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注文住宅での後悔事例19選!失敗のない家づくりのコツ

家選びネット公式 (ie-erabi.net) 2023-06-28
選び方

注文住宅で後悔や失敗はしたくないものです。しかし、ブログなどの失敗事例を見て、マイホームに不安を感じる方もいるかもしれません。満足のいく家づくりをするためには、何を意識して家づくりを進めるとよいのでしょう。今回は、注文住宅で後悔した方が多いポイント19選と家づくりのコツをご紹介します。


注文住宅で後悔のない家づくりをするために


注文住宅は建売住宅と異なり、間取りや仕様を自分で決めることのできるオーダーメイドの住宅です。注文住宅を建てる際には多数の選択肢があるがゆえに、さまざまな場面で判断に悩むのではないでしょうか。


注文住宅で後悔のない家づくりをするためには、家づくり経験者の失敗事例を知って同じような過ちをしないことも大切です。今回は、注文住宅での失敗例と、後悔しないための対策ポイントをご紹介します。


注文住宅の「お金」について後悔したこと


まずは、費用面の後悔事例をご紹介します。家は建てて終わりではありません。費用面での後悔は後々の生活にも影響を及ぼすため、これから見ていく事例を参考に失敗のないようにしましょう。


《後悔1》家づくりの予算がオーバー。本体価格以外の費用も把握しておくべきだった

家づくりを進めるなかで、「気づくと当初の予算をオーバーしてしまった」と後悔する声は多く聞かれます。予算を越えてしまう要因の一つに、家づくりにかかる費用をすべて把握していなかったことが挙げられます。


注文住宅にかかる費用は、土地代や建築費用だけではありません。本体工事以外の別途工事費や各種税金、引越し費用といった諸費用がかかることも頭に入れて予算を検討しましょう。打ち合わせ時には予算をはっきりとハウスメーカーや工務店に伝えることで、予算オーバーを防ぎやすくなります


【関連記事】注文住宅の費用相場はいくら?内訳や予算シミュレーションのポイント


《後悔2》住宅ローン返済が厳しい!無理のない総借入額を検討すべきだった

注文住宅のマイホームを手に入れたものの、毎月のローン返済に苦労している方もいるようです。住宅ローンの返済で後悔しないためには、毎月無理なく返済できる額をもとに借入額を検討するのがおすすめです。


例えば、賃貸住宅に住んでいる方は、家賃を目安に毎月返済額を検討してみるのもよいでしょう。教育費や老後資金などのライフイベントにも配慮し、将来返済に困ることのない金額に抑えるように心がけたいですね。


【関連記事】住宅ローン返済額の目安は?返済計画のポイントやシミュレーションについて


《後悔3》メンテナンス費用が負担に!予めメンテナンス費用まで考えて採用すればよかった

家を建てる際は建築費用やローン返済額ばかりに目がいき「住宅のメンテナンス費用まで考えていなかった」という方も多いです。屋根や外壁の塗装は10年ごと、トイレやお風呂などの水回りは20年経過すると交換が必要になります。費用は高額になるため、あらかじめライフプランに組み込んでおくことが必要です。

また、将来発生するメンテナンス頻度や費用を把握してから建材や住宅設備を選択しましょう。初期費用が高めだったとしても、メンテナンスコストを抑えられたり、手入れが簡単に済ませられたりするケースがあるからです。長期的にかかるランニングコストを視野に入れた建築プランを心がけたいですね。

注文住宅の「土地選び」について後悔したこと


土地は後悔しても、後で変更ができないため慎重に選ぶ方もいるでしょう。ここでは土地に関する後悔ポイントを紹介します。


《後悔4》駅や学校までが遠く、想像以上に不便だった

土地選びの際に、駅や学校までの距離に妥協し後悔している方もいるようです。土地を決める際には、実際に通勤・通学経路を歩いてみるなど、自分の目や足で確かめておくことが大切です。


また、病院やスーパーまでの距離など周辺環境も確かめておきたいポイントです。環境が整っていない土地だと、理想的な家が建ったとしても、生活スタイルの変化などによって暮らしにくいと感じてしまうでしょう。


