
大手ハウスメーカーで建てる平屋の特徴を比較!おすすめ商品や人気の間取り
大手ハウスメーカーの平屋には、それぞれ特徴があり「おしゃれな平屋」や「暮らしやすい間取りの平屋」など違いを比較して、自分たちにぴったりなハウスメーカーを探すことが大切になります。今回は、大手ハウスメーカーの平屋の特徴や、平屋に住むメリット・デメリット、価格相場などをご紹介します。ぜひ家づくりの参考にしてみてください。
積水ハウス(積水ハウス株式会社)
積水ハウスで建てる平屋の特徴
積水ハウスの平屋の注文住宅は「広く繋がる空間が心地いい。気持ちを優しく解き放つ、ワンフロアの暮らし」がコンセプト。平屋の商品として、鉄骨住宅の「HIRAYAの季(とき)」、木造住宅の「RIRAKU里楽」があります。
「HIRAYAの季(とき)」は、多彩なデザインと技術を用いた、平屋ならではの暮らしを存分に味わえる住まいです。「RIRAKU里楽」は、木の温もりに包まれて、自然を身近に感じながら心地よく暮らしたい方におすすめの平屋です。
積水ハウスの特徴
積水ハウスは、圧倒的な年間供給戸数を誇る業界最大手のハウスメーカーです。自由な設計とデザイン力が特長で、戸建住宅は邸別自由設計となっています。オリジナル構法や独自で研究開発した耐震技術など、実績を支える技術力も魅力のひとつ。専任スタッフによる定期点検などアフターサポートも充実しています。
ダイワハウス(大和ハウス工業株式会社)
ダイワハウスで建てる平屋の特徴
ダイワハウスの平屋は、鉄骨住宅と木造住宅から選択できます。鉄骨住宅なら、耐震性や耐久性に優れた「xevoΣ(ジーヴォシグマ)」を採用することで、天井を高くできるほか、大開口・大空間といった人気の間取りを取り入れることができます。
木造住宅の平屋は、「xevo GranWood(ジーヴォグランウッド)」を採用しています。古き良き日本の暮らしを受け継ぎながらも、ダイワハウスの技術によって進化した現代的な暮らしを実現します。
ダイワハウスの特徴
ダイワハウスは、総合住宅産業として多角的に住宅事業を展開している業界最大手のハウスメーカーです。ダイワハウスの家は「強い家をつくろう」がコンセプト。地震や経年に強い住まいづくりのほか、業界屈指の長期保証や家づくりの専門家によるチームワークのよさも魅力です。
よりレベルの高い設計士を育成する「ハウジングマイスター認定制度」を取り入れ、最適な住宅デザインを設計できるよう日々取り組んでいます。
住友林業(住友林業株式会社)
住友林業で建てる平屋の特徴
住友林業は「大地に護られ、緑に包まれる、贅沢な人生をはじめませんか。」をコンセプトに、平屋の家づくりを行っています。テラスリビングのある平屋「グランドライフ テラススタイル」や、ライフステージの変化にあわせて、耐震性を確保しながら理想の増改築を実現する平屋「グランドライフステージ」などの商品があります。
日本初の「木質梁勝ちラーメン構造」により、平屋の魅力を最大限生かす大空間をつくりあげられるのも魅力です。
住友林業の特徴
住友林業は、植林事業をきっかけに創業されたハウスメーカーです。木材の性質についての知識が豊富で、木の家づくりに精通しています。注文住宅を建てる際には、理想の住まいを実現するために、専属のプロジェクトチームを結成。予算にあわせた、自由設計の家づくりができます。
セキスイハイム(積水化学工業住宅カンパニー)
セキスイハイムで建てる平屋の特徴
セキスイハイムでは、伸びやかに安らかに自然を感じる平屋の住まいを提案しています。楽しみながらラクに過ごす平屋「楽の家」、子どもを豊かに育てる「そだての家」、平屋の心地よさに新しい生活様式をプラスした「ステイ&ワークモデル」など、合計6タイプの平屋を用意し、ライフスタイルにあった暮らしを設計します。
また、新しい平屋の形として「1.5階建ての家」があります。ゆったり寛げるルーフバルコニーや、収納などに使用できる小屋裏空間をつくるなど、より快適な平屋づくりを目指しています。
セキスイハイムの特徴
セキスイハイムは、積水化学グループの住宅ブランドです。「一歩先にある未来の住まいづくり」をテーマとし、変わりゆく時代と暮らしを見据えた提案や、地球環境にやさしく、60年以上安心して快適に住み続けることのできる家づくりを目指しています。
販売から生産、施工、アフターサービスまでお客さまのエリアで一括サポートをするのもセキスイハイムの特徴です。
トヨタホーム(トヨタホーム株式会社)
トヨタホームで建てる平屋の特徴
トヨタホームは「本当に大切なものを選び抜いた理想の平屋」を謡った「シンセ・ピアーナ」を提供しています。歳月を重ねるほどに味わいを深めていく床材をはじめ、ドアやタイルなども上質なアイテムを用意しており、上質な空間を味わえる平屋づくりができます。
