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ハウスメーカーの選び方!理想のマイホームを建てるための8つのチェックポイント

家選びネット公式 (ie-erabi.net) 2025-09-18
選び方

家づくりを考え始めたけれど、ハウスメーカー選びで迷っていませんか?ハウスメーカーごとに特徴が異なるため、自分にぴったりのパートナーを見つけるのは難しいですよね。情報収集に疲れ、何が正しいのか分からなくなってしまうこともあるでしょう。


この記事では、ハウスメーカー選びで失敗しないための具体的なポイントに加え、工務店という選択肢、そして大手ハウスメーカーならではの魅力を解説します。一度立ち止まって、本当に大切なことは何かを見つめ直し、理想の家づくりを成功させる一歩としてぜひ参考にしてください。


失敗しないハウスメーカーの選び方



住宅購入は人生における大きな決断の一つです。だからこそ、後悔や失敗は避けたいですよね。夢の実現に向けた第一歩であるハウスメーカー選びは、以下のステップで進めましょう。


  1. 希望条件の整理
  2. 予算決め
  3. カタログや展示場で情報収集
  4. 見積もり比較
  5. 契約するハウスメーカーの決定


まずは情報収集から始め、比較検討を重ねることで、理想の住まいづくりに近づけます。ここからは、各ステップで重要なポイントを解説します。


1.希望条件の整理

ハウスメーカー選び成功の鍵は、理想の家をできる限り鮮明にイメージすることです。漠然としたイメージではなく、間取り、デザイン、機能性など、こだわりたい要素を書き出し整理しましょう。家族の日常を振り返ると、間取りのヒントが見つかります。


予算を踏まえ、希望条件に優先順位をつけることも重要です。理想のイメージやこだわりを具体的に整理することで、営業担当者へ希望を伝えやすく、契約後の打ち合わせもスムーズに進みます。


2.予算決め

希望条件と合わせて予算決めも重要なポイントです。家づくりでは、住宅の建築費用に加え、土地整備、外構工事、家具購入など、さまざまな費用が発生します。入居後も固定資産税がかかるため、生活全体を考慮した無理のない予算設定が大切です。


住宅予算は、自己資金と住宅ローン借入額の合計で算出します。

  • 自己資金:頭金や仲介手数料などの諸経費に充当
  • 住宅ローン借入額:金利を考慮し、無理なく返済できる月額から設定


国土交通省の「令和6年度住宅市場動向調査報告書」によると、注文住宅の購入資金は、土地込みの全国平均で6,188万円、土地なしで4,695万円といずれも上昇傾向です。詳細な予算の考え方については、以下の記事を参考にしてみてください。


参考:国土交通省 住宅局「令和6年度住宅市場動向調査報告書」

【関連記事】注文住宅で費用を賢く削る方法!予算オーバーの原因や対策も紹介


3.カタログや展示場で情報収集

予算と希望条件が決まったら、工法、構造、住宅性能などを確認できるカタログを各社ホームページから取り寄せましょう。カタログの間取りやデザインの事例は、希望の住まいを具体的にイメージするのに役立ちます。請求は10社程度に留め、「希望条件との適合性」「予算との兼ね合い」を基準に厳選するのがポイントです。


次に、担当者に直接話を聞ける住宅展示場やモデルハウスへ足を運び、カタログだけでは分からない実際の住空間を体験しましょう。図面では分かりにくい生活動線や家事動線をチェックするのがおすすめです。事前に質問リストを作成し、気になることを質問するのもよいですね。ただし、モデルハウスと実際の住宅では広さも設備のグレードも異なるため、展示場の印象だけで判断するのは避けなければいけません。


4.見積もり比較

情報収集を経て、候補となるハウスメーカーを2~3社に絞ったら、同じ設計プランで見積もりを依頼します。この際、他社へも見積もりを依頼中であることを伝えましょう。


見積もりは、費用内訳を隅々まで確認し、必須条件と追加オプションを精査します。「一式」表記の内訳確認も重要です。


5.契約するハウスメーカーの決定

最終的に依頼するハウスメーカーは、アフターサービス、保証制度、修繕費などを比較し決定します。契約前には、着工後の仕様変更(コンセント・窓の位置や大きさなど)や、手付金のキャンセル時の対応なども確認しましょう。