《後悔5》土地のみ先に契約したため、理想の家を建てられなかった

マイホームのイメージを固める前に土地を購入したために、理想通りの家を建てることができなかった方もいます。「土地探し」と「建築会社選び」は並行して進めることが大切です。


土地にはそれぞれ建ぺい率や容積率など制限が付いており、建てられる家の条件が異なります。そのため、いざ条件のよい土地を見つけても、自分たちだけで希望通りの家を建てられるかの判断は難しいと言われています。


希望する施工会社に家に求める条件を事前に相談しておけば、よい条件の土地が見つかったときにすぐ確認してもらえるので、理想通りの家を実現しやすくなるでしょう。


【関連記事】マイホームの土地探し。探し方のポイントや期間、方法など


《後悔6》将来、売却を考慮していなかった

注文住宅を建てる際に、コストを最優先に土地を購入したために後悔するケースもあります。価格が相場よりも安い土地には理由があるため、将来売却を検討した場合に不利になることがあるのです土地を購入する際は、将来にわたって資産価値を担保できるのかもチェックしておきたいポイントでしょう


現在は、人口減少に伴う空き家増加が問題になっています。購入したときは売却の予定がなかったとしても、将来自分がいなくなった後はわかりません。残された家族が困ることがないように、資産価値が高い家づくりを考えておくことも大切でしょう。


注文住宅の「間取り」について後悔したこと


ここからは、実際の暮らしに関する後悔ポイントを紹介します。家を建てた後の間取りの変更は、大がかりなリフォームが必要となるため建築プランは慎重に検討することが大切です。


《後悔7》部屋数を増やせばよかった / 減らせばよかった

間取りの中で、部屋数について後悔する方は多いです。例えば「家族が増え、部屋が足りなくなった」「結局物置になっている部屋がある」などの失敗例があります。部屋数を検討するときは、どこの部屋を何に使うのかしっかりイメージしておくことが大切です。


子どもの人数が不確実な場合は、来客用の部屋を設けたり、大きな部屋を1つ確保したりするのもよいでしょう。大きな部屋があれば、状況に応じて壁を設けて2部屋に仕切り、書斎や収納に変更することも可能です。


《後悔8》収納スペースをもっと工夫してつくっておけばよかった

収納スペースに後悔を訴える方は多く、理由として「収納が足りない・多すぎた・使いづらい」といった声があります。一方で、収納スペースは多くつくっておけばよいというものではなく、スペースが広すぎると、居住空間が狭くなるほか、ついモノをため込んでしまうといったことも考えられます。


収納は、日々の暮らしをイメージしながら「場所」「収納の高さ・幅・奥行き」「将来的な変化」を意識した検討を心がけましょう。特に、子どもの成長に応じてどのようなモノが必要になるのか、イメージしておくことは大切です。可動棚にするなど柔軟に収納できる工夫をしておくと、収納するモノが変わった場合も対応しやすいでしょう。


《後悔9》中庭を作ったことで、リビングが狭くなってしまった

近年は「周囲を気にせずゆっくり過ごしたい」「BBQを楽しみたい」といった需要が高まっています。このようなトレンドから、住まいに開放感をもたらすほか、プライベートな空間を演出できる「中庭」を取り入れる方も増えました。


しかし、中庭をつくったことで、居住スペースが狭くなり後悔している方の声も聞かれます。中庭を取り入れると、どうしても間取りの制限や居住スペースが狭くなることが考えられます。建築費も、中庭のない家に比べて高くなるでしょう。中庭のデメリットをしっかり理解した上で検討するとよさそうです。


【関連記事】中庭のある平屋の間取り。おしゃれな中庭づくりのコツや後悔しないためのポイントを紹介


《後悔10》屋上をつくったが、結局使わなくなってしまった

庭を持つことが難しい首都圏で人気が高まっている屋上ですが、「使い方が明確に定まっておらず結局は使わなくなってしまった」「防水処理のメンテナンス費用が高い」などと後悔している方の声も聞かれます。


屋上は、庭園として楽しんだり、物干しスペースとして活用したりと楽しみ方はさまざまです。しかし、具体的な用途が決まっていないと使わなくなる可能性もあるため、あらかじめ活用方法を考えておくことが大切です。また、屋上づくりのノウハウや提案力を持つ建築会社に依頼するとよいでしょう。