またトヨタホームでは、オリジナルの全館空調「スマート・エアーズ」が採用でき、大空間や吹抜け、ロフトなどを作っても全ての部屋を均一に空調します。そのため、どこにいても快適な温度をキープでき、一年中心地よく過ごせるでしょう。
トヨタホームの特徴
トヨタホームは自動車メーカートヨタのグループ会社です。「建てるときの安心。建てたあとも安心。トヨタグループの総合力で支え続ける安心。」という3つの安心を提供しています。ブランドビジョンを実現するために60年という長期保証があるのも、トヨタホームの特徴です。平屋建てのほかに、2階建てや3階建ての商品ラインナップも豊富です。
パナソニック ホームズ(パナソニックホームズ株式会社 ※旧パナホーム株式会社)
パナソニック ホームズで建てる平屋の特徴
パナソニックホームズで建てる平屋は「ウチとソトをつなぐ家」がテーマです。自然との一体感や、ワンフロアならではの暮らしやすさはもちろんのこと、床面の高さに変化をつけて異なる視野をもつデザイン。家族の気配を感じながら、趣味や仕事にも集中しやすい、それぞれにとって心地いい居場所を提案をします。
平屋の商品として、住まいづくりの各段階で環境への配慮を徹底した「カサート」シリーズのほか、住み手の思いをしっかり受け止め、トップクリエイターと専属チームが技術の粋を尽くしたデザインと品質で実現する「アーティム」などがあります。
パナソニック ホームズの特徴
パナソニックホームズはパナソニックグループの住宅会社です。先進の環境性能と積み重ねてきた技術力や優れた設計提案力で、安心・快適にくらせる住まいを提案します。家電メーカーならではの強みを活かした家づくりで、全館空調システムの家や省エネ技術で光熱費を抑えるZEHの家などにも注力しています。平屋から9階建ての家が建築可能です。
ヘーベルハウス(旭化成ホームズ株式会社)
ヘーベルハウスで建てる平屋の特徴
へーベルハウスの平屋は「暮らしを愉しむ、平屋の住まい」がコンセプト。それぞれの理想にぴったりの平屋をプランニングします。例えば、「自然と共に人生を深める」をテーマとして、自然を身近に感じられる間取りの事例があります。このほか、ライフスタイルに合わせ、3階建てと平屋を組み合わせた二世帯住宅の間取り事例もあるなど、提案力に魅力があります。
なお、へーベルハウスでは住宅展示場で平屋のモデルハウスを展開しています。来場するともらえるカタログには、19個のプランを掲載しています。
ヘーベルハウスの特徴
ヘーベルハウスは、コンクリート住宅を展開するハウスメーカーです。ヨーロッパの住宅で実績のあるALCコンクリート・へーベルに鉄骨、連続布基礎を組み合わせることで、60年以上の耐久性を実現しました。優れた断熱性能があるのも魅力です。長期保証や点検システムも充実しており、住まいの価値を守り続けます。
ミサワホーム(ミサワホーム株式会社)
ミサワホームで建てる平屋の特徴
ミサワホームでは、ライフスタイルにあわせた6タイプの平屋が建築できます。ボックス型のモダンなデザインが個性的な「HIRAYAKIDS」、本物の豊かさをご提案するブランドのノウハウを活かした「CENTURY Stylepro HIRAYA」、いつも親子が身近で、おおらかに暮らせる平屋「Granlink HIRAYA」、コンパクトなのに広びろと暮らせる「SMART STYLE「A」HIRAYA」そして、フラットで大きな空間が特徴の「HIRAYA U PLUS」と豊かなフロアデザインで新しいアメニティを提案する「CENTURY AreaONE」です。
限りのあるスペースや収納不足といった課題を解決する平屋づくりにも注力しています。
ミサワホームの特徴
ミサワホームは住まいについて「そこに住む家族を、その暮らしを、環境を、そして日本の心をも『育んでいく』ものである」と考え、より高品質で資産価値の高い住まいを実現できるよう、技術革新に挑んでいます。
部材一つ一つのデザインにこだわり、二世代、三世代先まで満足してもらえるような家づくりにも注力しています。
平屋の価格相場。二階建て住宅との違い
一般的な新築平屋の建築費用は条件によって大きく異なるものの、2LDKまたは3LDKの広さで1000〜2000万円程度と言われています。2階建て住宅と比べて安いとは限りません。
しかし、ローコスト住宅を提供する住宅会社や工務店のなかには、設計をシンプルにすることで販売価格を抑え、1000万円以下の本体価格で、コンパクトな平屋を建築しているところもあります。
大手ハウスメーカーでグレードの高い平屋だと、2000万円台後半以上の本体価格になります。平屋に求めるグレードによって、かかる費用は異なるため、予算とのバランスを考えながら検討してみてはいかがでしょう。
関連記事:新築平屋の費用相場や間取りの実例。失敗しないポイントは?
