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分譲地は2区画購入できる!メリット・デメリットや購入時の注意点

家選びネット公式 (ie-erabi.net) 2022-12-26
選び方

分譲地の区画は2区画まとめて購入できることをご存知でしょうか。2区画購入することで、間取りにゆとりを持ちたい方のほか、二世帯住宅を考えている方は理想の広さの住宅を手に入れることができるでしょう。今回は、分譲地を2区画購入するメリット・デメリットや購入前に知っておきたい注意点についてご紹介します。


分譲地の「区画」とは


分譲地の「区画」とは、その土地を利用するために区切られた単位のことで、その分割された1つ1つを「1区画」と呼びます。区画の大きさに決まりはなく土地の広さはそれぞれのため、分譲地を選んで住宅を建てる際は、その区画が希望している広さの土地であるかを確認することが重要です。


分譲地の区画は、地価や地形から売りやすい広さに線引きされたものと言えます。そのため、道路を挟んだ区画や隣り合った区画をまとめて購入することは可能です。2区画購入を希望する場合には、販売する不動産会社やハウスメーカーにまずは相談してみるところから始めてみましょう。


分譲地を2区画まとめて購入するメリット


分譲地を2区画購入するメリットはどのような点でしょうか。まずは、具体的なメリットを紹介します。


二世帯住宅でも余裕のある間取りを実現

二世帯住宅を建てたいけれど、希望する広さの土地が見つからないという方もいるのではないでしょうか。2区画まとめて購入すれば、広い土地を手に入れることができます。間取りや部屋の広さに余裕ができ、暮らしやすい二世帯住宅が建てられるのではないでしょうか。


庭や駐車場スペースを十分確保できる

首都圏の市街地では、限られた土地を小さな区画に区切っている場合があるため、1区画だけでは理想の住まいを建てにくいこともあるでしょう。2区画をまとめて購入することで、十分な広さの庭や駐車場スペースを確保できるのもメリットと言えそうです。広々とした庭のほか、隣の住宅との間に余裕ができるのも嬉しいポイントです。


分譲地を2区画まとめて購入するデメリット


2区画購入したいと考えている方のなかには、デメリットについて知りたい方もいるでしょう。購入前に確認しておきたいデメリットを紹介します。


土地の形状によっては造成費がかかる

高低差のある隣り合った分譲地の土地を2区画購入する場合は、高さを調整するための造成費がかかります。平地にそのまま住宅を建てるよりも、コストが高くつくことが考えられるでしょう。気になる区画がある場合には、販売元のハウスメーカーに「造成費用がかかるか」や「かかる場合にはいくらになるのか」を確認するのがおすすめします。


税金が増える

土地や建物には固定資産税がかかり、所有者は必ず毎年負担しなければなりません。土地や建物にかかる固定資産税は、それらの面積が広いほど固定資産税額が上がることを覚えておきたいところです。


「住宅用地」を住宅の敷地として利用している場合、200平米以下の小規模住宅用地は6分の1200平米を超える一般住宅用地については3分の1の割合で課税標準額が軽減されて計算されますが、2区画購入する場合は住宅が大きくなる分、税額が増えると予想されるでしょう。


関連記事:一戸建てにかかる固定資産税の計算方法や支払い時期。マンションと税額の違いはある?

参考:総務省ホームページ「固定資産税の概要」


維持費も念頭に入れておく必要がある

住宅を建てれば、いずれは修理やリフォーム費用が発生します。2区画分購入して住宅が大きくなれば、その分だけ維持費もかかることを念頭に置いておきましょう。


また、将来子どもたちに土地のみを残したいと考え更地にした場合であっても、土地に対する相続税が発生します。一方で、優遇特例が設けられているため納税額を抑えることは可能です。ハウスメーカーの営業担当者など、家を維持していくための費用に詳しい専門家に相談して、税金対策を考えていけるとよいでしょう。


2区画まとめて購入し大きな住宅を建てたいと考える場合には、長期的に発生する土地の税金や維持費についても考慮し、家族と相談しながら1区画ではなく2区画の購入でよいのか見極めていくことが大切です。


希望の土地を見つける方法


最後に、希望に合う土地を見つけるための方法を紹介します。


土地に求める条件を決める

土地を探す前に決めておくこととして、エリアと予算を検討した上で、土地に対する条件を考えていくことが大切です。広さや立地、駐車スペースの有無など、叶えたい条件を3つくらいに絞り優先順位を決めておきましょう。


不動産会社やハウスメーカーに相談する

土地に求める条件が定まったら、不動産会社やハウスメーカーに相談してみましょう。インターネットや情報誌で探す方法もありますが、インターネットの情報は最新のものでない場合や、そもそも2区画購入できるような情報が掲載されていない場合が多いです。その点、不動産会社などは土地の情報に精通しているため、希望のエリアや土地の広さを伝えることで、要望に沿った情報を提供してくれる可能性が高いでしょう。


なお、探している際に、施工会社に決まりがある「建築条件付き土地」を紹介されるケースもあります。建築条件付き土地の場合、売主であるハウスメーカーや工務店の建築プラン例などをよく確認し、施工を依頼するか検討しましょう。もし、他の会社で建築を依頼したいとなった場合には、条件を外さなければならず、別途費用が発生するため注意が必要です。


関連記事:建築条件付き土地とは?条件の外し方や値引き交渉について疑問を解説

関連記事:マイホームの土地探し。探し方のポイントや期間、方法など


分譲地の2区画購入はメリット・デメリットを考えて検討を


分譲地を2区画まとめての購入は、二世帯住宅を希望している方や、広い間取りを確保したい方にはぴったりです。その反面、デメリットとして長期的な出費となる税金や維持費がそれなりにかかることを念頭に置いておくとよいでしょう。


分譲している土地について1番詳しいのは、販売元の不動産会社やハウスメーカーです。信頼のおける営業マンにその土地の特徴や2区画購入する際の注意点、メリット・デメリットを相談してから購入を検討してみてはいかがでしょうか。希望に合う2区画の土地が見つかるとよいですね。


関連記事:分譲地の区画の選び方。人気の土地や選ぶときに大切にすると良いこと

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