【関連記事】屋上のある家で後悔しない!メリット・デメリットや間取りのポイントを解説


《後悔11》ライフスタイルへの配慮が不十分で、間取りが使いにくい

人気のある間取りだから取り入れたものの、いざ住み始めると「我が家には合っていなかった」「ストレスを感じる」といった声を訴える方もいます。生活スタイルは多様化しているため、使いやすい間取りは家庭ごとに異なります。間取りを決める際は、家族のライフスタイルや行動パターンを把握し、間取りづくりに反映しましょう。


例えば、家族の起床や入浴などの生活時間がほぼ同じ場合は、洗面所と脱衣所を分けておくと、混雑しやすい時間帯に便利です。他にも、洗濯物を室内干しにするなら干す場所の近くに衣類の収納場所を設けておくと時短になります。


施主へのヒアリングを重視してくれるハウスメーカーや工務店であれば、暮らしやすさを優先した間取りを実現してくれるでしょう。


注文住宅の「設備」についての後悔


注文住宅の設備や仕様について、十分に考慮していないと後悔することもあります。ここからは、設備や仕様に関する後悔事例をご紹介します。


《後悔12》窓の大きさや配置について工夫すればよかった

注文住宅の仕様において、窓の大きさや位置に失敗したという事例もあります。具体的には「窓の配置に失敗して日当たりがよくない」「窓があるために家具を上手く置けない」などの声が聞かれます。


このほか、窓は断熱性や気密性、さらには防犯性にも関わるパーツです。近年では、デザイン性だけでなく機能性の高い窓もあるので、どのような窓をどのような目的で採用するか十分検討するとよいでしょう。


《後悔13》コンセントの数や位置を考えておけばよかった

部屋の数や広さにばかり目が行き、コンセントの数や位置に後悔したという方も多いです。例えば「キッチンにコンセントが足りず、毎回抜き差ししなければならない」「玄関にコンセントをつくっておけばよかった」といった後悔の声があります。


コンセントの数は、将来のことも意識しながらどこで何の家電を使用するのか具体的にリストアップすると見通しがつきやすいです。また、コンセントの位置は、間取りを参考に家具の位置をイメージしながら床からの高さを決めるとよいでしょう。


《後悔14》オプション設備をもっと削ればよかった

理想的なマイホームにするためにオプションを追加したものの、「結局必要のないオプションだった」などと後悔する声もあります。オプションを追加して設備のグレードを上げれば、より快適な暮らしが実現するでしょう。


しかし、その分費用がかかることも忘れてはいけません。自分たちの生活スタイルを客観的に捉え、本当に必要かどうかしっかり見極められるとよいですね。


【関連記事】マイホームのおすすめオプションは?オプション費用で後悔しないハウスメーカー選びのポイント


《後悔15》家の暑さ・寒さ対策をしっかりしておくべきだった

「家のデザインにこだわるあまり、夏は暑く、冬は寒い家になってしまった」という失敗事例もあります。例えば、吹き抜けは開放感のある間取りであるがゆえに、空調が効きにくいと言えます。リビング階段も、空気が階段を通して逃げていくためエアコンが効きにくい間取りです。


冷暖房の効率が悪いと、光熱費といったランニングコストが割高になる傾向にあるため注意が必要です。開放的な間取りを取り入れる場合は、気密性や断熱性に配慮した対策を検討していきましょう。


注文住宅の「外構」について後悔したこと


注文住宅では、間取りや設備に意識が行き、どうしても後回しになりがちな外構。しかし、家の印象を大きく左右する部分のため、外構をおろそかにすると後悔してしまうこともあるでしょう。


《後悔16》駐車場が狭い。もう少し広いスペースをとればよかった

マイホームに駐車場をつくりたいと考える方も多いのではないでしょうか。駐車場をつくった方の中には、「駐車スペースが狭すぎて車が停めにくい」「来客時に停めるスペースも意識しておけばよかった」などの後悔の声が聞かれます。


駐車場に必要な広さは、何台停めるかや、車の車種によっても異なります。後々トラブルや後悔のないよう家の設計段階から、駐車場スペースを考慮したプランを検討できるとよいですね。