平屋のメリット・デメリット
平屋の魅力や注意しておくべき点を知っておきたいという方もいるのではないでしょうか。ここでは、平屋のメリットとデメリットをご紹介します。
平屋のメリット
平屋は階段がないため、生活しやすいのが最大のメリットです。生活動線やキッチン周りの家事動線もコンパクトにまとまりやすく、毎日快適に過ごせるでしょう。1階建てのため重量が軽く、耐震性が高いのも嬉しいポイント。最近では、コンセプトを持ったデザイン住宅も人気です。
大手ハウスメーカーであれば、これまでの経験と実績に基づいた最新技術により、標準設備であっても品質の高い平屋を建てられるでしょう。安心の長期保証といったアフターサポートが充実しているのも魅力です。
平屋のデメリット
平屋のデメリットは、二階建てと同程度の居住空間を確保しようとした場合、広い土地が必要となることです。延床面積のわりに基礎部分が大きいため、坪単価も高くなりがちです。また、建物に高さがない分、外部からの侵入されやすいという防犯面の心配と、外からのプライバシーに対して配慮が必要といったデメリットもあります。
大手ハウスメーカーで平屋を建てる場合、工務店等と比べると坪単価は平均的に高くなる傾向にあります。気になる建築会社の見積もりは十分比較するなど、納得して家づくりを進められるとよいですね。
関連記事:平屋のメリット・デメリット。税金面など二階建てとの違いを解説
理想的な平屋を建てるポイント
住み始めてから後悔しないように、平屋住宅を建設する前の段階で注意しておくべき点がいくつかあります。平屋を建設する際に押さえておきたいポイントを紹介します。
最初に予算立てをしっかり行う
平屋に限らず、家を建築する際は、土地代を含めた総合的にかかる費用を把握した上で、予算立てを行うことが重要です。家族の今後のライフプランを踏まえた上で、無理のない資金計画を検討しましょう。
関連記事:注文住宅の費用相場はいくら?内訳や予算シミュレーションのポイント
間取りや優先する設備を決めておく
予算がある程度決まったら、希望する間取りや設備を考えていきます。開放感のあるリビングや家事のしやすい回遊導線、取り入れたい設備など、現在の暮らしと比較しながら、どのような暮らしをしたいのか家族と相談しましょう。ハウスメーカーのホームページには、施工事例が掲載されているので、参考にしてみるとよりイメージしやすいかもしれません。
複数のハウスメーカーのプランを比較する
理想に近い平屋を実現するためには、自分たちの要望に沿った間取りプランや間取り例を提案してくれるハウスメーカーを見つけ、比較検討していくことが大切です。実際にモデルハウスに足を運ぶほか、カタログや実例集を取り寄せて、理想のデザインや設計プランを確認していきましょう。
大手ハウスメーカーが建築する平屋の違いを知って検討!
今回は大手ハウスメーカーの平屋について、特徴を一覧でご紹介しました。大手ハウスメーカーはそれぞれ独自の技術で、品質の高い家づくりをしています。平屋のメリットやデメリット、価格相場などを参考に違いを比較しながら、自分たちにとって理想の家づくりができるハウスメーカーを探してみてはいかがでしょうか。