仕様変更には追加費用や工期延長のリスクがあるため、変更可能な範囲、工期、費用に納得した上で契約を進めることが大切です。


ハウスメーカーの比較ポイント



数多くのハウスメーカーの中から、自分たちの理想を叶えてくれる一社を選ぶのは至難の業です。ここでは、ハウスメーカー選びのための比較ポイントを5つご紹介します。


得意とする工法・構造

ハウスメーカーが採用する工法や構造は、ハウスメーカー選びの重要なポイントです。住宅の工法には、木造、鉄筋コンクリート造、鉄骨造の3種類があり、それぞれ異なる特性があります。


構造(工法名)特徴

木造(在来工法:木造軸組工法)

  • 木材の柱や梁を基本にした構造自由度の高い工法
  • 開口部を大きくとれて、リフォームもしやすい
  • 最も多く採用されている日本の伝統的な建築方法
木造(2×4工法:木造枠組壁工法)
  • 断面が2×4インチの木材をメインに使用し、壁や天井などの面全体で建物を支える構造
  • 地震に強く断熱性・気密性が高い
鉄骨造(軽量鉄骨造)
  • 厚さ6mm未満の鋼材を骨組みに使用する工法
  • 木材と違い現場で加工しないため、職人の技術に左右されない
鉄骨造(重量鉄骨造)
  • 厚さ6mm以上の鋼材を使用する工法
  • 住宅よりもマンションやビルで採用される
  • 鋼材の厚みの分だけ建物の重量が増えるため、土地によっては地盤補強が必要
鉄筋コンクリート造
  • コンクリートを鉄骨で補強してつくる、柱・梁・壁が一体化した工法
  • 耐火性・防音性・耐震性が高い
  • コンクリートが乾くのを待つ必要があるため、工期は長め


構造や工法は、建築コストと住み心地を左右する重要な要素です。メーカー独自の工法を採用しているところもあるため、希望条件に合う工法を調べてみてはいかがでしょうか。



施工会社や職人の質

家の品質は、施工者の技術に大きく左右されるため、工事請負契約前に実際に建築工事を行うハウスメーカー提携の大工や施工会社の質を確認することが大切です。大工さんの仕事ぶりを直接確認したい場合は、ハウスメーカーに相談し、以下の点をチェックしましょう。


  • 大工:安全対策、整理整頓、作業員の様子、質問への対応
  • 施工会社:ハウスメーカーの指定工事店制度の有無


また、施行会社については、専門的な技術と知識を持つ業者を一定の基準で認定する「指定工事店制度」の有無と、その選定基準・運用状況も合わせて確認できるとよいですね。


価格帯

気になるハウスメーカーが複数ある場合、価格も重要な比較ポイントとなります。各社に見積もり依頼をし、それぞれの違いをよく確認しましょう。その際、同じ条件で見積もりを依頼することで、価格の違いを明確に比較できます。

見積もりを依頼するときは、おおよその予算を伝えることになるので、事前に資金計画を立てておくことが大切です。



デザイン・設計

ハウスメーカーごとに、コンセプトや採用しているデザインは大きく異なります。まずは、家族でどのようなデザインの家にしたいか相談しておきましょう。

例えば、外観は純和風、北欧風、ヨーロピアンなど、さまざまなスタイルがあります。内観も、壁材や床材の素材や色によって雰囲気が大きく変わります。注文住宅は自由度が高い分、具体的なイメージがないと迷ってしまうことも。理想のデザインを明確にしておくことで、希望に合ったハウスメーカーを探しやすくなります。


住宅性能

住宅性能もハウスメーカー選びにおける重要な比較ポイントの一つです。地震の多い日本では、どのメーカーも高い耐震性を備えています。

一方で、断熱性と気密性は、快適な住み心地に大きく影響するためしっかりと確認しておきたい項目です。これらの性能が高い住宅は、夏は涼しく冬は暖かい快適な室内環境を実現するだけでなく、冷暖房費の節約にもつながります。各ハウスメーカーが提供する住宅性能の違いにも注目してみましょう。