【関連記事】新築マイホームに必要な駐車場幅はどれくらい?トラブルを回避する設計ポイントを紹介


《後悔17》外壁は汚れが目立たない色やデザイン・素材を選べばよかった

注文住宅の外壁選びで後悔するケースもあります。外壁は、見た目だけでなく素材や色などにも注目しましょう。素材については、特性を理解して周辺の環境に合ったものを選ぶことが大切です。外壁によっては、汚れが目立ちやすいものやメンテナンスしにくいものもあるので注意しましょう。


初期費用が高めであっても、長持ちであることや手入れが簡単ということで結果的に節約になるケースがあります。将来かかるメンテナンスコストを視野に入れながら検討していくとよいでしょう。


家づくりを依頼する「ハウスメーカー」について後悔したこと


注文住宅の家づくりで一番重要と言えるのが、ハウスメーカーなどの施工業者選びです。ハウスメーカー選びに失敗したとならないように、後悔例を見ていきましょう。


《後悔18》ハウスメーカーの特徴を知って、依頼先を決めればよかった

家づくりを依頼する施工業者には、ハウスメーカーや工務店、設計事務所などがあります。さらにハウスメーカーひとつとっても、得意な工法が異なるなどそれぞれ特徴があります。「有名だから」「価格が抑えられるから」という理由だけで、施工会社を選ぶと、結果的に希望が叶えられず後悔につながるケースが考えられるでしょう。


後々後悔しないためには、ハウスメーカー選びは必ず複数社の比較・検討が重要です。業者ごとの得意不得意や価格を知り、自分が理想とする家づくりが可能な依頼先を見極めましょう。


【関連記事】大手ハウスメーカーの特徴を一覧で比較!検討初期に知りたい基本情報まとめ


《後悔19》妥協せず、納得がいくまで担当者とコミュニケーションをとればよかった

家づくりは、専門用語が多く難しいため、担当者にお任せという方がいるかもしれません。しかし、担当者と細かいところまで打ち合わせしていなかったために、住宅完成後に後悔する方が少なくありません。


家づくりは知らなくて後悔することが多いため、施主自身も知識を身につけることが大切です。その上で「分からないことは理解できるまで質問する」「気になることは曖昧にしない」など、担当者の方と丁寧なコミュニケーションを心がけることで納得のいく家づくりを実現するでしょう。


【関連記事】ハウスメーカー営業マンとは。トラブルにならない付き合い方


注文住宅を建てるときに後悔や失敗をしないための3つのポイント


最後に、注文住宅を建てるときに大切にしたい3つのポイントを紹介します。


<ポイント1>マイホームに求める優先順位を明確にしておく

決まった予算内で満足のいく家づくりをするためには、どのような住まいにしたいのか、優先順位を明確にしておくことが大切です。注文住宅は、理想を求めれば求めるほどお金がかかってしまいます。優先順位を決めておけば、妥協点も見つけやすいのではないでしょうか。


<ポイント2>将来のことも考えた設備や間取りにする

この先数十年と住み続けるマイホームを建てるなら、将来のことを考慮した設計にすることがポイントです。購入時点からライフステージがどのように変化するのか、子供が増えた場合や独立して家を離れる場合を想定して家づくりを検討できるとよいですね。


<ポイント3>間取りプランの打ち合わせに時間をかける

一生に一度の大きな買い物であるからこそ、暮らしの満足度を左右する間取りプランには、納得いくまで時間をかけることをおすすめします。間取りプランができた際は、自分の家事導線や生活導線に合っているか、理想の暮らしを叶えられるかしっかり確認しましょう。

また、キッチンやお風呂などの住宅設備や建材は予算だけで妥協すると後悔につながる可能性があります。どうしても取り入れたい設備がある場合は、床面積の再検討など他にコストカットできる部分はないか、予算の中で納得いくまで相談しましょう。

失敗事例を参考に後悔のない家づくりをしよう!


注文住宅で後悔しないためには、失敗事例を参考にすることも大切です。注文住宅は、間取りや設備などを自分で選ぶことができますが、その分迷うことや悩むことが多いでしょう。家づくりを進める前に、しっかり理想の住まいをシミュレーションして計画することが失敗を避けるために大切なポイントです。自分の理想をサポートしてくれるパートナーを選び、安心して末永く暮らせる注文住宅を建てられるとよいですね

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