びたいですね。


関連記事:【住宅ローンまとめ】種類や選び方、審査基準など購入前に知っておきたいこと

関連記事:住宅ローン返済額の目安は?返済計画のポイントやシミュレーションについて


住宅会社を検討する


住宅建築を依頼する施工会社は、ハウスメーカーや工務店、設計事務所などから選ぶことになります。それぞれ、家づくりに特徴があるので、理想的な家づくりが可能な住宅会社を選びましょう。


ハウスメーカー:設計からアフターサービスまで任せられ、保証が充実

ハウスメーカーは、保証面やアフターサービスが充実しているところが多いでしょう。大手ハウスメーカーなら経験と知識豊富な営業担当者も多く、安心して家づくりを任せることができます。地域ごとに住宅展示場があり、どのような家を建てられるのか、イメージしやすいことも魅力です。


ただし、ハウスメーカーと一口に言ってもそれぞれ特徴が異なり、採用できる設備や得意な工法などはさまざま。資料請求や住宅展示場を訪れるなどして、色々比較してみるとよいでしょう。


関連記事:大手ハウスメーカーの特徴を一覧で比較!検討初期に知りたい基本情報まとめ


工務店:地域密着型でコストが割安

工務店は、地域に根付いたサービスが魅力の住宅会社です。昔ながらの木造軸組工法をメインとする会社が多く、ハウスメーカーに比べると建築コストを抑えられる傾向にあります。


施工技量は工務店によってさまざまですが、きめ細やかな仕様や設計が可能なところも多く、実際に相談に訪れてみると、さまざまな事例を知ることができるでしょう。


設計事務所:デザイン重視の個性的な家づくりが可能

デザイン重視のマイホームを建てたい方は、設計事務所を検討してみるのもおすすめです。建築家が、好みやライフスタイルに合わせた個性的なデザイン住宅を設計してくれるでしょう。相場として、工事費の10~15%が設計費としてかかるため、資金計画を立てる際に配慮しておきたいですね。


家づくりに失敗しないためのポイント


家づくりで失敗しないためには、どのようなことを意識しておくとよいのでしょう。ここでは、家づくりで知っておきたいポイントを3つ解説します。


ポイント1:シミュレーションをして設計者とイメージを共有する

家づくりの具体的なイメージが出来上がったら、シミュレーションなどを通して設計者とイメージ共有をしましょう。設計者と積極的にコミュニケーションを取ることで、プロならではの視点でアイデアやアドバイスを提供してくれることもあり、より理想的な家づくりに近づけるでしょう。


ポイント2:疑問点や不安点はしっかり解消する

間取りやプランニングを検討する際に、疑問点や不安点を曖昧にしたまま家づくりを進めてしまうと、完成後に後悔することも考えられます。分からないことがあれば、納得できるまで担当者に話を聞くことも大切です。


ポイント3:家づくりにかかるスケジュールを確認しておく

注文住宅の場合、初めての資料請求から新居の引き渡しまでは平均12ヶ月程度かかります。一方で、すでに建築済みの建売住宅であれば、契約後すぐに入居することができるでしょう。

注文住宅や建売住宅、マンションなど購入する住まいによって、家づくりにかかる期間はさまざまです。早めに入居時期を定め、余裕をもって家づくりのスケジュールを立てられるとよいですね。


関連記事:注文住宅を購入!流れや期間のポイントを解説


家づくりの流れを知って、後悔のないマイホームを手に入れよう


失敗のないマイホーム購入のためには、家づくりの流れやポイントを知っておくことが大切です。最近では、家づくり勉強会やセミナーのほか、ブログやアプリ、本など参考にできるものが沢山あるので活用してみるのもよいでしょう。マイホームを持ちたい理由を明確にするなど、大切なポイントを意識して、後悔のない住まいづくりができるとよいですね。

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