対応エリア

ハウスメーカーは全国対応が多いですが、希望エリアに支店や営業所があるか公式サイトなどで確認しておきましょう。地域に根ざしたハウスメーカーなら、地域の特性や気候、補助金などの情報に詳しく、その土地に最適な家づくりを提案してもらえます。

ハウスメーカーの中には、無料のオンライン相談を提供しているところもあるので、上手く活用して効率的に希望エリアに対応するハウスメーカーを探しましょう。


担当者の対応

ハウスメーカー選びでは、営業担当者の人柄や相性も重要です。単に商品知識があるだけでなく、こちらの要望をしっかりと汲み取り、実現に向けて親身にサポートしてくれる、信頼できる担当者がいるハウスメーカーを選ぶのがポイントです。

営業担当者によっては、住宅ローンなどの金融知識や最新情報にも精通しており、資金計画についても頼りになる相談相手になってくれるはずです。



保証・アフターサービス

家は多くの場合、何十年も住み続けるものなので、引き渡し後のアフターサービスの充実度も重要な選択基準となります。法律で定められた10年間の保証に加え、各ハウスメーカーは独自の保証やアフターサービスを提供しています。

保証期間(最長60年など)や無料点検の回数などは、ハウスメーカーによってさまざまです。保証期間、無償となる範囲など、アフターサービスの内容をしっかりと比較検討しましょう。


理想の家を建てるならどこがいい?依頼先の種類と特徴



大手ハウスメーカー、地元工務店、設計事務所という3つの主な依頼先について、それぞれの特徴を解説します。工期の長さやトータルコスト、営業担当者との相性などを考えて、家づくりに対する考え方の合うパートナーを選びましょう。


大手ハウスメーカー

マイホームを建てる際、大手ハウスメーカーを検討される方も多いのではないでしょうか。大手ハウスメーカーは、メーカーごとにさまざまな特徴を持つ一方で、共通して以下のような強みがあります。


  • 経験豊富な担当者によるサポート
  • 高度な技術力と開発力
  • 充実したアフターサービスや保証
  • ブランド力と全国展開している安心感


工務店に比べると、やや設計の自由度は下がりますが、家づくりが初めての方にはリスクが少なくおすすめです。もし気になるメーカーがあれば、積極的に資料請求をしたり住宅展示場へ足を運んでみたりして、具体的なイメージを膨らませてみてはいかがでしょうか。信頼できるパートナーを見つけ、安心・安全のマイホームを実現しましょう。


【関連記事】大手ハウスメーカーの特徴を一覧で比較!工務店との違いやおすすめポイント


地元工務店

地域密着型の工務店も家づくりの選択肢の一つです。工務店は設計自由度が高く、地域密着型、フランチャイズ、中堅ビルダーなど、さまざまなタイプがあります。


ただし、現場で資材の加工から行うことが多いため、工期が長くなる傾向があります。また、工務店ごとに得意なデザインや工法が異なるため、事前に情報を集めて比較検討することが大切です。信頼できる工務店であれば、地域の気候や風土に合わせた親身な家づくりが期待できます。


【関連記事】ハウスメーカーと工務店、どっちがいい?7つの違いと後悔しない選び方


設計事務所

ハウスメーカーや工務店とは異なる選択肢として、設計事務所に依頼するという方法もあります。設計事務所は、建築の専門家である建築士が、依頼者の理想を形にするために、ゼロから設計を行うのが特徴です。


ただし、設計事務所に依頼する場合は、設計料や監理料が発生するため、建築費用が高くなる傾向があります。また、建築家の個性や得意分野が強く反映されるため、建築家との相性が重要です。理想の住まいを追求したい、デザインにこだわりたいという方にとって、設計事務所は魅力的な選択肢となるでしょう。


ハウスメーカーの選び方で迷ったら、8つのチェックポイントを参考に比較しよう



理想のマイホームを実現するためのハウスメーカーの選び方と後悔しないためのポイントをご紹介しました。ハウスメーカーは、それぞれ得意とする工法や使用する素材、デザインなどが異なります。マイホーム計画を成功させるためには、早い段階で希望条件や予算など、家づくりの条件を整理し、優先順位をつけることが大切です。この記事を参考に、後悔のないハウスメーカー選びができるとよいですね

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