【40歳の住宅選び】家を買うか賃貸か、最適なのはどっち?選ぶときのポイント
人生の節目となる40歳。キャリアも安定し、家族構成の変化も落ち着いてくるこの時期に、「そろそろ家を買うべきか」「賃貸のままが賢いのか」住まい選びに悩む方も多いのではないでしょうか。この記事では、40歳からの住まい選びで後悔しないために、持ち家と賃貸住宅それぞれのメリット・デメリット、選ぶときのポイントをご紹介します。
40歳が住まい選びで悩む理由
40代は、多くの方にとって人生の大きな転換期です。子どもの進学・独立や親の介護、自身の健康状態の変化、定年後の人生設計など、考えるべきことが数多くあります。
住まいに関する悩みもその一つで、「住宅ローンの返済期間を考えると、家を買うなら今がギリギリなのではないか」「賃貸で家賃を払い続けるのはもったいないのではないか」と悩む気持ちも当然あるでしょう。
国土交通省の「令和6年度 住宅市場動向調査報告書」によると、初めて住宅を取得する「一次取得者」の世帯主の平均年齢は、30代後半~40代前半となっています。注文住宅に絞って見ると、30代が47.1%と最も多く、次いで40代が18.7%です。
このことから、20代~30代前半の頃には深く考えなかった住まいの問題も、40歳前後になると具体的な決断を迫られるため、悩みが深くなる時期といえるでしょう。
40歳で家を買うメリット
まずは、40歳で家を買う場合のメリットを見ていきましょう。
頭金で返済額を抑えられる
40歳前後には、多くの方が家族構成もほぼ固まり、ライフプランの不確定要素が減ってきます。また、仕事や家計の事情にもよるものの、20代・30代と比べて収入が増え、貯蓄できる年月も長くなることから、頭金をしっかり準備できるのが大きなメリットといえるでしょう。
のちほど詳しく説明しますが、家を買う際の頭金は、建築費用総額の10%程度が一般的とされています。頭金をしっかり準備できていれば、住宅ローンの借入期間を短くしたり、毎月の返済額を減らしたりすることが可能です。結果として、総返済額を大幅に抑え、将来の経済的な負担を減らすことができるでしょう。
老後の住まいを確保できる
住宅は、購入することで自身の資産となります。さらに住宅ローンを完済すれば、その後の住居費は固定資産税や維持費のみとなり、生活にかかるお金を大幅に抑えられます。これは、年金生活となる老後の大きな安心材料です。住む場所を心配する必要がなくなるため、経済的にも精神的にもゆとりが生まれるでしょう。
また、持ち家を賃貸に出して収入を得たり、売却して利益を得たりするなど、さまざまな使い方ができるのもメリットの一つです。
好みの空間を確保できる
持ち家であれば、間取りの変更や室内外のリフォーム、リノベーションなど、自分好みの空間を自由に作り上げることができます。趣味の部屋を作ったり、家族の成長に合わせて部屋数を増やしたりと、ライフスタイルに合わせた理想の住まいを実現しやすいのは持ち家ならではの大きな魅力です。
さらに、ペットを飼っている方にとっては、室内や庭先に専用スペースを確保しやすく、ペットが安心して過ごせる環境を整えることができます。
40歳で家を買うデメリット
次に、40歳で家を買うデメリットをご紹介します。
多額の初期費用がかかる
住宅購入には、物件価格だけでなく、さまざまな初期費用が発生します。具体的には、住宅ローンの頭金、不動産取得税や印紙税などの税金、地盤調査費・改良工事費、水道やガスの引き込み工事費用などがかかります。
新築の注文住宅購入時にかかる諸費用の相場は、一般的に土地・建物費用総額の10〜12%前後が目安です。物件費用が約5,000万円であれば、初期費用は約500~600万円という計算になります。まとまった資金が必要になることを念頭に置いておきましょう。
維持費や修繕費がかかる
家を購入すると、住宅ローン返済以外にも、固定資産税や都市計画税が毎年発生します。一戸建てであれば外壁や屋根の修繕費用といった、定期的なメンテナンス費用も考慮する必要があります。
また、地震や火災などで建物が損傷した場合の修理費用がかかります。災害への備えとして火災保険や地震保険への加入も検討が必要になるため、保険料の負担が増えます。これらの維持費や修繕費は、長期的に見ると大きな金額となることを理解しておきましょう。
40歳で賃貸を選ぶメリット
40歳で賃貸を選ぶメリットは、以下の通りです。
住み替えがしやすい
賃貸の最大のメリットは、ライフスタイルの変化に合わせて柔軟に住み替えができる点です。転勤や子どもの独立、親との同居など、将来的に起こりうる変化に合わせて、住む場所を気軽に変えられる自由度は大きな魅力となります。
定年を迎えて家計の状況が変わったとしても、賃料の安い物件へ住み替えることで住居費を抑えられるでしょう。
家賃以外の費用負担が少ない
賃貸では、持ち家のように固定資産税や保険料を支払う必要がありません。管理費や修繕積立金、固定資産税などの維持費用は家賃に含まれているか、管理人(大家さん)が負担することがほとんどです。突発的な修繕費なども基本的に管理人が支払うこととなるため、家賃以外の住居費の負担が少なく、家計管理がしやすいでしょう。
資産価値の低下を気にする必要がない
賃貸物件はあくまで借り物であり、自分の物ではないため、建物の資産価値の変動リスクを気にする必要がありません。築年数の経過により将来的に資産価値が下落しても、直接的な損失を被ることはないのがメリットの一つです。
40歳で賃貸を選ぶデメリット
反対に、40歳で賃貸を選ぶ注意点として以下のようなことが挙げられます。
家賃の支出が生涯続く
賃貸の場合、住み続ける限り家賃の支払いが発生します。これが、住宅ローンを完済すれば住居費が大幅に軽減される持ち家と対照的になるポイントです。年金生活になった際、毎月の家賃が大きな負担となる可能性も考えられます。特に、定年退職後の収入が減少した際には、家賃が大きな負担となる可能性があります。
高齢になると部屋を借りにくくなる
高齢者となると、保証人の確保や収入減、持病などの理由から家賃滞納のリスクが高いとみなされ、賃貸契約を結びにくくなるケースがあります。老後は、引っ越したくても住まい探しで苦労する可能性があることも考慮しておきましょう。
40歳で家を買うか賃貸か選ぶときのポイント
40歳で家を買うか賃貸を選ぶか迷ったときは、以下のポイントを参考に選ぶとよいでしょう。
住宅ローンの返済計画を考える
40歳という年齢を考えると、住宅ローンを組む場合に返済期間が短くなる可能性があります。多くの金融機関では、完済時の年齢を80歳未満とするため、40歳で35年ローンを組んだ場合、完済時の年齢は75歳になります。
定年退職後もローン返済が続く可能性があるため、無理のない返済計画の十分な検討が必要です。住宅ローン返済に加え、老後資金やその他の生活費も考慮し、退職後の収入でローンを返済していけるかをしっかりとシミュレーションしておきましょう。
自身のライフスタイルから選ぶ
今後の転勤の可能性、家族構成の変化、趣味や子育てにかけたい時間など、将来のライフスタイルと自身の価値観を深く考えることが大切です。
住まいへのこだわりが強い方や自由に家づくりを楽しみたい方は持ち家、身軽さを重視し、柔軟に住み替えたい方は賃貸というように、何を優先するかによって選択肢は変わってきます。定年後の暮らしもイメージしながら、自分にはどちらが合っているかよく考えて選びましょう。
老後に住みやすい物件にする
40歳の家選びでは、老後の生活を見据えた物件選びが重要です。年齢を重ねるにつれ、ケガや病気で体を動かしにくくなることも考えられます。
長く住むことを考えると、階段の上り下りが少ないバリアフリー設計、駅・バス停から近い立地、病院やスーパーへのアクセスが良いなど、将来を見据えた視点で物件を検討することが大切です。
ご相談は物件情報を多数持つ大手ハウスメーカーへ
40歳からの住まい選びは、人生における大きな決断です。家を買うか、賃貸にするか、どちらが最適かは個人の状況によって大きく異なります。多岐にわたる選択肢の中から、最適な物件を見つけるためには、豊富な物件情報と専門知識を持つ大手ハウスメーカーへの相談がおすすめです。
特に注文住宅の施工実績が多い大手ハウスメーカーであれば、一人ひとりの希望やライフプランを丁寧にヒアリングし、プロの視点から最適な提案をしてくれるでしょう。まずは気軽に相談してみることで、住まい探しの第一歩を踏み出せるはずです。
40歳で家を買うか賃貸か迷ったら、それぞれの特徴を比較して選ぼう
40歳からの住宅選びは、何を大切にしたいかによって大きく異なります。将来への資産形成や老後の安心、自分だけの自由な空間を求めるなら、持ち家は非常に魅力的な選択肢となるでしょう。一方、身軽さや初期費用の低さ、維持費の負担の少なさを重視するなら賃貸も賢い選択です。
大切なのは、焦らずに持ち家と賃貸それぞれの特徴を比較検討し、自身のライフプランや価値観に合った選択をすることです。後悔のない決断をするために、じっくりと時間をかけて考えてみましょう。